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気鬱が降ってくる7

孤独に金魚の糞のようにぶら下がって来るのが「不安」だ。
このふたつはセットというわけでもないけれど、
不安が孤独にしがみついている時は、
不安が風船のように膨らんでくる。
そんな時はどうするか・・・
これは私だけの方法。
そういう時は、4年前に天へ昇った愛犬の骨壺を抱く。
わずか4キロほどの小さな犬だったので骨壺も小さいが、
壺の重さもそれなりにあるので腕にかかる重さに安心する。
私を助けてくれた愛犬の遺骨を抱くことでほっとする。
愉しかった過去を思い出して自分を慰めるのだ。
この方法が歪だと言う人もいるかもしれないが、
気鬱が薄まればそれでいい。
私は今も愛犬に救われている。


※交通事故で脚が少々不自由になる。
今も車やバイクが突っ込んで来るのではないかと怯えながら道を歩く。
そのために何度も振り返ってしまう。
通勤途中の事故だったので自分は仕事へ行くつもりになっている記憶が今も在る。それとは別に事故直後から現在までの記憶も在る。
このふたつの記憶で混乱するとき、気鬱となる。
臨床心理士と話し、仕事へ行くつもりのまま止まってしまった記憶にケジメをつけるためにアートセラピー(書き出す)をやっている。

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