May the force be with you -Making a new era-

祐希くんと藍くんが所属するチームが同じCup戦に参加すると聞いて、もしかしてシーズン前にふたりが対戦するところを見れるかな?と期待していましたが、残念ながら今回は実現しませんでした。

祐希くんがイタリアで戦うのは8シーズン目。
もう、イタリア以外でプレーをする姿は想像ができません。そのくらい彼がそこでプレーする姿が馴染んでいるなと感じています。
でもパンデミックのせいでMilanoのユニフォームを見て彼が戦う姿を現地で見ることができていません。今年こそはと意気込んではいますが、状況次第かなと思っていたりもします。

イタリアリーグに挑戦する中で彼はトッププレイヤーになりたいということ、Big4でいつかプレーをしたいということを口にしていました。
とはいえ、世界の競合が集まるイタリアで彼がどんなに素晴らしいプレイヤーでも身長や体格で劣る日本人がスタメンとしてそこに立つのが難しいことも薄々感じてたのかもしれないですね。
彼の口からMilanoがそのポジションに行くことを目指すという言葉が出た時に「その方法があったよね」と私も納得しました。

残念ながら去年はその目標に手をかけかけたけれどたどり着くことができませんでした。龍神NIPPONのキャプテンとしてパリオリンピックでメダルを取ることと同じくらいに祐希くんにとってはMilanoがBig4に名を連ねることは大事な目標の一つなのかな?と感じています。

VNL後に怪我をして、パフォーマンスを戻して戦った世界選手権。身体に全く負担がなかったわけではないだろうなとは思っていました。だから、Milanoに合流してからも少しペースを落としての調整なのかなという感じがしました。世界選手権のフランス戦で見せてくれたように、開幕戦にそのピークを合わせようとしているのでしょう。

そう思いながら見たCup戦。
祐希くんのプレーは期待通りでありながら、期待を超えていました。
時間をかけて、開幕戦に向けてコンディションを整えてるなという側面が見えたのは期待通り、そしてそのサーブの進化は私の期待をはるかに超えてました。えげつない。

フランス戦でそのサーブが決められなかったこと。
彼にとってはきっと後悔の一つで、同じ場面が来たときに同じことが起こらないように準備をし続けるんでしょうね。
あの瞬間を越えるために。

その気持ちをたっぷり見せてくれた試合でした。
そう、これが石川祐希というプレイヤーだったな、と彼が作っていくドラマの続きが見たくなりました。

今年のMilanoは期待が持てるメンバーが揃っています。
彼らと共に祐希くんがそのパフォーマンスで新しい歴史を作ることを期待して、シーズンに突入しようと思います。

彼は有言実行のプレイヤーです。
今までも言葉にしたことを一つ一つを実現させてきましたし、今も次の目標のためのチャレンジを続けています。彼が何をしようとしているか、その答えは全て試合の中にある気がしています。

バレーボールは1年中、見れるスポーツなんですよね。
あっという間に時間が過ぎていく。。

2日目: Milano vs Piacenza(1日目のアーカイブは削除されてしまいました)


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