ローレンス佐藤

つくる・語る・ふりかえる。シンプルなプロセスが生み出す大きな効果を伝えています。LEG…

ローレンス佐藤

つくる・語る・ふりかえる。シンプルなプロセスが生み出す大きな効果を伝えています。LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ 兼トレーナー / ライフ・ブレークスルー・ジャパン株式会社 代表取締役。

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社長と共に遊ぶ!?

社長という職種は、自分を強く信じていないと務まりません。信じられるのは自分だけという厳しい時間を誰よりも長く耐えていますから。 でもそれが故に、人の言葉を聞き入れられなくなるという弊害が起きます。 そんな社長を助けるにはどうしたら良いのか? と部下の皆さんは悩んでいると思います。 会社のためにも進言したいけれども、聞き入れてもらえない。いやむしろ返り討ちにあってしまう!😭 そんな状況にお薦めするのは、いつもの「情報伝達」や「結論ファースト」のコミュニケーションとは違う、「

    • 大切だから遊ぶんです!

      大人が会社でレゴで遊ぶ。 それは仕事なのか?笑 立派な仕事です。 大して重要でもない雑務に忙殺されるよりも、余程仕事です。 大人がレゴで遊ぶのは何の仕事なのか? その組織やチームや仕事や自分が何のために存在しているのか、何を目指しているのか、大切な根本を考える仕事。 互いのメンバーが「役割」という機能の前に、一人の「人間」だということを思い出す大切な仕事。 仕事は常に人同士の「関係」の中で成り立っているものであり、その「関係の質」を高め、成果の質を高める重要な仕事。

      • レゴ® シリアスプレイ®って何??

        「あんたは、レゴ シリアスプレイって、しょっちゅううるさいけど、何なのそれ??レゴしか頭に入ってこないけど!」 と直接言われることはさすがにありませんが、そう思っている人は多いことでしょう笑 結論から簡単に言ってしまえば、こんなに楽しく(ラクではないです!)、安全に人の「思考」と向き合える手法は他にないですよ!と僕は思ってます。 「思考」って言葉が堅苦しく感じるかもしれませんが、「思考」という言葉をバラすと、「思い」と「考え」。これ、誰でも持ってるものですよね? 言葉には

        • 作りながら考える。作考シンキング。

          「結論から言いなさい」というビジネスの鉄則とは真逆の常識破りな思考法。それが「作考シンキング」です。これからの時代は、「作りながら考えなさい」です。 その効果は何か。 それは、「作る」という作業の中で、その問いやテーマについて集中して考える時間が持てるということです。その思考時間に大きな意味があります。全くの暗中模索で作っていても、思いついた答えを形にしていても、「作る」というプロセスによって思考が駆動し、自分の中で知識が構築、あるいは再構築され、新しい知識が獲得されていき

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          9本

        記事

          自分の「怒り」を探ってみる

          自分は元々交友関係が狭いのに加えてコロナ禍が拍車をかけて、最近は友達と飲みに行くことがめっきり少ないのですが、先日久々に気の置けない旧知の友人たちと飲みに行きました。 日本酒も進みほろ酔い加減でいろいろ話してると自分の本音なんかも出てきます。ところがどうも私の本音は過激なようで「毒が出てる」と揶揄されたりもしますが笑、自分の根っこに何があるんだろうと思う訳です。 「怒り」かな、とその時も語ったんですが、何への怒りだろうかと。 幼少期から先生とか上級生とか「上から来る何か」

          自分の「怒り」を探ってみる

          個性のピラミッド

          私はアカデミアの研究者ではありませんので、あくまで私個人の考察ですが、「個性」は図のようなピラミッドの上に成り立っているように思います。 ひとりひとりがこれだけの文脈の上に形成している「個性」というものを一旦すべて切り離して、組織の目的のために行動しようと設定している「組織」がいかに難しいことをしているかが分かると思います。 異なる文脈を持つ個性同士を連動させて、自分の所有物でないもののために働いてもらう為には、その「意味」を社員ひとりひとりがちゃんと理解できていることが

          個性のピラミッド

          「作考(さっこう)」という言葉をつくりました

          「作考(さっこう)」という新しい言葉を日本に導入したいと思います。 「作ることで考える」、「作りながら考える」、「作品を通じて考える」の意味です。 広辞苑や大辞林にも、過去の文献にも、Google検索やChat-GPTに聞いてもこの言葉は過去に存在していないようですので、新しい造語ということになるのかもしれません。すでに存在していたら申し訳ございません。 ただ、仮に言葉としては過去に存在しなかったとしても、考え方としては遠い昔から人間が持っているものだと思います。原始時

          「作考(さっこう)」という言葉をつくりました

          Ikigai(生きがい)について

          ”生きがい(ikigai)”という言葉が海外で注目されるようになって久しいですね。先日のデンマークに出張した際も、海外のファシリテーターでikigaiをテーマに活動されている方に何人かお会いしました。ikigaiはフランス語で"joie de vivre”(生きる喜び)とも表現されますが、生きている張り合いや、生きている値打ちといった意味で我々日本人は使っています。ただ、私的には、ikigaiという言葉をことさらに意識したり、着目しているかと言えば、そういう感覚は全くありませ

