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6月〜8月のゆうらん飛行の出ているライブ全部(※正確には全部じゃない)に行ってみた

全部に行くことが偉いだなんて、これっぽっちも思っていない。
様々な事情で「行きたくても行けない」人をたくさん知っている。私は運よく、社会人で、翔メンバーのライブに間に合う時間には仕事が終わる勤務形態で、家族の理解があっただけだ。
条件が一つでも揃っていなければ、私はこんなことは出来ていない。運が良かっただけだ。

何度でも書く。行くことは確かに愛情表現の一つだけれど、愛情表現の一つでしかない。

配信で見守っている人、YouTubeやインスタライブで見守っているいる人、それぞれの人がいて、それぞれの形でゆうらん飛行を応援している。

私は私なりの楽しみ方をするだけで、他者に強制はしないし、上下があるとも思わない。
しかし、だからこそ、私なりの愛情表現のことも否定はしないでほしい。

私は別にゆうらん飛行からしたら「お客さんの一人」でしかない。
画面の前のアナタとは、対等な立場だ。
私は「ゆうらん飛行のネタが好きな人みんな」と仲良くしたい。理想論かもしれないけれど。

6月から、ゆうらん飛行はよしもと漫才劇場の翔メンバーになった。
「嬉しかった」、なんて言葉では表せないくらいには「嬉しかった」し、今でも「嬉しい」。
翔チャレンジバトルでゆうらん飛行の名前が呼ばれた日のことは、きっと一生忘れることができない。

腰が抜けてしまい、同行していた友人に助けてもらって、なんとか漫才劇場を後にした。
別の友人と「このまま飲まずに帰れるか」という話でまとまり、難波周辺をウロウロして、祝杯を上げた。
もものお二人がゆうらん飛行の名前を呼んでくれた日の感動は、言葉に出来ない。
ゴリッゴリに新規のファンだけれど、どうしてだかゆうらん飛行に対して強い想い入れがある。どうしてかは分からない。

ゆうらん飛行にとっての初めての翔ライブは、たまたま配信のないライブだった。出囃子とともに出てくる彼らを観て、思わず涙が溢れた。
本人たちにもバレているし、インスタライブで指摘されているので、何度でも堂々と書く。痛いファンなのは周知の事実だろう。初めての翔ライブで、私は泣いた。

ゆうらん飛行のライブは翔だけでなく、森ノ宮の『#フラゲ』も行ったし、夏フェスも漫才劇場で観ることができたし、ZAZA HOUSEのライブも行けている。國玄さんが大喜利に挑戦する姿も観られたし、かの子さんが大抜擢された『ワチャラチャ忍忍』の公開収録も行くことができた。

前説も観た。タイトルに「正確には全部じゃない」という文言を入れたのはこの為だ。
森ノ宮の前説は2回、漫才劇場の前説は1回しか行けていない。なので「全部じゃない」。

流石に前説のために劇場に行くというより「こんな豪華な寄席ってだけで最高なのに、ゆうらん飛行が前説なんてお得!」という感覚で行った。
夏休み期間の土日の寄席はとても楽しく、「これが私の求めていたお笑いライブかもしれない!」とさえ思えた。
お客さんは観光客が多く、各芸人さんのネタ選びが「多くの人に笑ってもらえるネタ」となっていることがほとんどだった。『爆笑オンエアバトル』で育っている私にとって、こういう寄席はとても楽しい。
新ネタを下ろすライブや、特定のファンに向けたライブも楽しいけれど、定期的に「観光客向けの寄席」にも行こうと決めた。

バシバシにウケるトータルテンボスで未だに感極まる。
25期が大好きなので、「マンゲキの香盤がプラス・マイナスから銀シャリで終わるなんて!」と夢見心地だ。5upで肩身の狭い思いをしていた当時の私に教えてあげたい。

そんな楽しい土日の寄席に足を運ぶ機会をくれたゆうらん飛行には、感謝しかない。

「前説・中説がゆうらん飛行」というだけで楽しいし、前説デビューの日は楽しすぎて、当日券で1公演追加してしまった。
追加した公演で「今のスマイルの漫才」を観ることができて、グッときた。
スマイルは、「スマイル」のまま、「よしたかと瀬戸」のまま、円熟した漫才をしていて、とても嬉しかった。
実は私は、スマイルが昔から好きなのだ。未だに『ベストスマイル』のDVDを持っているくらいには。

