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繊細さん(HSP)さんが、上手く家族と過ごすコツ

きょう2/1は、においの日

2000年、に(2)お(0)い(1)の語呂合わせから、消臭スプレーの「ファブリーズ」でおなじみP&Gの「ファブリーズ暮らし快適委員会」によって制定されたそうです。

においとは?

五感のなかのひとつである嗅覚で感じる感覚の「におい」ですが、「におい」とは何なのでしょうか。
においとは、空気中に浮遊している微量の分子で、目には見えない化学物質のことです。

においは、鼻、嗅上皮、嗅細胞(嗅毛)、嗅球、大脳辺縁系の順で脳へ到達します。この大脳辺縁系は「扁桃体」「視床下部」「海馬」などからなりたっていて、喜怒哀楽などの感情や、食欲、睡眠欲、意欲などの本能、記憶をつかさどる部分です。

脳には思考を司る大脳新皮質と、感情や本能を司る大脳辺縁系という器官がありますが、五感のうち「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」の4つは、大脳新皮質を経由してから大脳辺縁系に送られます。

しかし、五感のなかで唯一「嗅覚」だけは、この大脳辺縁系に直接ダイレクトに伝わるのです。

フランスの作家であるマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』という小説の中で、主人公がマドレーヌを紅茶に浸した際、その香りで幼少期を思い出すシーンがあり、この一説から「におい」を嗅ぐだけで、ふと懐かしい記憶や感情が蘇ってくる現象を「プルースト効果」と呼ばれています。

プルースト効果からもわかるように、におい(嗅覚)と人間の脳とは密接な関係にあるのです。


繊細さんのための「におい」との付き合い方

繊細さんは、人混みや物音・光、食べ物の味やにおい、肌に触れるもの、気候の変化、人から発せられるエネルギー等、五感で受ける外部からの刺激にも敏感に反応しやすいといわれています。

嗅覚においても、人それぞれ「におい」の感じ方は違いますが、他人の体臭や香水、柔軟剤、石鹸、生活臭、食べ物のにおいで、吐き気や頭痛がして気分が悪くなってしまう繊細さんも多くいるのではないでしょうか。

アイテムを使う

マスクや厚手のタオルで「におい」を軽減させてみてください。
好きなアロマや香水を含ませたコットンと一緒にジップロックに入れると、香り付けすることができます。活性炭の梅雨の季節や暑い季節には、扇子やうちわで、寒い季節には、加湿器にアロマを使って空気を循環させるのもいいですね。

重曹で消臭する

生ゴミやトイレの匂い、汗で濡れた衣類の匂いなどのイヤなにおいは、重曹で消臭してみてください。
水100mlに小さじ1を溶かしてスプレーにしたり、瓶にいれて置いておくだけでも消臭効果があります。

観葉植物を育てる

観葉植物には、消臭や空気清浄効果があります。素敵なインテリアにもなって癒しの効果もある観葉植物を育ててみてください。観葉植物は、虫がくるのが嫌。すぐに枯らしてしまうという方には、光触媒の人工植物がおすすめです。光触媒の人工植物には、酸化チタンという塗装がされており、太陽光や蛍光灯など、光に触れることで、空気中の有害物質を分解する働きがあり、消臭、抗菌、防かび効果があります。

早めの休息

鼻や脳の病気以外に疲労がたまったり不安が強くなると、嗅覚の敏感さが
増しやすくなります。疲労を感じたときは、早めの休息や十分な睡眠をとることで、嗅覚の敏感さが軽減されるかもしれません。
また、睡眠の質を整えることも大切です。睡眠中であっても、脳は働いています。ラベンダー、ネロリ、 ゼラニウムなどのアロマの香りを睡眠時に嗅ぐことで、安眠効果があり、睡眠の質を整えることができます。
ティッシュペーパーにアロマを一滴垂らして、枕元に置いてみてください。

相手に伝える

具体的にどういう「におい」や状況で、嗅覚が敏感になり辛く感じやすくなるかを勇気をだして伝えてみてください。
相手に伝えることで、配慮してもらえ相談しやすくなるかもしれません。
自分の心地よさを追求して意識的に周りの環境を整えてみてください。

別のことに意識をおく

嗅覚は人間にとって、なくてはならないものですし、におってくるものは無くせないため、嗅覚が敏感で辛くなったときは、その「におい」のしない場所に一時的に避難して好きな香りを嗅いだり、ガムを噛んだりして心を落ち着かせてみてください。


五感(嗅覚)の刺激に敏感な繊細さん

プルースト効果を活用して、良い記憶や感情を香りと結びつけていくことで、嫌なことがあったときに、心を落ち着かせることができる香りの引き出しを持つことができるのではないでしょうか。

「におい」に対する好き、嫌いの基準は、その人の経験が大きく影響するといわれています。
繊細さんにとってより良い人生を送るためにも、日々の暮らしのなかで、目的に合わせて、ちょっと香りを意識してみてください。気持ちの切り替えができ、刺激が少しでも軽減できるかもしれません。


繊細さん(HSP)さんが、上手く家族と過ごすコツ

人の気持ちに寄り添いすぎてしまう心やさしい繊細さんですが、家族であっても相手を尊重しすぎてしまい、気付けば顔色を気にしたりと自己を犠牲にしてしまう繊細さん。

そんな繊細さん(HSP)が「上手く家族と過ごすコツ」についてまとめてみました。


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