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個人事業主革命を企てよう

こんにちは、みなさん。
今日は、現代社会の労働問題について考えてみたいと思います。

会社で上司から理不尽な指示を受けたり、意味のない仕事に追われたりしていませんか?

そんな「支配」と「ブルシットジョブ※」に苦しむ現代人に朗報です!なんと、全ての労働者が個人事業主になれば、これらの問題が一気に解決するかもしれないのです。

そう、「個人事業主革命」が、労働の未来を変えるかもしれません。
とはいえ、そんな社会が本当に実現するのでしょうか?
今日は、この革命的なアイデアについて、面白おかしく掘り下げてみたいと思います。みなさんも一緒に、労働の未来を妄想する遊びにお付き合いください。

※ブルシットジョブは完璧に無意味・不必要・有害な仕事を意味し、それを行う人の精神を傷つける仕事のこと。

大きく5つに分類されている。
取り巻き: 上司や重要人物の機嫌を取って組織内での地位を確保
脅し屋: 威圧や脅迫を使い、他者に服従
尻ぬぐい: 他者のミスや問題を解決することに特化
書類穴埋め人: 形式的な業務や手続きを担当
タスクマスター: 他者にタスクを割り振り、管理する役割

もっと詳しく知りたい人は書籍がおすすめ。そこそこ長いけど。

個人事業主社会の到来

さて、ここから本題に入りましょう。全ての労働者が個人事業主になる社会ってどんな感じでしょうか?

まず、一人一人が自分のスキルを武器に、自由に仕事を選べるようになります。プログラミングが得意な人はフリーランスのエンジニアとして、絵を描くのが好きな人はイラストレーターとして活躍できるわけです。
もう、上司の顔色を伺う必要はありません。自分の裁量で仕事をコントロールできるのです。

「会社は上下関係が厳しくて窮屈だな」なんて思っているあなた。個人事業主になれば、そんな上からの支配から解放されます。自分が納得できる仕事だけを引き受ければいいのです。嫌な仕事は全てお断りできちゃいます。

「会社の無意味な会議や書類作成に時間を取られて、本当にやりたい仕事ができない」と嘆いているあなた。個人事業主なら、そんな無駄な雑務から開放されます。自分の価値観に基づいて、意味のある仕事に集中できるのです。

こんな風に、個人事業主社会が到来すれば、労働者は自由と自律性を手に入れられるかもしれません。でも、そんな社会は絵空事でしょうか?いえいえ、AIの発達によって、その可能性は現実味を帯びてきているのです。

ブルシットジョブ撲滅計画

「個人事業主になればブルシットジョブから解放される」ってホント?と疑問に思った人、いますね。でも、実はその通りなんです!

ブルシットジョブってのは要するに、無駄で無意味な仕事のことです。会社という組織の中では、そういう非生産的な仕事が蔓延していることが多いんですよ。
でも、個人事業主になれば、そんなムダな仕事は自然と淘汰されていくでしょう。だって、自分の収入に直結しない仕事をわざわざやる人はいませんからね。

そもそも、AIの発達によって、個人の生産性は飛躍的に向上しています。
もはや、一人の個人事業主が、大企業に匹敵するアウトプットを出すことだって可能なのです。
つまり、会社という組織に頼らなくても、個人の力で十分にビジネスができる時代が来ているんです。

個人事業主社会が実現すれば、ブルシットジョブは自然と消滅し、一人一人が自分の価値を実感できる仕事に打ち込めるようになるでしょう。
自分の能力を存分に発揮し、社会に貢献できる喜びを味わえる。そんな働き方が当たり前になるかもしれません。

とはいえ、「個人事業主になったら、きっと大変なことも多いはず!」と思う人も多いでしょう。確かに、そういう懸念はもっともですし、実際に大変です。そんな想定される批判について検討してみましょう。

想定される批判と回答

「個人事業主社会なんて、絵に描いた餅じゃないの?」というツッコミが聞こえてきそうですね。確かに、個人事業主になることで、様々な問題が生じる可能性はあります。

Q:会社員なら当たり前にある社会保障制度が受けられなくなるんじゃないの?

