Takeshi Nakayama

これまで、ふわっと生きてきたおっさんが、ちょっと締めて行ってみようかと思っている。

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Prelude~'Round Midnight~夜を巡る 2

Round Midnight - Sunny Wilkinson https://www.youtube.com/watch?v=JkCeD1PQsdw  midnightとタイトルにつくというのに、最初に思い出すのは、午後の日のまだ高い時間、京都、北山通り賀茂川に掛かった橋を渡りながら、ガールフレンドとこの曲について話をした場面だ。ひょっとしたらオレは彼女にくっだらねぇ能書きをご披露申し上げていたかもしれない。真夏ではなかったけれど、ほんの少しばかり汗ばむ感じだったような

    • Prelude~'Round Midnight~夜を巡る 1

       今 回から「東京モーターショー」ではなく「ジャパンモビリティ―ショー」というのだそうだ。まぁ、時代の流れだな。  思えば、クルマとか単車に興味を持ってから、「モーターショー」、どんなすげぇのが出てくるのか楽しみにしていたものだが、この何回か、展示物、何かしょぼいというか、実際入場者数も漸減しているそうで。特に世界の中でも特に日本経済は調子が悪く、世界中が注目する市場としては海を渡った中国に移ってしまい、何とも淋しい事なんだが。  重い、SUV。しかもBEV。使い勝手とか

      • +9

        noteの画像上げ、動作確認

        • 読書ノート「アウトサイダー」/ コリン・ウィルソン 1-2

           心を、精神をどう拗らせていくのか? そしてそんなことを考えるとき、原因きっかけは何であったかを考えてしまうのは、この章、アンリ・バルビュスの「地獄」の主人公をアウトサイダーとカテゴライズするならば、アウトサイダーになってしまうことは避けなくてはいけない事、となってしまう。  まぁ、実際にだ、こういう心持でずっといるというのは本人的に非常に厄介で、常に狂気の沙汰と紙一重の気の休まらない日々を過ごすことになる。  以下、コリン・ウィルソン氏がひねり出しそれを中村保男氏が翻訳し

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        • 迷走録 on note
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          読書ノート「アウトサイダー」/ コリン・ウィルソン 1-1 バクシーシ山下氏とか北方謙三氏とか

            まずは、発掘したコリン・ウィルソンの「アウトサイダー」1957年出版、これは何刷目のものかはわからない、である酷くボロボロなオレの蔵書の状態を見ていただく。  わ、目次ねぇや。尻拭いたんかなぁ。などと。  これを書くにあたって思い出したことがある。政治学科の後輩でもあったガールフレンドがゼミで読むのだと、しかしよりによって、この本かと思いながら、まぁ、貸しても良かったんだが、売る本探す、と、二人して京都中の古本屋回って、この本探したことがある。すると、なんと、驚愕の事

          読書ノート「アウトサイダー」/ コリン・ウィルソン 1-1 バクシーシ山下氏とか北方謙三氏とか

          仲秋の飛騨、晩秋の信州 (The heart asks pleasure firstとStairway to Heaven) 1

           小学校5年生ぐらいからかな、中学校1年の夏までピアノを習っていた。妹がそれより前から習っていて、オレより後に習うのをやめた。妹がやってるからオレも、というわけではなかったと思うが、なんでだろ? 結構ピアノ曲で好きなのがいっぱいあったからかもしれない。まぁ、好きだったのはどれ一つ弾けずにいるけどな。  覚えているのはピアノ相対性理論。ピアノ弾いてると、2時間ほどがほんの数分の体感時間、なんてことがあった。後にも先にもそうそう何かに没入できることなんて無かった。また習いたいと

          仲秋の飛騨、晩秋の信州 (The heart asks pleasure firstとStairway to Heaven) 1

          読書ノート「アウトサイダー」/ コリン・ウィルソン 0-2 アイデンティティの問題?

           「アウトサイダー」という言葉、それ自体が持つ本来の意味から、反体制的なものとの親和性が高いようについ思ってしまう。  確かに、ある精神がアウトサイドに追いやられるきっかけが、政治から土地の因習まで、広い意味での社会制度であることが多いことが想像できる以上、そういう面は否定できるものではない。が、社会に追いやられたかと言って、その時分を追いやったものと敢然と退治していくかと思えば、とっちらかってそれどころではないのである、アウトサイダーの内面は。  一つ大きな要素として、ア

          読書ノート「アウトサイダー」/ コリン・ウィルソン 0-2 アイデンティティの問題?

          読書ノート「アウトサイダー」/ コリン・ウィルソン 0-2 映画のeasy riderを思い出したこと

           アウトサイダー、アウトサイドがあるなら、当然インサイダー、インサイドもあるわけなんだが、インサイド、内側にはなにがあるのか? っていうか、「アウトサイド」「インサイド」ってどう区分けするの? ってなる。なるよね?  まぁ、思い浮かぶとすれば、政治的な話をすれば、インサイドとは与党、ということになるが、では野党はアウトサイドで野党議員はアウトサイダーかと言われると、そうではない。寧ろ日本ではその無能ぶりで結果的に与党を助ける準インサイダーであるともいえる。  この本の「ア

          読書ノート「アウトサイダー」/ コリン・ウィルソン 0-2 映画のeasy riderを思い出したこと

          読書ノート「アウトサイダー」/ コリン・ウィルソン 0-1 この本の定義では「アウトサイダー」と「アウトロー」は同義ではない

           20代前半だ。京都にいたオレは、銀閣寺道の交差点近くの古本屋で、ボロボロの「アウトサイダー」という本を手に入れた。今もやっておられるだろうか? とGoogle Map見てみたら、ちゃんとあった。竹岡書店というお名前。忘れていた。っていうか、店の名前まで意識したことがなかった。少しうれしくなった。  いきなり話がそれた。  この本の事は何となく知っていた。中身はともかく。あれ? なんでだろう? おそらくは、河上徹太郎氏の「日本のアウトサイダー」という別の本を、ガールフレンドが

