【SES事業】の始め方とは②
前回記事のSES事業の始め方①につづいての
SES事業の始め方②になります。
現在、MENTAプラットフォームを活用して、
SES事業の始め方・伴奏支援サービスを行っているのですが、
まずは、大きく風呂敷を広げてしまう傾向にあります。
最初は、自身のアセットの棚卸しで
エンジニアに知り合いがいないか?SES営業の知り合いがいないか?
既存取引や知人が顧客になり得ないか?
などを確認していきましょう。
事業を始めるにあたっては、コンセプトが大切です。
SES事業自体は、物珍しくないので、
やはり、事業背景に差別化が必要です。
このあたりのとっかかりについて、概要を抑えていきましょう。
①SES事業を始める目的は何?
在庫を持たずに始めることができるSES事業は
とても魅力的です。もちろん社員採用をし開始することもできますが、
最初は中々ハードルが高いものです。
とはいえ、マッチングビジネスをしたいわけではない…。など
頭がぐるぐるしてしまうのではないでしょうか。
SES事業を始める方は、少なからずITに接点があると思います。
その中で、本気で解決したい課題はありませんか?
そこが、事業を始める目的とリンクするはずです。
例)
・社員採用が中々できない企業のエンジニア不足を解消したい。
・地方エンジニア×リモートのニアショア案件マッチング
・中小企業向け、マルチWeb担当者SES
など、課題になる切り口は色々あるはずです。
顧客向け視点、エンジニア向け視点と整理をしすることで、
シナリオをストーリーに仕上げていきましょう。
②顧客課題と利益設計
SESという手段を使って、顧客課題にアプローチをするのですが、
利益設計をしましょう。
例えば、売価100万、原価90万だと粗利は10万です。
これを高い・安いとうい観点ではなく、ターゲットにした企業に対して
きちんと当てはまっているのか?というところがポイントです。
予算計画を立て
・年間でどのくらい稼ぐのか?
・月々どのくらい積んでいくのか?
・損益分岐点がどこからなのか?
など、しっかりと計画を立てた上で、利益が出る設計をしていきましょう。
もちろん開始当初のフェーズと1年、2年と事業をこなした場合は
違うはずです。とはいえ、とはいえ
まずは、理想と現実をしっかりと計画を立て、設計しましょう。
③継続的な稼働を作るために
稼働者を積み上げていくことで、売上は上がっていきます。
安定・継続して稼働を積み上げるには、案件(顧客課題)を常に
キャッチしていかなければなりません。
もちろん、運用案件に入れば、
継続した作業はありますが、エンジニアは飽きてしまうものです。
ある程度の期間で、ここは担当を変更しながら稼働させていく提案をしていきましょう。
また、がっつり新規開発の案件など、さまざま用意(エンジニア向けには)してかなければなりません。
例)
・運用案件を獲得し、長期稼働の現場を作る
・常に新規開発を行える現場を作る。(システム開発現場)
・企画から設計・開発までに行える現場(Web事業者企業)
・あたらしい言語・技術を用いた現場(生成AIなど)
エンジニアが未来を感じるような現場(案件)を獲得していくことが
継続的な稼働を作ることに繋がります。
❏まとめ
SESを目的として、事業を始めると
案件とエンジニアをマッチングするだけのSES会社になりがちです。
もちろん稼働を輩出するまでのプロセスは変わらないかもしれませんが、
コンセプト(事業理念)をしっかりと作り込むことで、
顧客やエンジニアにも、自社がどのようなSESを行っていきたいか?の
説明ができます。
その上で、利益を追求していくことが良いのではないでしょうか。
自社のカラー・イメージが見えてくれば、
アウトバウンドだけでなく、インバウンドでの案件獲得なども
出来るようになります。
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また、継続的なサポートをご希望の方には、MENTAでの、
SES営業さん支援を行っていますので、ご検討ください。
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