第1回 T Crossroad 短編戯曲祭 <2020年の世界> Dプログラムをみました

なんと言っても『闘う女』がすべてだった。ただただあるワードを並べて笑うだけ、しかも落ちがくだらなすぎて最高だった。
「え、終わったの?ほんとに?」と疑問に取りつかれて、あれはああいう話だったんだなと気持ちが切り替わるのに10分ぐらいかかった。
短編集だからこそ光る作品。シンプルで衝撃的で、こういう作品が書きたい。

『汝の薪をはこべ』はテーマが好きだった。『死を悼むということ』それすらも許されない状況に陥る。主人公の「骨も拾えない」という寂しいような悔しいようなセリフに心が締め付けられる思いだった。
最後無言のシーンがあった。家を離れ老人ホームに入ることを決めた主人公が、家にしっかりとお別れを告げるシーンだと感じて、印象的だった。

2021/02/20/15:00観劇

T Crossroad 短編戯曲祭HP
http://www.tfactory.jp/data/t_crossroad1.shtml

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?