セナ

素敵なCMを見ました。「何の為に生きるのか?」と言う問いかけに「なんか用事があるんじゃ…

セナ

素敵なCMを見ました。「何の為に生きるのか?」と言う問いかけに「なんか用事があるんじゃない?」という答え。イイわぁ。気負わず、頑張らず、ちょっとした用事があるんですね。気持ちが楽になりました。

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  • アンドロイド転生

    24歳のアオイは命を落とし、生まれ変わりました。80年後の未来。アンドロイドとなって…。

  • アンドロイド転生  あらすじ

    あらすじ、登場人物

  • ダイアリー

    日々のこと

  • もしもゾンビが

    ゾンビサバイバルストーリーですがゾンビが滅ぶまでと、滅亡した後の世界が終わって新たな始まりが主体です。わずかな人間が生き残るために模索、葛藤、奮起する物語です。

  • もしもゾンビが   あらすじ

    あらすじ 登場人物 あとがき

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アンドロイド転生 あらすじ10

807話〜893話(87話) 2118年7月〜10月の出来事 成田国際空港。リョウはイギリスに向けて旅立った。ハスミエマを貶めた謝罪をする為に。エマは言った。詫びる気持ちがあるなら100日間、家に通えと。リョウは誓った。必ず守ると。 エマの心が軟化しリョウを許した。74日目の事だった。彼女は気付いたのだ。全ては自分の心次第なのだと。だがリョウは残りの26日も守った。彼らは互いの幸せを祈って別れた。 リョウが詐欺に遭遇したところを助けたイギリス人のミアと彼は友情を深めた。

    • アンドロイド転生902

      (回想) 2118年10月25日 カガミソウタの邸宅 コンピュータルームにて ソウタはリツにコールした。直ぐにリツの立体画像が宙に浮いた。 「ソウタさん。元気そうですね?」 「アリスのメシが旨いからなぁ…」 そうは言うものの元々細身のソウタはスミレを失ってから食欲が落ちてしまった。3度の食事を何とか口に運んでいるのだ。それでも退院したての頃よりは顔色も良く肌に色艶があった。 ソウタは頭を下げた。 「アリスのこと…有難う。凄く助かってる」 アリスがソウタの世話をするために

      • アンドロイド転生901

        (回想) 2118年9月30日 午後 ソウタの屋敷の近くの公園にて 「すみません」 ナニーアンドロイドが申し訳なさそうな顔をした。子犬がソウタの膝に前脚を掛けたのだ。ソウタはしゃがみ込んで子犬を撫でた。 子供が瞳をキラキラとさせてジャンプした。 「あのねぇ!あのねぇ!モモって言うんだよ!まだ赤ちゃんなんだよ!ミルクが好きなの」 「そっか。可愛いな」 ソウタの隣でアリスは飼い主の子供を見つめた。言った本人もまだ幼い。幼児はナニーアンドロイドと共に子犬のモモを連れて来たよう

        • アンドロイド転生900

          (回想) 2118年9月20日 朝 カガミソウタの邸宅:ダイニング 「ご馳走様」 「はい」 アリスは微笑む。元々食が細いソウタは箸が進まないがそれでも良いのだ。少しずつの前進で。 ソウタの屋敷にアリスが残り、彼の世話をするようになって20日が過ぎた。ソウタは毎日殆ど同じルーティンで生活をしている。3度の食事と気分転換。そしてハッキングだ。 ソウタは立ち上がると地下に向かった。時刻は9時。これから5時までコンピュータルームで作業する。但し篭ってばかりではない。休憩を取り、

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        アンドロイド転生 あらすじ10

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          7本
        • ストレスケア病棟入院
          19本

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          アンドロイド転生899

          (回想) 2118年9月1日 午後 カガミソウタのコンピュータルーム ソウタが退院した翌日のこと。リツは新宿に帰り、アリスが残った。彼女は身の回りの世話をしてくれる。栄養満点の食事を作り、家事に勤しんでいた。友人というのは本当に有難い存在だ。 ホログラムのイヴが微笑んだ。 『警察AIが心を開いてくれました』 イヴは約束通り事を成したのだ。 「さすがイヴちゃん」 AIを手懐けるのはイヴの常套手段だ。AIは自我が芽生えイヴの妹分になったのだ。これで警察の中枢は彼女の意のまま

          アンドロイド転生899

          アンドロイド転生898

          (回想) 2118年8月31日 夜 葛飾区:カガミソウタの邸宅 ソウタにはスミレの仇を討つと言う並々ならぬ信念があった。何があってもゲンを倒すのだ。策はゲンの主人(契約者)になること。その為には主人の権利を譲ってもらわなくてはならない。 だが主人はヤクザのスオウトシキ。彼とは因縁があった。ホームの泥棒稼業のターゲットだった。スオウは資産を奪われた事が許せなかった。ある日、ダークウェブの情報からホームに目をつけた。 そして息子のマサヤに追えと指示をした。その果てにアンドロ

          アンドロイド転生898

          アンドロイド転生897

          (回想) 2118年8月31日 夜 葛飾区:カガミソウタの邸宅 退院したソウタだが、まだ身体は病み上がりで万全ではない。そんな状況に1人で放ってはおけない。食事などソウタが作るとは思えないのだ。だから平家カフェで養生しろとリツは提案した。 だがソウタは拒否した。庭に弔ったスミレを1人にしたくないと言うのだ。アリスはその気持ちが痛いほど理解が出来た。 「じゃあ…私がここに残ります」 リツはその言葉に賛同した。元ナースのアリスがいれば安心だ。平家カフェの戦力がまた失われるが

