徒然ならぬ

"勝手に書く" を念頭に、気づいたことを日々のセーブポイントとして書いています。

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「いいね!」 SNSとかによくあるやつ さーっと、テキトーに流し見て 「いいね!」 あ、間違えて押しちゃったけど、 まぁいっか、と「いいね!」 まじまじと目を凝らし これはすごいなぁと感嘆して 「いいね!」 おんなじ「いいね!」の顔して ぜんっぜん違うから!

    • 脱皮のこと

      ある、ヒョウモントカゲモドキが 話す。 「オレの脱皮を不思議そうに見てるけど、 オレからしたら、お前らが不思議だ。 汚ねぇ面のままで、よく平気でいられるよな。 毎日お風呂に入ってるだって? ははは、そんなんじゃ取れねぇよ。 笑わせてくれる。 あぁ、何て汚いし臭いんだ。おぇ。 オレは、脱皮する。 もう習性としてやってる。 習性としてだぜ?神々しいだろう。 そうしないとやっていけない領域。 お前には無理だろうな。 俺はこうやって、いつも新鮮なんだ。 あり得ないほど綺麗。

      • しわしわの手

        しわしわの手、 綺麗になったな。 昔はあちこち絆創膏貼って、 色々なものに頼ったり、 何でこんな汚いんだと 手のひらを見つめて思ったり。 今、その痕跡が残る手を見て思う。 綺麗になったな。 この手を、 他の誰かがしわしわだと言っても 構わない。 私だけしか知らないから、その変遷を。 ごちゃごちゃ言う奴が 一体何を見てきたって言うんだ。 分かる..という奴ほど怪しいし、 黙る人にもいくつか種類があるだろう。 本物かどうかはいづれ分かるから、 放っておこう。 私だけ

        • 金輪際

          死んだって 死なない でも 生きていて 死んでる人はたくさんいる 同族になりたくない それが故に思いっ切り無防備でいた 立入禁止の危険区域で 思いっ切り怪我を負ってしまった もう何も貰いたくないし 何も渡したくない もう二度と近づきたくないし 金輪際 関わりたくない そこら中が危険区域でも やっぱりどうしたって 同族になんかなりたくない 絶対に なりたくないんだ だから 死んだ顔して 生きていく 思いっ切りふざけた 死んだ顔をして

          憧れ

          「憧れ」とは、知的好奇心だ。 ただただ、もっと知りたい。 子どもの心と書く「憧れ」。 遠く離れた理想や、待ち焦がれている様子を それで表したりもする。 子どものようなウキウキワクワク。 本当の子どものように、 ズタズタと慌てて駆けていきそうで危ない。 子どもと言っても、ガキクソではなく "初心者"と捉えたとしたら。 初心者の心。 まだ入門者の立場にいる、そういう者の心。 入門者がプロへの憧れを抱いている。 プロの感覚が知りたいのだ。 プロはどういう風に見えているんだろ

          推理ゲーム

          そこら中、自分だらけ 自分が映し出されている 辺り一面に映し出されている 目の前の景色 聞こえてくる音 目にとまった物事 逃げれない 逃げようと思わない方がいい この箱の中からは逃げられない 箱の外に出ても、どこまでも追ってくる 箱の中にいれば、こちらから追っていける これは推理ゲーム ひとつひとつ丁寧に 読み解いていかないといけない 一体何が隠されているのかを 探さなくてはいけない 研ぎ澄まして 小さな声を聞き分けなければいけない 犯人も探偵も1人二役 たった

          ワニワニパニック

          出て来たら打つ! ぶっ潰す! 「あ!こっちに出て来た!ほい!」 「今度はこっちに出て来た!ほい!」 ハンマー振り回して 「あぁ楽しい〜!もっと遊ぼ!」 まるでワニワニパニック 叩き潰すゲームが大好きな子ども 大人の姿した子どもが笑っている 潰してけらけらと笑っている 「ふざけるな」 あの大きい子どもには言ってない あんなのはどうでもいい あなたに言っている あなたは一体そこで何をしているのか 「あっちに出てみよう」 「今度はこっちに出てみよう」 試行錯誤を楽しむあな

          ワニワニパニック

          遠くへ行きたい

          遠くへ行きたい 誰の声を聞くかが重要 いつも、誰の声を聞くのか 生きる人の声だけを聞いていたい 生きる人だけの声を そうして、枯れ地に住む人の声が 届かないところに行きたい 「こっちが生きる人の声だ。 こっちは枯らす人の声だ。」 冷静に聞き分ける 響きが違うから、よく聞けば分かる そうして、 生きる方向を向いてきた人達だけが たどり着く場所がある その人達だけにしか分からない 秘密の言葉がある 枯れ地の人には分かりっこない 真似しようとしたって無駄 そういう人達

