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【美術展】うるしとともにくらしのなかの漆芸美

2月か。
あっという間に2024年をひと月消化。
何月だろうとひと月なんてすぐ経過してしまいますね。
訪問候補にしていた企画展

うるしとともに くらしのなかの漆芸美

会期が約ひと月程度しか無かったはず
都合がつき次第早めに行ってしまおう
と、言う訳で2月の美術館訪問
六本木一丁目駅からほど近い泉屋博古館さんへ
またしても初訪問の美術館だったりします。
何かと話題の港区に、幸か不幸か縁が無い長月です。
虎ノ門ヒルズと麻布台ヒルズの中間地点くらいの坂の上の、のどかな公園と一緒に建っていました。

生憎の曇り空。しかも極寒日でした。

周辺に建ち並ぶヒルズビルと違い、落ち着いた外観に港区に縁が無い系女子の心も落ち着く。
受付右のホールと第一展示室は撮影可能でしたので画像貼り

同時開催としてホールと第四展示室に染付大皿↑も展示されてます。
唐草文梨子蒔絵提重(からくさもんなしまきえさげじゅう)

ああ美しい
いきなりグッとくる薪絵工芸品。
漆といえばすぐに思い浮かべるのは基本の黒と朱ではありませんか?
割と身近な日用品である汁椀やお箸の展示から始まるかと思いきや、蒔絵がお出迎えしてくださいました。
艶めく漆黒や気高い朱色も良いけれど、輝く金色の蒔絵にはやはりときめいてしまう。

ため息がでます。

漆黒もやはり素晴らしい。

美肌アプリで加工したかのような美しさなのに現実である。なんでこんなになめらかで艶々になれるのさ。長月も3食発酵食品食べて高級エステ通えばこんな風になれるかしらアハハ

ズラッ 

宴会用。数が多すぎて全て展示し切れてないらしい 笑

これ本当にきれいでした。画像は少し本物の色味と違ってしまっているのですが、柘榴の実のような少し黒を含んだ赤。器の方が使う人間を選びそうな気さえしてくる強烈な赤です。

画像はこれだけですが、第2、第3と続き、着物や螺鈿細工などの展示もありました。
参考にチラシを

こぢんまりとした美術館なため、展示数は多く有りませんでした。でも美しい漆工芸品を堪能させて頂きました。

白磁器を英語にすると【China】
中国を代表する工芸品だから。
では漆器は?
有名ですが【Japan】
この流れからして【Japan】
ということからも判るように、漆器は日本を代表する工芸品です。
漆工芸はアジアの各国にもルーツがある様ですが、英語で【Japan】と言わしめたのはメイドインジャパンの完成度の高さ故との事。ちなみに蒔絵は完全に日本独特の工芸品だそうです。

数年前から度々漆塗りの汁椀に魅了され、欲しいと思いながらもレンチン出来ない問題が障壁になり手を出せずに現在に至ります。
長月は日用品は使い勝手が良くないと結局使わなくなるし、同じツールを複数持つ事も好まないタチなのです。こんな性分なため天然素材って魅力を感じながらも中々相性悪いんですよネ。。。
でも今回展示品を観賞し、やはり素敵だなあと思い、欲しい気持ちが復活してしまいました。
まずは気軽にお箸でも取り入れてみましょうか。
箸ならレンチンもしないしな
そしていつかお気に入りの汁椀を毎日愛用する生活がしたいな。
こちらの企画展は泉屋博古館で2月25日(日)までです。

↓蒔絵の過去記事もよろしければどうぞ~
                 長月

                   


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