          Ikigai(生きがい)について

          無自覚な自分のOS

          (著作家・経営コンサルタント山口周氏のnoteやvoicyから得た学びを自分なりに解釈してアウトプットしています。私の解釈と意見が主で、要約ではありませんのでご了承ください) #今回の学習元: Voicy「ウラヤマグチシュウ:0030アンラーンの個人的経験」 山口氏は知識獲得のプロセスを以下のように定義されていましたが、最後に④が来るというのがミソだと思いました。大人になった我々が陥る落とし穴の多くは④にあることが良く分かります。 〈知識獲得のプロセス〉 ①「知らない」

          無自覚な自分のOS

          不条理を受容する力

          キャリアにおいても人生においても、この世界を生き抜いていく上で非常に大切な力は「不条理を受容する力」だと山口周氏は語っていますが、全く同感です。 論理的思考力をあまりに自負する人や過大評価する人は、この「不条理を受容する力」を脆弱化させていると感じます。すると、キャリアや人生の中で論理ではどうにもならない事態に直面した時に、あっさりと滑落して山を滑り落ちてしまいます。 何を隠そう、私自身がそうでした。私は新卒でソニーに入社して30代前半まで勤務させていただきましたが、たま

          不条理を受容する力

          人が思考する

          「人が思考する」 これは大変奥深いテーマだと思います。 人は常に思考している生き物です。しかし多くの場合、その「思考」自体を目的と捉えることは少ないと思います。 例えば、児童や生徒に学校の授業で何をしているかと問えば、ほとんどの人は「勉強」をしていると答えるでしょう。「思考」をしていると答える人はあまりいないと思います。「勉強しなきゃ!」という子どもはいても、「思考しなきゃ!」という子どもはいませんよね。やはり「思考」ではなく「勉強」を目的だと理解しているということです。

          全員の意見が表明され、共有される会議

          全員の意見が表明され、共有される会議ができないのはなぜだと思いますか? 答えは以下です。 1. 話す時間が全員に平等に与えられていない 2. 考える時間が全員に平等に与えられていない 3. 明確な問いかけが全員に平等に与えられていない 4. 唯一絶対の正解を求める圧迫感が強い 5. 人の意見の正当性を分析・批判し始める 6. 自分の意見を出さずに他人の意見を評価する人間がいる 7. 言葉(口頭)だけで議論しているか、意見をすぐに文字にしてしまっている 上記全てが、「全員

          全員の意見が表明され、共有される会議

          LSP事例「価値観共有ワークショップ」

          先日、新たな事業スタートを計画されているプロジェクトチーム5名の皆さまとレゴ®シリアスプレイ®メソッドを活用した「価値観共有ワークショップ」を行いましたので、チームの皆さまご了承のもと、ご紹介したいと思います。 こちらのチームでは、プロジェクトの目的やコンテンツは概ね形になっており、合宿もしてメンバーの経歴や人生史なども共有されているので、今回のワークショップでは「チームビルディング」をやりたいというご依頼でした。 限られた時間(4時間)の中でどうチームビルディングをする

          LSP事例「価値観共有ワークショップ」

          結果を変えたい時は、プロセスを変えてみましょう。

          ビジネスでもスポーツでも勉強でも子育てでも、なにがしかの結果を出したい。より良い結果を出したい。と思う時は多いと思います。 しかし、思うようにその結果を得られない時、「どうすればいいのか?」と悩みますね。そんな時、多くの人は「努力が足りない」と考えます。特に日本人はその傾向が強いと思います。もっと気合を入れてやる。もっとそのことに時間を割く。もっと量をこなす。もっと早く繰り返す、と。 決してその行動自体を否定するつもりはありませんが、同じ「やり方」の量やスピードや心意気を

          結果を変えたい時は、プロセスを変えてみましょう。

          「トヨばあちゃんとひろしの仕事とお金の話」

          仕事の一環として新卒採用に関わる業務を受けることがありまして、そんな時は「働く」ということ自体について自分も考え直す良い機会になります。 もうすぐ新入社員を迎えるこの時期に、「社会に出たら働いてお金を稼ぐ」という、あまりに当たり前で誰も改めて考えないようなテーマについて、敢えて「なんで?」と考え続けてみて、出てきた私なりの解釈を「トヨばあちゃん」と孫の「ひろし」の会話形式で綴ってみました。このストーリーが「仕事とお金」についての皆さまのご理解や、後輩やお子さんへの説明のお役に

          「トヨばあちゃんとひろしの仕事とお金の話」

          "My place"

          I believe that people are happiest when they can live in a place where they can truly feel at ease that this is "my place". I also believe that everyone is looking for a place where they can truly feel at ease. However, the "my place" here