          遠くへ行きたい

          気づけ届け

          暗く深く 光の行き届かない そんな秘境からやって来た そこでしか生きられないはずの使者 なかなかその姿は拝めない だがやって来た いるはずのない、生きれるはずのない そんな場所に 帰りたまえ、来し方に 選ばれし者が謳っている しかし使者達の無言のメッセージは 名も無き者に送られている いるはずのない、生きれるはずのない そんな場所で 死にゆく者への秘密の暗号 帰りたまえ、来し方に 選ばれし者のその声を 自らの姿を以って返している 向こう側へ向こう側へと返している

          気づけ届け

          静かに穏やかに

          たとえ近くにいても 気づかないものは気づかない 何にも見ようとしてないから、ずっと見えない たとえ近くにいなくても 見てる人は見てる 気づいてる 目の前にあるものの その向こうにあるものを 疲れてるだなんてはっきり分かってなくて ただひたすらやってた 下手くそだけど、余計なことに見向きせず たどたどしいけど、道を外れず クタクタになって居眠りしてた 「お疲れ様」 横に座ってた人が言った 名前も知らない、顔もちゃんと覚えてない あの人、本当にそこにいたのかな 何とな

          静かに穏やかに

          重み

          何だか、どっと疲れた気がする。 「あなたには、それが見えてるのね」 足元の生い茂る草が、何だか少し邪魔に思えた時 そう言われた。 私にとっては、どの道もジャングル どんな平原を歩いていても どんな開放的なところへ行こうとも いつだって生い茂る草木が邪魔で 窮屈に思っていたんだ 「あなたには、それが見えてるのね」 そう言われて、気づいた。 自分がそう見えているものについて 自分自身が考えないで、誰が考えるんだと。 ちゃんと見ていないのは自分だった。 1人にされて怖か

          透明の階段

          どこからか、降りてきた糸 それを頼りによじ登ろうとしたって そりゃプツッと切れる その糸に、我先にと人が集ってこなくとも その様子を見物して 一喜一憂してる上人様のご気分で いつ切られるともわからない あっちはこっちを"見物"しているんだから じゃあ自分で階段でも作ればいいかって それだって建設禁止と言われればそれまで こんな出来レース そりゃ、何も知らないで意気込む若造は さぞ可笑しく思われる そりゃバカにして大笑いするよな 荒んだ目をした奴に目もくれず 何かを心に決め

          透明の階段

          最悪の目覚め

          目覚めたら、 そこはパチンコホール こんなところで目覚めたくはない 耳がバグるってくらいの爆音 そこら中、煙草の煙だらけ 「こんなところでよく息が出来るよな」 しかし、そんなところにお前はいる 煙草ふかした従業員が 気怠い態度で言ってくる 「早くパチンコ玉運べよ」 何でこんなやかましいのか 何でこんな臭いのか 聞いたってこう言う 「当たり前だろ。ごちゃごちゃぬかしてねぇで早く運べ。皆そうやってんだ。」 「違う」 そう思いながら、その日を過ごす。 しかし、やっぱり毎

          最悪の目覚め

          誰が生かしているかって?

          「自分を殺してやりたい」 そう思いながら生きている時だけが 本当に自分が生きれている時だと思う 私を含む、私以外の奴に 私を殺させることを許さないない 絶対に許さない この獲物は私のもの 「無駄なこと1つやってみろ、いつでも殺してやる」 と、穏やかな眼差しでこいつに刃を向けるのは、 張本人の私以外に誰もいらない

          誰が生かしているかって?

          人生がSF

          どこへも行かない車 どこへも行かない車が走ってる どこへも行かない車を、運転している 運転席からは 行き交う車が見えるし 走っているその道は前後に続いている 交差点や大きなジャンクションも見える この車は決して どこかへ突っ込んでいくことはないし 誰かがぶつかってくることもない この車はどこへも行かないから おそらく誰にも見えていない 同じ道路を走っているんだけれど 正確にはそこを走ってはいない 確かにたくさんの車が 行き交っているのだけれど この車はそこにいて でも

          慌てるな、でも落ち着くな

          恥ずかしい恥ずかしいって 何を恥ずかしいと思っているのか 自分自身の恥ずかしいの定義とは? 大人のふりした子供がたくさんいる いかに名演技なことか ふりしてるって分からない それが分からないこと それを見抜けないこと 更には、自分もそれと一緒になってること それが恥ずかしい そこから出て行く時の おぼつかなさなんかを 恥ずかしがってる場合じゃない 自転車のコマは あると思うから頼る なくてもいいと外しても また付けたければご用意します って色んなコマが店中に並んでる

          慌てるな、でも落ち着くな