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感覚は道標。

来るもの拒まず去るもの追わず。
何度も何度も何度も何度もつぶやき、
自分に言い聞かせる。

誰かが去っていく時、
本当は追いかけていきたいし、
必死で止めたいけれど、
それぞれの意思、決断があっての事で。

自分が騒いだ所で、
何も変わらないだろうという
少し冷めた気持ちもあり。
ただただ、寂しい現実を
受け止める事しかできない。

そんな中、

20年ぶりに、大好きなバンドの彼が、
一緒に曲を作っている。

おかえり、もっくん。

20年って数字を見ると
すごい昔のように感じるけれど、

感覚としては、ついこの間のような。

それは、
この20年
ずっと歌い続けてくれて
それを当たり前のように
聞いていた生活があるから

君の頭ん中
わからないけれど

今、たしかに
もう見る事ができないと
思っていた光景を見ている

2人の間で
動いているもっくん

私が知っている
くるりの原型

このアルバムは、
20年前のあの時と同じように、
大切に大切に聴いていたい。

1998年 
私がちょうど函館を出て、
寮生活をしていた学生の頃の曲。

あの頃はまだ、
ポケベル&公衆電話時代。

寮にある1台の公衆電話は、
いつも先に使われていて、
買い物に行ったついでに、
公衆電話を見つけては、
電話をかけようか悩む。

大好きなCDを買う為に、
200円のフランスパンを
1週間チビチビ食べていたあの頃。

この曲を作った時の、
彼の所持金が500円位だったというエピソードを聞いて、勝手に親近感が湧きファンになった。
 色々な変化、自然に変わっていく環境の中で、いつも何気にくるりの音が身近にあって、あっという間に25年も経っていた。




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