          読書ノート「アウトサイダー」/ コリン・ウィルソン 0-1 この本の定義では「アウトサイダー」と「アウトロー」は同義ではない

          Colors/Dance - George Winston 10 千駄ヶ谷から蓮根まで歩いたこと

            予備校って土曜日授業あったっけ? 午前だけだったかな? 普通の学校と同じで。まぁいいや。多分状況的に土曜日じゃないかと思うんだ。  帰り、予備校の別棟の玄関から出たら、何やら外苑の方が騒がしい。歓声が聞こえる。なんでも秋の早慶戦なんだそうで。ほんの少し汗ば気はするけれど、御苑の方から良い風も来ている。    1985年秋に国電同時テロというのがあって、記憶にある限り人死のあるテロではなかったが、山手線のどこぞやで架線が切られたかなんかして国鉄線はストップ、東京の交通網全

          Colors/Dance - George Winston 10 千駄ヶ谷から蓮根まで歩いたこと

          Colors/Dance - George Winston 9 ジョージ・ウィンストン氏の楽曲について

            表題にも関わらず、小田急線に乗った時の「車窓の外を眺めながらぼんやりと聴いていた」以外、George Winston氏の楽曲について触れてこなかった。  最初聴いたのは、「Autumn」の3曲目、「Longing/Love」だった。高校生の時、トヨタ・チェイサーだったと思うが、山崎努氏が出演していたTVCMのBGMとして流れていたを聴いたのが最初だったように思う。  高校生男子が好んで聴くようなものではないイージーリスニングではあるとおもったが、そんなのものは人それぞ

          Colors/Dance - George Winston 9 ジョージ・ウィンストン氏の楽曲について

          Colors/Dance - George Winston 8 八時間耐久英文解釈・下

            駅売りのスポーツ新聞を買って、翌日結果を知る。  こんな結末をリアルタイムで観ていたら、オレも和訳、中断してしまっていたな、と。  2位に1周近く差をつけていたケニー・平組のヤマハは、しかし、突然ホームストレートでエンジンストップ。ゴールまであと30分というところで、ということは、もっと詳しく書いた物がウェブ上でいっぱいあるので、それを参照していただくとして。  注目していた。大注目だったドリームチームの結末。駅のホームの隅の方で、一本乗り過ごすぐらい驚いてしまっ

          Colors/Dance - George Winston 8 八時間耐久英文解釈・下

          Colors/Dance - George Winston 7 八時間耐久英文解釈・中

           食堂に掛かっている時計で行こう。正確ではないかもしれないが、まぁ、大体合ってりゃいい。  多分ポールポジションは”キング”ケニー・ロバーツだろう。その横はガードナーか? ヨシムラは、なんてったっけ? 若い人。ケビン・シュワルツ?(シュワンツです)、クロスビーと走るんだよね。モリワキはどうなんだろ?木下とか水谷は八耐には出ないのかな? カワサキは、ちょっと後ろの方だろうな。観客席側に並んでるわけさ。  オレの前には「Jonathan Livingstone Seagull

          Colors/Dance - George Winston 7 八時間耐久英文解釈・中

          Colors/Dance - George Winston 6 八時間耐久英文解釈・上

            高2の後半頃から二輪のレースファンをやっている。1983年だ。スペンサーがキングケニーを下しチャンピオンになった年だ。しかしながら当時田舎の高校生がGPの動向を知る手段はなく、1か月半から半年前の情報を手に入れるのが精いっぱい。  東京に出て、その辺の事情が劇的に改善されたかというと、テレビを見られるのが夕方の6時から7時までの1時間だけ、食堂のテレビでということでは致し方ないが、しかし、1か月以内の情報は手に入れることができるようになった。  鈴鹿の八時間耐久レース

          Colors/Dance - George Winston 6 八時間耐久英文解釈・上

          Colors/Dance - George Winston 5 突き抜けてぇなぁ 

           物見遊山でマハラジャ、イーストとウェスト、行ってはみたけれど惨敗して、なんてことはあったが、何か基本、19の時に東京に出たからと行って、どこに行ってみたいとか思うことが少なく、それは受験浪人だったからということもあるけれど、年取った今に至るまでその辺は変わらなかったりする。  例外としては、例えば、往年の名レーサー、生沢徹氏のショップには行ってみたいと思っていた。白地にね、赤で「TEAM IKUZAWA」というロゴがカッコよくて、何か欲しいと思っていた、つい最近までは田舎

          Colors/Dance - George Winston 5 突き抜けてぇなぁ 

          Colors/Dance - George Winston 4 FZ400のチャラ男君の話

           受験生、浪人生だから、禁欲的でなければならない。一見、まぁ、フツーに言われているっていうか、そう思われていることなんだが。友達は基本深く付き合わない、目の前にいる人間はライバルだ、恋愛なんてもっての外、みたいな感じの事を現役合格出来なかった春、言いくるめられる。反感を感じないことはないけれど、まぁ、そうだろうな、と、特に反論する材料など持ち合わせているわけでもなく。  今のコはどうかは知らないよ。そもそも、受験浪人するくらいなら現役合格出来る位に受ける大学のランクを下げてし

          Colors/Dance - George Winston 4 FZ400のチャラ男君の話