ゆうらん飛行の翔ライブを(今のところ)すべて観られている。一番感動したことは、翔の全ステージで違うネタをしている点だ。

持ちネタが多いというのは財産だ。
YouTubeに(2年目にしてはたくさん)ネタ動画を載せているのに、まだまだネタがある。

全通している私も嬉しいし、ゆうらん飛行を目当てにしていないお客さんからしても、「あ、また違うネタが観られるんだ!」という状況は嬉しいのではないかな、と勝手に想いを馳せてしまう。

サービス精神のあるコンビだなあ、と思う。

いつまでも違うネタをかけられる筈がないので、いつかこの「翔に行くと毎回違うネタが観られる」の状況ではなくなってしまうが、彼らのサービス精神や努力を、私は忘れたくないし、多くの人に知ってほしい・評価してもらいたいと思ってしまう。
これは、ただの一ファンのエゴに過ぎない。

私個人としては、同じネタを何回も観るのが大好きなので(少しの台詞回しや、間の取り方などが違うと分かるだけで嬉しくなる)、そろそろ同じネタをやってもらって構わない。

芸人さんと手売りでお話しさせていただく機会に「また同じネタですみません」と謝られることがあるが、皆さんどうか謝らないでほしい。
こちらとしては、その芸人さんにとってお気に入りのネタなのだとしたら、何回でも観たいのだ。

もう一つ、感激したことといえば、「先輩芸人さんたちがとてもお優しい」ということだ。
まずはやはり、カベポスターのお二人とファンの皆さん。2年目の芸人が永見さんのモノマネをして、それを楽しんでくれる。ありがたい。森ノ宮の前説がゆうらん飛行で、次がカベポスターだった時も、とても優しくしてもらえた。ありがたい。
kento fukayaさんやフースーヤ・谷口さん、天才ピアニスト・ますみさん、ビスケットブラザーズ・原田さん……挙げればキリがないが、多くの芸人さんがゆうらん飛行を助けてくれた。

私は大阪22期が「お笑いの入り口」だったので、あの頃のbaseを知っている。「先輩芸人=怖い」というイメージがこびりついていた。
そんなのはもうずっと昔の話で、あの頃歪み合っていた人たちも、もうすっかり仲良しなのだろうけれど、怖いものは怖かった。

しかし現実は180度異なり、「平場はチームプレイなんだ」と何度も実感した。
そのチームにゆうらん飛行が加われていることが、とても嬉しい。

ゆうらん飛行に想い入れのある人は、私以外にも山程いるだろう。
皆それぞれ感極まっているに違いない。
本人たちも「夢のよう」だと言っていた。

9/14に翔チャレンジバトルがある。
ゆうらん飛行は翔チャレンジバトルで上位にならなければ、翔のメンバーでなくなってしまう。
まだ夢を見ていたい。
一生夢から覚めたくない。

もしこのnoteを呼んで、「ゆうらん飛行がどんなネタをするのか気になるな」と思ってくれる人がいたら、チャレンジバトルに足を運んでもらいたい。
きっと仕上げた勝負ネタで楽しませてくれる。
面白かったら、投票してほしい。あくまでも「面白かったら」。

このnoteを読んでいて、そもそもチャレンジバトルに行く予定のある人は、それぞれ応援している芸人さんがいるだろう。その人をどうか全力で応援してほしい。

応援しながら、「翔メンバーになってから、翔のステージですべて違うネタをしたゆうらん飛行というコンビがいる」といことを頭の片隅に置いておいていただけると、とてもありがたい。

ウイスキーカノンとのユニットライブ『堂本公式』も動き始めた。末永く続くライブになってもらいたい。
今はZAZA POKET'Sだけれど、いつかHOUSEに移行してほしいし、配信だって入ってもらいたい。
そのためには、ゆうらん飛行が翔メンバーで居続けることは必須条件だ。
ウイスキーカノンの力だけでは、「ウイスキーカノンとゆうらん飛行のユニットライブ」を続けることは難しいだろう。
もちろん、ウイスキーカノンはとても面白く魅力的なコンビだが、『堂本公式』を続けていくためには、ゆうらん飛行の立ち位置も大切になってくる。

まだ、夢を見たい。
覚めたくない。

有象無象のファンの一人である私が書くのも変な話だが、このnoteを閉じる前に、ゆうらん飛行の「名前だけでも覚えて帰ってください」。

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