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生き方や人生観が大きく変わったとき② ~仕事編~

前回の続きです。

22歳で住む場所を変えて世界が広がった私。

ですが進学も就職も期を逃し、
スキルも資格も何もないという現実。

なんとか自分にもできそうなアルバイトで
その場しのぎ的な暮らしをしていました。

心のどこかではこのままの生活を
続けていくわけにはいかない
と思っていたのですが、
かといってどうすればいいかわからず・・・。

本心では自分の好きなことをしたいと
思っていました。

私は子供の頃から絵を描いたり
物を作ることが好き
だったので、
それが仕事になればいいのに
と思っていたんですね。

その反面、
環境や親の影響により、

「人生はつらいもの」
「好きなことをやってはいけない」
「楽しむのは悪いことだ」

という思い込みに苦しんでもいました。

またクリエイティブな仕事で
食べていける人なんて
ものすごく才能があるか、
運がいい一握りの人だけ。
普通はムリでしょと思っていました。

だから私の仕事を選ぶ基準は、
自分にもできそうなことか親が望むような職場。

具体的には、
なんとなく安定した職場とか、
地味でおとなしい私でも馴染めそうな
落ち着いた職場とか、
できるだけ時給が高い職場とか
大体そんな感じでした。

でもそうやって選んでも
人生全然うまくいかないんですね。

仕事は辛いし、人間関係も苦しいし、
どこに行ってもすぐに
心が折れてしまっていました。

転機2回目 24歳 
面白い仕事との出会い

そんなある時
「美術館の監視員」という求人を見つけました。

正直時給は良くないけれど、
絵は好きだし、
学歴は高卒以上でOKだし、
特に資格も必要ないみたいです。

「なによりおもしろそう!」

そしてこんな求人情報があることに
私は驚きました。

美術館で働くって美大を出てるとか
何か特別な資格がないとできないと
思っていたんです。

「これってすごくレアな求人じゃない?」

と思い、気づいたら応募して
面接まで受けに行っていました。

結果は合格。

初めて配属された美術館で1日を終えた時は
なんて癒される仕事だろう!
と思ったことを覚えています。

そこは、これまでに見たことのない世界でした。

監視員なので、
30分とか1時間とか
ずっと作品の前で見てるのが
仕事なわけです。

しかもその時は運よく、
比較的マイナーなアーティストの展示で
お客様が少なかったこともあって、
仕事もラクだったんですね。

だけど展示自体は面白くて、
ずっと見ていても飽きないんです。

それに
基本的に一人で立っている仕事なので、
誰かとコミュニケーションをとる必要も
ありません。

下手すると
1日ずーっとボーっとしている
なんてこともありました。

空想・妄想・考え事が大好きな私は、
その間にすごくいろいろなことを
考えることができました。

「こんな仕事はじめて!」

今まで自分が考えていた仕事のイメージとは
全然違う、常識の遥か彼方の世界です。

常識の遥か彼方だったのは
仕事内容だけではありません。

そこで働いている人もユニークな人だらけで、
これまで出会ったことのないタイプの人
ばかりでした。

現役の美大生もいましたし、
自分でアクセサリーを作って販売している人や
絵を描いてる人、バンド活動をしている人
などなど。

自分の好きなことを自由にやっている人達の集まり
だったのです。

好きなことはどうせお金にならない
自分には才能がないからやっても意味がない
現実はそう甘くない


そう信じていた自分の狭い価値観を根底から
ひっくり返された思いでした。

それからは

好きなことをお金にできる可能性もある
特別な才能がなくてもやっていいんだ
現実って自分が作り出せるものでは?

そんな風に考え方が変わりました。

この時の変化がなければ
今の生活はなかったことでしょう。

純粋に「好きだから」「やってみたいから」
という理由で進む道を選択すると
人生が開けるということを最初に実感したのも
この時です。

世間は思っているよりずっと広いし、
いろんなことをしている人がいるし、
道も一つだけじゃありません。

だから、
最初から可能性を閉じてしまわないで、
少しでも興味のあることは
やってみてほしいと思います。

「こうした方がいい」ではなく
「こうしたい」で選ぶ。

それだけで、人生は全然変わってきます。

最初は「こうしたい」が
わからなくなってる場合もあるので、
ほんの些細なことでも心の声に耳を傾ける練習を
していくといいと思います。

例えば今日の夕飯何が食べたい?とか
そんな小さなことでもいいんです。

その積み重ねで少しずつ、
「自分のしたいことをする」が
わかってきたりします。

あなたの進む道はあなたの中に答えがあります。

あと
美術館の求人て実はけっこうあるので、
心が疲れてしまった人にはオススメしたい
仕事です。

そんな感じで、私の人生は
また大きく方向性が変わったのでした。

最後まで読んでくださって
ありがとうございます✨

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