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気鬱が降ってくる11

 気分が落ち込むとき、頭が重くなるわけでもなく、吐き気がするわけでもない。胃の上辺りが、まさに胸が、きゅうっと奈落へ引っ張られるような感じがする。
 でもそれは筋肉が引っ張られるわけではない、感覚としてそういう感覚があるということだ。脳がそういう感じ方をしているのだろう。
 胸の辺りに細い紐を結ばれているような感じだ、それが下へきゅうっと引っ張る。強くはない、穏やかに引っ張られる。
 引っ張られると独りの不安が漠然と現れる。独りぼっちでいることの恐怖にも似たものだ。そうなると気力が萎えて明日、出かけようと決めていても出かけたくなくなり、閉じ籠りになってしまう。
 だから人と約束ができない。ドタキャンになるからだ。ライブのチケットも映画館の予約もしない。急に気分が落ち込むことがあるので無駄になる。
 でも仕事へは行かなければならないので行く。仕事場へは歩いて行かれるので行けるのだ。これが電車に乗らなければならないと行かなくなるかもしれない。
 遠出が苦痛に感じるのは駅での人の多さと長い時間電車に乗るからだ。遠出と言っても電車で一時間から二時間以内の場所なので遠出とは言わないが、今の私にはそれでも遠い。
 
「気鬱が降ってくる」をアップする時は気鬱なので、文が支離滅裂です。
 
 
 
 ※交通事故の後遺症で脚が少し不自由になった。筋肉拘縮や疼痛もある。さらに道を歩いているとき車やバイクが突っ込んでくるのではないかと怯えながら歩く。後ろを何度も振り向いてしまう。そんな状態なので外へ出るだけで疲れる。でも波がありわりと平気な時もある、どういう時が大丈夫なのかわからない。

 

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