買えるうちに買わないと後悔する『プリンス・インタヴューズ』 / 読書ログ463
圧倒的な才能とパフォーマンスでポピュラー音楽の世界を牽引した故プリンスのインタビューを集めた一冊。
プリンスは、自らの楽曲の作詞作曲は全て自分で行い、それどこか、ボーカルから全ての楽器演奏までと、マスタリング以外の作業を全て1人で行った、なんて作品もあるそうで、自分のイメージ通りのアウトプットに徹底的に拘っていた人物。
ミュージシャンほど自分語りが好きな人種は居ないと言われ、有名であればあるほど膨大な自分語りが出回る世界だけど、我らがプリンス様は(プリンスからしたら)どうしようもないライター達の主観にまみれた記事に自分のお墨付きを与えるのが嫌でしょうがなかったようで、極度のインタビュー嫌いとして知られてもいた。
そんなプリンスの数少ないインタビューを集めた一冊ということで、とりあえずファンなら買っておくべき本でしょう。おそらく重版もそんなには期待出来ないと思うので、紙派の方なら、売られているうちにしっかりゲットです。そうしないと、20年後くらいに欲しくなっても高くて買えません。
私は中学生のころに、アルバム「LOVESEXY」にずきゅんとやられたクチで、プリンス様が大好きなので、中身も確認せずに即買いしました。
目次はこのようなかんじ。
インタビューアー達の苦悩がタイトルからも伺えるでしょ? 堪能しました。オススメです。
「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。