A:意外と大丈夫。保険も年金は当然あるし、賠償責任保険もある。それに1000万とか稼がなくても、マイクロ法人作ったら正社員と同じ社会保障制度を受けれるから。

国民健康保険制度 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
国民年金|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
会員特典/フリーランス協会だけの福利厚生。賠償責任保険や所得補償、健康診断優待、会計税務・法務サービスなど (freelance-jp.org)

Q:すべての仕事が個人事業主化できるわけじゃないでしょ?大規模なプロジェクトとか、チームでやらないと無理じゃん。

A:実は、会社だって、大規模なプロジェクトに取り組むときは、特別目的会社(SPC)を作ることがあるんです。つまり、プロジェクトごとに独立した会社を設立して、そこに必要なメンバーを集めるわけです。
個人事業主も、それと同じようなことができるんじゃないでしょうか。プロジェクトごとに、必要なスキルを持った個人事業主たちが集まって、チームを組めばいいんです。みんなが対等な立場で、それぞれの強みを活かし合える。そんな風にして、大規模な仕事にもチャレンジできるはずです。

Q:個人事業主間の競争が激化して、収入が不安定になったり、自分で自分を酷使したりしそう…

A:その通り、放っておくと、そういうリスクはあります。だからこそ、公的機関や団体が個人事業主をサポートする必要があるんです。適正な報酬を確保したり、過当競争を防いだりするルールを作ることが大切ですね。

ですが、基本にあるのは自分の価値を高めて、競争力をつける方法です。スキルアップに投資したり、専門性を深めたりして、他の人にはない強みを持つことが大切ですね。誰かにやらされていない仕事だと成長するのも楽しいですよ。

Q:個人の能力差によって、収入や働き方の格差が広がるんじゃない?

A:経済学的に見ると、個人の能力差による収入格差は、パレート最適の状態を表しているとも言えます。パレート最適とは、誰かの効用を下げずに他の人の効用を上げられない、社会全体の資源が最も効率的に配分された状態のこと。

個人事業主社会では、各人が能力に見合った対価を得られます。これは、社会の資源が生産性の高い人に効率的に配分されている証拠です。もし、能力の差に関わらず収入を平等にしようとすれば、高い能力を持つ人のモチベーションが下がり、社会全体の生産性が低下してしまうかもしれません。

つまり、能力差による収入格差は、資源の効率的な配分を促し、社会全体の厚生を高めている可能性があるのです。

他の権威を借りて回答をしている時は確信を持てていないときである。
それより所属組織×年功序列で対価が決まる方が不思議じゃない?

Q:会社という組織がないと、技術の継承とか人材育成がうまくいかないんじゃない?

A;人間には、自分の知識やスキルを他者に伝えたい、社会に役立てたいという「貢献欲」があります。
個人事業主社会では、この貢献欲が発揮されやすいのかもしれません。組織に頼らなくても、個人の力で技術継承や人材育成ができる。
自由な立場だからこそ、みんなで知識を共有し合い、新しい形の成長や学びが生まれるのではないでしょうか。

Q:個人事業主だと、顧客から信頼されにくいし、ブランド力も弱いんじゃない?

A:その通り、一人だとブランディングは難しい面があります。
でも、個人事業主をサポートする信用評価システムを整備したり、ブランディングを支援するサービスは生まれるでしょう。もちろん仲間と協力して、共同ブランドを確立するのもアリですね。

そもそも会社のネームバリューに見合った人ってそんなにおるか?

未来への展望

こうして見てきたように、個人事業主社会の実現には、様々な課題があることは確かです。でも、それらの課題を一つ一つ乗り越えていけば、きっと自由で豊かな働き方が実現できるはずです。

個人事業主を支援する社会制度やインフラを整備することが、まずは大切なステップ。フリーランスの権利を守る法律を整備したり、個人向けの社会保障制度を充実させたりすることが求められます。
また、個人事業主同士をつなぐプラットフォームを発展させることで、協業やスキルシェアがしやすい環境を作ることも重要です。

こういった社会的な基盤が整えば、より多くの人が安心して個人事業主としての一歩を踏み出せるようになるでしょう。会社に依存せずに、自分の力で生きていける。そんな働き方を選択する人が増えていけば、労働の世界に大きな変化が訪れるはずです。

もちろん、個人事業主社会が万能だと言うつもりはありません。すべての人に適した働き方とは限らないでしょう。でも、少なくとも、選択肢の一つとしてこの働き方が根付いていけば、きっと社会はもっと自由で多様になるはず。

大切なのは、一人一人が自分に合った働き方を追求していくこと。会社員として働くのも、個人事業主として働くのも、それぞれの価値観に基づいた選択です。これからの時代は、そんな一人一人の選択を尊重し合える社会であってほしい。

個人の力が組織の力を上回れる時代に、私たちは生きています。この大きな変化の波を味方につけて、自由で創造的な働き方を実現していく。そう、「個人事業主革命」は、まだ始まったばかりなのです。この革命の行方を、みんなで見守っていきましょう。

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