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『大きな決断』3年齊藤菜々香

大きな決断。

私は今GKというポジションでサッカーをしているが、サッカーを始めた当初はFPでコート内を走り回っていた。

GKを始めたきっかけは、中学2年生5月。
当時所属していたチームは創立して2年目、GKが1人しかいなかった。そのGKが交流試合中に怪我をしてしまい、野球経験がある私が臨時GKを務めた。そこから数ヶ月間、GKとして公式戦に出場した。


 私はその時人生で初めての大きな決断をしたと思う。


   『GKに転向するか、FPに戻るか』

女子サッカーにはGKコーチのいないチームがとても多い。
だが、私が所属していたチームにはGKコーチがいた。専門的な練習をすることができる環境であった。


この時の私自身の気持ちはこうだった。

「チームに貢献したい、試合に出場したい」

私は周りの人たちよりも技術が劣っていた。GKに転向した方がこの目標を達成することができるのではないかと思い、GKになるという決断をした。


失点したら全部自分のせいだ。
試合に負けたのは自分が失点したからだ。
格上の相手には大量失点をして、毎試合涙を流していた。

私は「GKという選択をしなければ良かった。」と思うことも沢山あった。


しかし、GKという選択をしたことに後悔は全くない。

GKをしていたからこそ、
沢山の出会いがあった。
高校時代、北海道大会を制覇することができた。
指導者に恵まれ、女子フットサル界の日本代表のゴレイロになりたいという夢に出会うことができた。
この仙台大学に入学することができた。

中学生時代、高校生時代のGKコーチに沢山指導をしていただいたからこそ、今の私がいる。

これからも成長し続ける。
チームの為に。家族の為に。誰かの為に。
努力し、継続する。

『今日という1日を大切に』



最後まで読んでいただきありがとうございました。


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