見出し画像

54歳からの終活で良かったこと、良くなかったこと

言葉で未来をつくる™ 市川弘美です。

終活は何歳から始めなくてはならないという決まりはありません。何歳くらいがちょうどいいという目安もありません。

なぜなら、人は生まれて、いつかは死ぬときがきて、その「いつか」は誰にも分からないからです。

今回は私が50歳を超えたころから、終活なるものを始めてみて、良かったことと良くなかったことをお伝えします。

結論から言うと、良かったことは山ほどあり、良くなかったことはゼロです。

老後のお金のこと、断捨離のこと、家族のこと、すべて話しちゃいます。それでは、まいりましょう!


1.終活とは「生きるため」にやる

終活といえば、
・お葬式に読んでほしい友人のリスト
・延命治療のこと
・介護のこと
・財産分与
などを決めておくことというイメージがあると思います。

もちろんそういったことも大切ですが、人生をどう終わりたいかを考えることは、自分がどう生きてきたのかを改めて見つめることに他なりません。

終活の目的は、これまでどう生きてきたのかを振り返り、この先どう生きていきたいのかを考えること。

終わりに向かって生きることは、万人に与えられていることであり、終活は、終わるための活動ではなく、生きるための活動です。

2.セカンドライフで絶対に必要な2つのこと

生きるために絶対に必要なものは、お金と衣食住。なので、私の考える終活は、おもにお金とモノの2つの整理です。

数年前、私は55歳以降のお金のプランをたてました。私が100歳くらいまで、夫が95歳くらいまで生きるプラン。

”今”から死ぬまで、いくら収入があり、何にいくら使うのかという収支を年単位で出しました。たとえば65歳以降は、収入に年金がプラスされたり、子どもが社会人になると、教育費がかからなくなったりすることを「数字で見える化」するわけです。

モノの整理は、洋服や靴、書籍や書類もかなり整理しました。今整理していても、まだ洋服も書籍も買いますから、この先増えます。

ですが、整理しなければ増える一方で、キャパは限られています。整理するのが嫌になるくらいに増えてからでは遅いですし、今後は気力・体力ともに落ちていきます。

それを考えると、トコロテン式(新しいモノが入るのと同時に古いモノを押し出す)に常に整理が必要ですね。

3.やってみて良かったこと

まずは、お金の整理をして良かったことは、「現実」が見える化されたこと。それまで老後のお金は、年金と預貯金でやっていこうと漠然と思っていましたが、この”漠然”はお金に関しては通用しないことも実感しました。

老後も旅行や趣味など好きな事は続けたいですし、様々なライフイベントが待ち受けています。赤字になることが分かれば解決策を打ち出し実行しなくてはいけません。

今の生活では黒字でも、80歳になった時点で黒字なのか赤字なのかは、「見える化」して初めて分かることです。

モノを整理して良かったことは、「気もちイイ!」こと。

私はゴチャゴチャした家が嫌いなのではなく、モノを溜め込むことが嫌いです。過去に使って今は使わなくなったモノ、未来に使うかもしれないストックなど、どちらも、理由は分かりませんが好きではありません。

今必要なものがあれば、それで十分なのだと思います。

お気に入りのモノに囲まれた生活をしたいといった情熱はあまりなく、一日一日を快適に豊かに暮らしていきたいという考えです。

モノの整理は、個人の価値観によってやり方が大きく変わるところですね。

お金とモノの整理をやってみて「肩の荷が降りた」というのが正直な気持ち。荷物を降ろすと人は、軽やかに生きていくことができるのです。

老後に対するお金やモノの不安を漠然と感じている状態だと、その漠然とした不安は心の片隅で重くとどまり、無意識に鉛(なまり)を抱え込み続けていたかもしれません。

気持ちが軽くなると、様々なことにおいて足取りも軽くなります。

4.やってみて良くなかったこと

良くなかったことは、ゼロ。お金の見える化もモノの整理も、鉛筆1本をどうするかを決めることも、やって本当に良かったです。

5.終活も人生も面倒くさいことの繰り返し

終活には、ある程度の時間がかかります。面倒くさいのは事実で、私も面倒くさっ!と思いながら、お金の計算やモノの整理をしていました

でも、時間をかけてやらなければ、何年後かには家はモノであふれ返り、お金は行き詰まっていたかもしれません。

それと終活は「一度やれば終わり」ではないのが、またまた面倒なところです。収入・支出は、急な出費や病気があれば思い描いたようにいかないこともあります。

心が変わり、欲しいモノが増えるかもしれません。終活のための計画や整理は、「PDCA・更新」を繰り返すことが必要なのです。

6.改めて感じる、大切な人たちの存在

お金の計算とモノの整理をしていると、家族の存在を感じずにはいられません。

夫は定年後もずっと働いて家計を支えてくれています。定年後は朝5時に起きて、夜10時には寝る超健康的な生活。息子は子供のころから健康で、文武両道を掲げ元気に育ってくれています。私は彼らのために、毎日美味しいご飯を作っています(笑)。

終活は、生きてきた道のりを、じっくりと振り返る機会を与えてくれるもの。辛く悲しいことも沢山あったし、親子バトルもやよくやりますし、夫婦ってなんなんだ!家出してやるーなんて思ったりもします。

でも、私の人生が彼らに支えられて幸せに満ちたものだったと感じられたら、面倒くさい終活も悪くないでしょう。

7.To Dear For Me⁡ ⁡エンディング・ラブレター

◆今伝えておきたい言葉を大切な人に、そしてこれからの自分に贈ろう

◆40代50代に大好評!

※エンディング・ラブレターは市川弘美の登録商標(登録番号:登録第6687892号)です。

この記事は2500文字程ありました。最後まで読んでくださりありがとうございました。
お金や断捨離のこと、家族のことも全部お話しますと最初に宣言しましたが、まだまだ話し足りない!テーマを細かく分けて別の機会にもっと詳しくお伝えしますね!お楽しみに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?