悲しいお話にしないために、気付いてからどうするか?ではなくて、ともにあることを決めて迎えよう
あとから気が付くそのコの変化
声をかけても振り返らない。
おもちゃを出してもなかなか気づかない。
思っていた反応がない。
何が起きてるんだろうか??
診察に訪れたコを今でも思い出す。
飼い主さんの困惑顔。
ペットショップで出会ったコを迎えて数日。
実は、耳が聞こえてなかったのだ。
迎えたコが五体満足でないと分かった時、あなたはどうしますか?
交換という悲しい文字
実際に起きる話。
私は40代後半だが、生涯でペットショップでから迎えたコは二匹ほど。(あとは里親探しまでの保護犬だったり、我が家で過ごす保護犬や保護猫。)
まだ十代だったころ、家族で訪れたとあるショップ。
無造作に置かれたケージのなかに、日本スピッツがいた。
全部は救えないが、父が一匹連れて帰ることを決めてくれた。
既に皮膚病を患っていた。
綺麗に完治するまで時間がかかったのは、子供ながらによく覚えている。
右目が見えなかった救い出された保護猫を大学時代に友人から引き取った。
右目が見えないので、右回りをしながら移動したり安全確認をするコだった。19年を共にした。
なにが言いたいかというと、予測できなかった事態に大体の飼い主さんは、困惑する。特に、お金と交換で迎えた命でもあるが、この交換という文字が違う交換を予測させる。
実際に、そのコの未来までを決めているかどうか?でもある。
モノである場合、交換が生じる。
交換を決めた場合。残念ながら、そのコの行く場所は決まってしまう。
共に過ごすパートナー選びと一緒
迎えるときに、考えるべきポイントがある。
何を目的としてむかえるのか?
家族の一員として、子供たちに命を学んでもらう。
話し相手に迎える。
かけがえのない存在として、癒し癒される存在として。
etc.
とかく、人の判断で命の行方が決まってしまうことに、現場で涙しない日はなかった。大好きな仕事なのに辞めていくスタッフも実際には多い。
命と向き合う。
ヒトと同じ命を迎えるんだと、そんな気持ちで出会ってほしい。
ペットショップで出会うもよし。
保護猫・保護犬シェルターは全国にある。
どんなコとの暮らしが迎えられるかを楽しみに、いろいろと調べることをお勧めします。
インスタグラムのサイトでも、保護犬・保護猫で検索するだけでも、ありとあらゆる活動拠点が調べられます。
笑顔あふれる出会いができますように。
創るヒト 仙華
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