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採用が難しくなってきているというけど、考えたら当たり前よね

大阪の平野という下町で、金属塗装業の社長(言うたら町工場のオヤジ)をしたり、カフェサクエバのオーナーだったり、不動産オーナー業をしたり面白いと思う事には手を出してしまいがちな50歳のおっさん!

町工場のオヤジとして採用が苦しいこの時代に何を考えているかを書いてみたいと思います。

最後まで読んでいただければ嬉しいです😊


1 町工場の採用感覚では通用しない

20年前にこの業界に入った時には、こんな状況になるとは思いもしなかった。当時は正社員でもアルバイトでも、求人広告入れると翌日には結構な数の応募があった。それが当たり前の時代。

ところが、今周りの声を聞いていると『募集しても人来ないし、すぐ辞めるねん』みたいな話をよく聞きます。

募集の反応が悪いのはともかく、すぐ辞める問題は何とかできそうなものだ。そこは離職が多いことに対する原因を、見ようとしないので慢性化している。

20年~30年くらい前の苦労しないでも採用できた時代を、引きずってるんでしょう。うちみたいなところでしか働けない人がいると思ってる。確かにいるかもしれないが、その感覚だと低確率の当たりくじ引いて採用になっても、辞めてしまう可能性が高い。


2 お客さんのように見ていない

では何が問題なのかというと、求職者のニーズを見ようとしていないことです。商品やサービスなら改善をして、お客さんに振り向いてもらおうとします。

求人において本気でそうやって対策をしている町工場がいかほどあるのか?
かなり少ないと感じています。採用する側が上だと思ってる?

結果として技能実習生や外国人労働者に頼ることになってます。彼らがいないと、まわらないなんて声もよく聞きます。当社も同じようにやってきたので偉そうに言うつもりもないですけど。

その外国人も円安や、母国の所得の上昇で採用が難しくなってきている。

さらに低賃金の国へと移動しているけど、同じことですよね。

3 モノと人の供給不足

モノより先に人の供給不足が起こりました。実感としては2015年くらいからか。もう少し前かもしれない。その時、これから人不足はもっと進むだろうと、周りの人とも同じ認識で話をしていました。

そうなんです。わかっていたんです。だけど、それに対する手を打ってこなかった。そりゃ苦しい思いする。多くの人が気づいてた。

当社はここ数年間、会社の方向性が決まるまで、人手不足を解消するための採用はしないと決めていた。その間に状況は悪化の一途をたどってしまったが、動けなかったのが事実。

さらに21年あたりからモノの供給不足が始まります。お金を払えば手に入れられるのが当たり前だった時代が変わりました。
これはきついことになってきた。まだまだ続きそう。

4 無料ゲーに挑む

これから事業を展開していきたいと考えた時に、この状況はきつい。お金はあるのに!みたいな会社や人がいたりしそう。

必要とする人が当たり前のように採用できない時代にどうすればいいのか?

私の考えですが・・・

自分たちの常識にとらわれずに、求職者の立場から考えてみることにする。お客さんにすることと同じことをする。

採用のプロセスを自分が受けると、どう感じるのかを意識しながら設計していく。事務所や工場、そこで働いている人は魅力的に映っているかどうか。仕事での金銭的な報酬以外に求めていることと、会社が提供できることが多少でもかぶっているか。

誰でも彼でもいいわけではないので、一緒に働きたい人に合わせたものにしていく必要はあります。万人受けを狙わないほうがいい。

こんなこと言いながら当社もこれからなので、実行したことはまた書くようにします!

最後までお読みいただきありがとうございました😊





最後にお知らせをさせてください。

5月18日に町工場サクエバでクラファン1日で300万目標達成したトクさんと飲み会やります。
日本酒が好きな方もそうでない方もワイワイやりましょう!

開催場所はこちら💁

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