始まりを終えて

 今月の振り返りを書き始めている今は4月30日の午後7時半である。この記事を投稿するタイミングが5月に突入していようとも、今この瞬間の日時がこの記事において有効となるのである。僕はついに時間をも超越してしまった。
 
 はい、文字数を稼ぐ大作戦でございました。

 毎月、特別に一か月を振り返ろうという発想はないのだけれど、今年僕を取り巻く環境は、4月のとても4月らしいところを感じるような4月であった。

 僕は、ではなく僕を取り巻く環境は、としたのはその言葉通りの意味で、僕自身のことではなく、息子が高校に入学したことに起因するからである。
 この子はどのような高校生活を送ることになるのだろうと、ぼんやりと楽しみなような不安なような想像ともつかない想像をしているところに、それまで家族のだれも、それどころか息子本人すらもおそらく考えてもいなかったような部活動をする決定をしたことが一番大きな変化であった。

 ただ、そのことに伴う僕の変化はむしろそのような選択に至った、それまでの息子からの変化の方に意味があったように思う。
 自発的な判断というものが苦手な息子が、自分の意思で決め、自分の足で踏みだした一歩、と言えば大袈裟かもしれないけれど、ところどころに親ばかというか過保護な部分があると自負する僕のそれらが形を変える瞬間が訪れたと感じたのである。
 と、なると振り返ってみた時にそれほど過保護であったわけではなくて、この子にとって適正な保護の形が一般的には過保護に見えるようなバランスであっただけかもしれないと、少し勝手な自己弁護をしたいような気になった。

 随分話が逸れたが、このように僕の2024年4月というのは少し特別な意味を持つ月になったように思う。

 振り返りの作業をしたことで、未来がよりクリアに見えるようになったのだから、なかなかに面白い構造になっているものである。

 お、今のタイミングなら4月中にこの記事を投稿できる。23時35分。
 急いで「公開に進む」ボタンをポチっとすることにしよう。
 

#今月の振り返り

この記事が参加している募集

今月の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?