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物理学者による「フフフ」ってなるエッセー集『物理学者のすごい思考法』(橋本幸士)

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。457冊目。

表題や帯をみてしまうと物理学者によるロジカルシンキング本かな? みたいな印象を得るが、そうではない。関西人でありかつ論理物理学者である研究者による微笑が止まらないエッセー集だ。

1つのエッセーは4ページ位のボリュームだし、専門用語も茶化すためだけにしか登場しないので読みやすい。

物理学者や数学者の書くものって、どこか浮世離れしたところがあって面白いものが多いのだけど、著者は加えて関西人だ(偏見)。

この本を読んでも「超ひも理論」の事は理解できないけど、「超ひも理論」を研究している人は変わっていて面白いのだなとよくわかる。

先日のご紹介したカルロ・ロヴェリの本を読んででも「超ひも理論」のライバルである「ループ量子重力理論」は理解出来ないが、「ループ量子重力理論」を研究している人は変わってるなとわかるのと同じように。

ファインマンのエッセーなどが楽しく読めた人なんかはフフフって読めるのではないかしら。

是非、手に取ってみて下さい。おもしろいよ。おすすめ。

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「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。