繊細さん（HSP）が居心地悪いと感じる毎日からぬけだすヒント

2022年12月8日 10:49

きょう12/8は、有機農業の日（オーガニック・デイ）

自然と調和した安心・安全な有機農業を行政とともに地域ぐるみで推進していくことを目的に、「農を変えたい！全国運動関西地域ネットワーク」により制定されたそうです。
「オーガニック（organic）」や「有機」と聞くと、自然派や健康的なイメージで、何となく知っている人も多いのではないでしょうか。

オーガニックとは

organicの和訳は「有機の」で、どちらも同じ意味です。
化学合成された農薬や肥料、添加物に頼らず、太陽、水、土、生物などの、自然の力を大切に、生産された農作物や加工食品のことで、人と自然との調和を図ることを目的とされています。

日本では、農産物、加工食品、飼料、畜産物及び藻類を対象にした「有機JAS認証」があり、認証を得ていない場合は、原則として「有機」「オーガニック」と表示することは禁止されています。

有機〇〇やオーガニックと記載されているからといって、農薬を一切使用しないで栽培されている無農薬というわけではありません。化学的に作られた農薬や肥料は使用できませんが、規格で定められているものは使用することができるのです。

日本においては、食品以外での明確な基準はまだありません。ほんの少しだけオーガニック成分が入っているだけでも、オーガニックコットンやオーガニックコスメと表示できてしまいます。
生産者を知ったり、自分に合う・合わない成分を見極めることも大切です。

刺激に敏感な繊細さんのオーガニックのすすめ

オーガニック野菜・果実

オーガニック野菜や果実は、生育に適した旬の時期に収穫されるため、新鮮で美味しくいただけ、栄養価も高く、その季節を乗り切るのに必要な要素が多く含まれています。

刺激に敏感な繊細さんは、自分でも気付かないうちに、ストレスが蓄積して免疫力が低下していることがあります。オーガニック野菜を積極的に摂ることで免疫力を高めることができます。

オーガニックコスメ

オーガニック栽培の場合、認可された農薬・肥料以外を使用することはできません。そのため、洗浄力を強めたり、使用感をよくしたりするような化学成分は排除されているものが多く、肌への負担が軽減されます。

人工的な合成香料が苦手な嗅覚に敏感な繊細さんは、花やハーブなど天然の植物を原料に使っている心地よい香りのコスメを見つけるといいかもしれません。

オーガニックの製品は、値段が高く、虫や土が付いていたりと見た目も良くないかもしれませんが、化学肥料を使用しない分、とても手間がかかっています。オーガニックを選ぶことで、生産者を支援することができたり、環境に配慮することができます。環境にやさしいというオーガニックの意味や目的を知ると、毎日の生活における選択肢が広がります。

ひといちばい繊細で、傷つきやすく疲れやすい繊細さんですが、上手く自然と共存していくことで、疲れた心が癒やされ日常を穏やかな気持ちで過ごすことができるかもしれません。

オーガニックを日々の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。