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KBEAR KS10 堅実な音作りとビルドの中華ハイブリッドイヤホン #PR


KBEAR KS10について

KBEAR KS10は2024年5月に中国系ショップEasy Earphonesから発売された新作イヤホンで、ドライバ構成は1DD+4BA、DD部分はCNT(カーボンナノチューブ複合振動板)を採用、BAは詳細不明ながらAグレードの選別品を使用したというイヤホンです。

KZのKZ10 ProをベースにEasy Earphonesさんが自社で企画開発したものと言われています。CNT振動板は同社扱いのCCZ BC02/BC04と共通している要素で、BC02やBC04が気に入っている人は気になっている方も多いのではないでしょうか。

BC04・BC02については私もレビューを書いていますのでよろしければご覧ください。

イヤホン端子はTFZ端子で、TFZ端子は通常の2pin、埋め込み2pinのケーブルも問題なく使用できます。

付属品は、本体、ケーブル、クリアとグレーのイヤーピース3サイズづつ、説明書とシンプルです。

2024年5月13日現在、Amazon.co.jpでは6499円で販売されています。
少々高く感じますが、ドライバは選別品を利用しているらしく、実際聴いた感じも整っているように思われました。
価格帯なりに高品質なイヤホンです。

FPはザラザラの加工がカッコイイです。 色はシルバーがかっこいい気がします。

存在感のあるFPの加工
開封
開封直後

KBEAR KS10音質について

KS10は、やや強めのドンシャリ傾向のイヤホンです。中音域はやや凹があります。奇をてらった感じはないが堅実にいい音出している印象です。
ZS10Proがベースになっているという情報が販売店からありましたが、KZくささのある低音域ではありません。

箱出し時でも多くの人が満足できる程度にいい音はしているのですが、約1日、ピンクノイズやスイープ音、楽曲のランダム再生などでエージング処理を行いました。
その結果見通しがよくなり、低音域はより沈み込みが深くなり、中高音域は響きがよくなり音像の立体感が増しました。
エージングは短時間でもいいので必須だと思います。

周波数特性はコミュニティによる測定結果を共有し一元的に把握できるサイトがあります。 http://squig.link/ を参照してください。

KBEAR KS10 シルバー
KBEAR KS10 ブラック

KBEAR KS10 印象

  • ドンシャリ。強めのドンシャリ

  • 中音域はやや凹がある

  • 低音域の感じはKZ臭くない万人向けの音色

  • 箱出し付属品の音の時点で結構音が良い

  • 左右の特性が揃ってる感じを受ける

  • 空間的な奥行きが感じられる中高音域

  • 特筆は高音域、ピアノは弦の響きや、コロコロとした感じが出てて気持ちがいい

  • サウンドバランス的にBC04のアッパーバージョンという風情の音色ではないですね。BC04強し

  • BC04よりは高音域に金属的な厚みが太く乗ります

  • BC04よりBAが主張している。

  • DDの感じはBC02/04と似ている感じはあり

  • 低音域は沈み込みつつ割と深くまで出ます

  • KZ ZS10 Pro と BC02を足して2で割ったような感じかもしれない

  • 忖度無しで値段分の働きはしてて、TRN ST7と比べたらなにひとつ奇妙なところはない。普通の音場感だし、普通に良い音。無理にコストダウンにをしていない感じがする

  • 女ボーカルはやや引っ込み気味で後ろの楽器の主張の方が強い

  • 箱出し付属品でほとんどの人が満足する水準に達しているのは製品として◎(ニジュウマル)

  • BAは金属的な感じが得意な感じがあるけど、一昔前の中華BAみたいにキンキンする感じはしないで、だいぶ自然になっている。コクみがあるし、固い音がねっとりしている感じで、質の高さは上がってると思う

  • BC04よりさらに各音域を主張させた感じはある。中音域がやや凹だけど高音域の綺麗さは際立ってる

  • 高音域の綺麗さは他の低価格ハイブリッドのBAより、若干いいように感じられる。若干

  • エージング・リケーブル・イヤーピースの選定をしてからが本番、といった感じはKZっぽさがある

  • 左右のマッチングはしている気配だし、BAやDDも選別して良品をマッチングさせて使っている感じする。BAはA級品を使用といっていたが、音で聴いた感じも整いを感じる。

いつもの感じ。ステムが金属製なのは音にはいい影響している。

KBEAR KS10 の総評

KBEAR KS10は、価格なりの高品質な音質を実現しているイヤホンで、正直斬新さはありませんが、堅実に良い音を出してくれ、リケーブルやイヤピ交換でのグレードアップのポテンシャルも高いイヤホンです。

マニアの人ではなく、あまりイヤホンを買わない人こそこのくらい品質の高いものをつかんだ方が後々後悔しないのではないでしょうか。


KS10はシルバーがカッコイイ気がします。
黒もかなりマットで漆黒感ある

KS10 商品リンク

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