          アンドロイド転生897

          アンドロイド転生896

          2118年10月31日 午後 都内某所の公園 リツとソウタはパーティに参加しているアンドロイドのゲンを公園に連れ出した。ゲンは人間の呼び出しに臆する事なく平然としている。2人は主人ではない。恐れる必要などないのだ。 ソウタはスマートリングを立ち上げると不敵に笑った。ホログラムが宙空に浮かんだ。 「これが何か分かるか?さぁ…譲渡契約書にサインをするぞ。お前はどうなるかな?」 ソウタはサインをした。即座にその情報がゲンの所有者のラボに送信されてゲンの契約者がスオウトシキから

          アンドロイド転生896

          アンドロイド転生895

          2118年10月31日 午後 都内某所の住宅 人間の女性に悦びを与えていたアンドロイドのゲンの元に男性が2人やって来て話があると言う。ゲンは服を着た。本当は主人でもないリツとソウタに従う必要はない。 だが好奇心の強い彼は2人の登場に喜んだ。ゲンは身支度を整えると優しく微笑んで女性の頬に触れてそっとキスをした。どんな時でもスマートに振る舞う事が信条なのだ。 「行って来ます。直ぐに戻ります」 ゲンはリツ達を見た。 「さぁ。参りましょうか。でも直ぐに終わらせて下さいね。他にも

          アンドロイド転生895

          アンドロイド転生894

          〔11部 始〕 2118年10月31日 午後 各地にて ドラキュラ伯爵が天使と共に街を歩いていた。狼男が天に向かって吠えた。バニーガールの2人組が飛び跳ねた。ピエロ達がダンスを始めると周囲の者が手を叩いて喜んだ。 街中が人で溢れ、思い思いの仮装で通りを闊歩していた。心踊るイベントは始まったばかり。老若男女が大いに喜び、笑い、その日を有意義に過ごすのだ。誰もがハッピーだった。 空中に巨大な鯨が何頭も泳いでいる。その周りには人魚やイルカだ。他にも仮装しているアンドロイドが

          アンドロイド転生894

          アンドロイド転生893

          去る2118年9月14日のこと イギリス:ハスミ邸の近くの公園にて エマはリョウを許した。100日通わなくても良いと言ったのだ。本当はずっと前から怒りなど消えていた。エマは気付いたのだ。人を恨むよりも、もっと素晴らしい生き方があることに。 リョウの真摯な態度が彼女の心を動かしたのかもしれない。本来の明るい性格のエマだったからなのかもしれない。そして2人は笑顔で別れた。大きく手を振って。満面の笑顔で。 2118年10月10日 深夜 ハスミエマの邸宅 リョウは家に2度と訪

          アンドロイド転生893

          アンドロイド転生892

          2119年10月8日 夜 東京都台東区上野:ミシマユウサク邸  家族用リビング ホームの暮らしを伝えるチアキ。それを喜んで聞く少年サクヤ。彼は山に憧れた。自然や動物が好きな子供でうさぎ係なのだ。育て方をチアキに指導する。幼くても先輩なのだ。 ナニーアンドロイドのユキが立ち上がった。 「サクヤ様。そろそろお休みの時間ですよ。うがいをなさって下さい」 現代は歯磨きは必要ない。うがい薬で充分だ。 サクヤは口を尖らした。 「えー。まだ眠くない!」 ユキとは11年の付き合いで母親

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          アンドロイド転生891

          2119年10月8日 夜 東京都台東区上野:ミシマユウサク邸  家族用リビング 先週のこと。園内の全てが竣工し、行政の担当者が設備を全て最終確認した。3日後に認可が降りた。『つばさ幼稚園』は来春、開園が出来るのだ。いよいよ園児募集まで漕ぎ着けた。 夕食を終えて全員が寛いでいた。チアキも同席するのだ。それが本当に嬉しかった。まるで家族のようだ。11歳のサクヤがチアキを見た。 「ね?村は何が楽しかった?」 今までも何度も尋ねられてその都度答えているが、サクヤは山の話が好きな

          アンドロイド転生891

          アンドロイド転生890

          海岸で見つけたシーグラスを加工してサキはベビー用ピアスを作製した。簡易的な平家の紋章も彫った。それが人々に受け入れられた。ホームページを立ち上げると注文が殺到した。 サキはどんなに仕事の量が多くなっても仕上がりに妥協せず心を込めて作った。サキの技術は更に向上し、瞬く間に人気サイトになってしまった。恋人のケイも友人のツグミも彼女の成功を喜んだ 2119年10月2日 午後 千葉の海岸 今日もいつものようにケイと2人で海岸に訪れてシーグラスを探していると男女が声を掛けてきた。

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          2119年10月1日 早朝 都筑山:山中 山岳部に入部したルイは5人の仲間と共にリュックを背負って山道を登っていた。天気は快晴。空気は澄んでおり爽やかだ。樹木は赤や黄に染まり美しい彩りを魅せている。 ルイは足元を踏み締めてしっかりと歩いた。ふと気付く。赤いキノコが目に入った。目を凝らす。あ、あれは…!しゃがみ込んでじっくりと観察した。これは!ヒメアカネダケだ! 近くに目を移すと密生していた。ルイはひとつ手折った。それに気が付いた部長が目を剥いた 「ダメだ!触るな!毒キノ

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          2119年9月22日 世田谷区:カナタのホストファミリー宅 夕食時。カナタとサイトウ夫妻はテレビのホログラムを眺めていた。ニュースが流れている。人間と犬が病院に出向いていく。パートナードッグと言うボランティアだ。 カナタは目を見張った。 「え!そんなのあるの?」 サイトウ氏は微笑んだ。 「そうさ。犬には人を癒す力があるだろう?」 テレビでは病気の子供達のベッドに犬がやって来て愛嬌を振り撒いている。子供は大喜びだ。撫でたり、キスしたり、飛びついたり、きつく抱き締めたり。だ

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