見出し画像

【青天の霹靂事件簿】人対人の接触事故による母の骨折~保険会社との交渉・リハビリ病院転院編~

今回の事故。某駅で改札に向かって歩いていた母が、本を読みながら歩いてきた中学生と激しくぶつかり合って転倒し骨折というものでした。

かなり人の行き来が激しい駅で目撃者がいなかったこと、警察を呼ばなかったことにより、当事者同士での話し合いという展開になりました。

さまざまな「事故」のケースがあるのであくまでも今回の母の例の場合ですが、「事故扱い」の場合病院は「健康保険の適用は原則としてしない」というのも初めて知ることでした。

もし「健康保険適用」するなら病院の手続きはもちろん「健康保険証」を発行している区役所の「認証許可」の手続きも必要で、それはこちらが思う以上にかなり煩雑になるので「健康保険適用」ではない方向性の方がスムーズに事が進行するようでした。

そういった意味でも今回幸いだったのは、先方が全面的に自分側の不注意を認めてくれたことと「損害保険」に加入してくれていたことでした。

もしも「損害保険」に加入していなかった場合、高額の支払いを先方が全額負担するという展開になっていたわけで、そうなればそれこそ支払う能力があるなしの問題も生じていたかもしれないし、実際支払われないままのケースも世の中にはあり得るようなので…。

その場合は「健康保険証」を使ってこちらが区役所に許可を取り、認証してもらった上で自費負担分を支払うという形になっていました。

そういう意味でも夫の顧問弁護士の先生にすべてをお任せしたのは大正解でした。かなり早い段階で、弁護士と保険会社との交渉にバトンタッチできたので。持つべきものは、知り合いの弁護士だと今回改めて実感しました。

交渉内容の具体的な詳細は、そういうわけで私自身も分かりません。手術した病院でかかった費用(手術~入院)については100%保険会社が支払うということで現在もまだ交渉中ですが、お会計の手続きは何もしないで退院という形になりました。

転院先のリハビリ病院で発生する費用についても保険会社と病院側で直接やり取りをしてくれていて、治療費は全額保険会社負担という予定です。

この辺はまだ不透明な部分もあるようなので、進展があれば追記していきたいと思っています。

当初は手術をした病院に1~2週間程度入院して、そこからリハビリ病院に転院して1~2か月程度入院という風に話を聞いていました。

ところがリハビリ病院になかなか「空き」が出ない状況が続いていたようで、入院2週間後くらいにやっと転院先の病院に「予約」ができる段階になりました。家族がリハビリ病院と「電話面談」をして、ようやくそこで「待機」という状況になり、あとは実際に「空き」が出たら転院という形でした。

その「電話面談」自体も混んでいて、数日後の「予約」。「面談」というよりはかなり事務的で、必要事項を一方的にこちらが説明されるという感じでした。「空き」も「電話面談」の時点でメドが立っているわけではなく、まさに「予約」をしただけの状態でした。「転院については前日の連絡でも大丈夫か?」と聞かれたので、さすがに仕事の調整もあるのでせめて「前々日の連絡で」とお願いしました。

そこから実際に連絡が来たのは一週間後くらい。転院日の3日前に連絡をもらえたので助かりました。結局最初の病院には予想より長い1か月入院して、ここからリハビリ病院ではMAX90日の入院が始まりました。

到着してすぐに病室に案内された直後、別室で主治医の先生はじめ、6名程度のリハビリ・チームのメンバーから次々に自己紹介と説明をされて面食らった感じでした。病院での生活全般のお世話をしてくれる看護師さん、食事担当の方、リハビリ担当は理学療法士と作業療法士、家に帰った後の日常生活についてのケアを担当してくれる看護師さん…。

「あなたもチームの一員ですから」なんて言われて、何かの宗教にでも加入させられた気分でした(笑)。でもキレイで、セキュリティもしっかりとした万全の病院に転院できてとりあえずは一安心といったところでしょうか。

ここからのリハビリは本人に頑張ってもらうしかないので、これまでの日常生活にどれだけ近い形で復帰できるのかをしっかり見守っていきたいと思っています。

実は今回の一件で、「損害保険」には加入していなかった私も夫も加入することにしました。被害者にも加害者にも、いつ自分自身がなるか分からないという怖さを痛感したので…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?