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強い選手に挑戦したい/佐藤早也伽②

この1年間、初めて日本代表に選出され、
昨年8月の世界陸上ブタペストで
マラソンにも挑んだ佐藤早也伽選手。

クイーンズ駅伝2023で大会MVPに選ばれ、
好調をキープする彼女は、今週末、
1月28日(日)の大阪国際女子マラソンに
照準をあわせて、トレーニングを進めています。

自分の弱い部分が見えた

これまでマラソンのトレーニング期間中は、
疲労や軽い足の痛みなどで、
ポイント練習をスキップするなどあった佐藤選手。
しかし、今年はそういったこともなく、
順調に強化が進んでいます。

その理由を彼女は
「ここまで、怪我しないで練習を積めているからだと思います。今までやってきたことをしっかり積み上げて、万全の状態でマラソンに臨めればと思っています」
と話しました。

それだけ強くなれたのは、
昨年の世界陸上に出場した学びも、
関係しています。

「初めて日本代表として世界陸上に出場して、やっぱり自分の弱い部分とか、色々な課題が見えたので、そういった部分を次のマラソンでは生かしていきたいなと感じました」

「具体的に言うとペースメーカーがいない中で、レースでの駆け引きの部分が1番大きいなと思いました。結果を残すためには、どんな状況でも結果を出せるような選手になりたいと思いました」

やりきったと思えるレースを

今シーズンの目標としている
大阪国際女子マラソンは、
いよいよ今週末。

今大会では、自分のパフォーマンスに集中しています。
「順位のことはあまり考えていませんが、まず目標は最低でも自己ベストを出すことです」
それでも、昨年の悔しさは、同じレースでしか返せません。

昨年大会で佐藤選手は、
転倒によるケガにより途中棄権。
今年に関しては、「最後まで完走することが一番」
としながらも、自分の納得できる
走りをすることが、自身にとっても大きな目標です。

「昨年はゴールできなくて、本当に悔しいレースになりました。今年は自分の目標をクリアして、満足するレースができるように頑張りたいです。今までマラソンを何度か走らせてもらっていますが、なかなか自分の満足できる結果や走りができたレースがありません。だから、今回は自分の中でやりきったって思えるようなレースをしたいです」


今回のレースは、パリ五輪に向けた
マラソン日本代表選考の最終チャンス、
「MGCファイナルチャレンジ」対象大会。
まずは設定記録となる2時間21分41秒の突破が、
思い描く最高の結果となります。

「(日本代表)選考の最後のチャンスなので、そこにはチャレンジしていきたい思いはあります。私の自己ベストよりも速いので、しっかり練習を積んで、自信を持ってスタートラインに立てればと思います」

パリ五輪出場に向けて、
「本当に強い選手と戦える舞台に、もう1回挑戦したい」
と意欲を見せる佐藤選手。
たくさんの応援の声に「頑張りますしかないです」と、
感謝の気持ちを見せながら、
ラストチャンスに挑みます。


文:守本和宏/ナノ・アソシエーション
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