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ストーリー作って逮捕!検察クリエイティブすぎ国家・日本の闇

最近YouTubeでイエール大学助教授の成田悠輔さんを知って、成田さんが出ている動画をよく見ている。
動画を見て自分も頭が良くなった気分に浸っているが、現実は違うことにふと気づく。

本日、日経テレ東大学で「検察の闇」についての動画がアップされていたので見たがすごく面白かった。
ぜひ皆さんも見てほしい。


ゲストは無罪請負人の弘中惇一郎弁護士。
ロス疑惑の銃撃事件で三浦和義氏や障害者郵便制度悪用事件で村木厚子氏の弁護士を担当して無罪を勝ち取る。村木氏の事件では逆に大阪地検特捜部の証拠改ざんを見抜いた敏腕弁護士だ。
最近ではカルロスゴーン氏の弁護士を担当して、保釈を勝ち取れたのは弘中の弁護団選任が功を奏した、と海外で報じられた。

弘中弁護士は自分の勝手なイメージでは、カルロスゴーンの逃亡を手助けした悪い人だった。。
ところがそれは全く違っていた。

動画の中でも話されていた検察の闇を少し掘って話したい。


人質司法

刑事司法では、判決があるまで無罪を推定されるのが大原則のため、本来は逮捕されてもすぐ身柄を釈放されるのが原則。
ただし現実にはそうはなっていない。
検察が「罪証隠滅のおそれ有り」や「逃亡のおそれ有り」として、勾留請求してくると、裁判所は「検察がいうなら。。」と簡単に勾留決定してしまう。
事実上、検察の判断で永久に勾留する事が可能なのだ。
カルロスゴーン氏の事件では、欧米を中心に日本の人質司法をはじめとする刑事司法制度に対する批判が起きた。
また、自白の強要や冤罪を誘発させているとの批判もある。

都合のいい証拠しか出さない

そもそも日本の刑事裁判は99%有罪だ。
裏を返せば検察が起訴した場合、何が何でも有罪にしようとする。
そのためには有罪になるための都合のいい証拠しか出さず、無罪になるような都合の悪い証拠は提示しないのだ。
動画でも話されていたように、一度起訴したら有罪ありきのストーリー通りに進めてしまうため、途中で検察自体が無罪だと思ったとしても無理矢理有罪に持っていってしまうのだ。
ひどいのは検察が有罪にするために証拠を隠滅や改ざんする事件も発生している。(大阪地検特捜部の証拠改ざん事件)


国会議員は司法制度を変えられない

どうしてこんなおかしいことを国会議員は変えようとしないのか。
動画で指摘していたのは、国会議員は司法制度を変えようとすれば検察官を敵にまわしてしまうことになる。
どんなに真面目にしている国会議員でも、重箱の隅を突けば小さなの法律違反を犯している場合がある。
事実上、検察官を敵にまわしてしまえば、その小さな法律違反で検挙されてしまう恐れがあるため、おかしな司法制度だったとしても斬り込む事ができない。

どうしたら検察や司法制度は変わるか

動画の中で弘中弁護士は「最終的な責任は国民」という指摘にはっとした。
いくら司法を変えようとしても、そもそも国民の総意として司法を変える気がないのだ。
そもそも国民が今のような検察を望んでいるのだと気付かされた。
ホリエモンやカルロスゴーンが逮捕起訴された時に、国民は祝杯した。
まるで悪の権化を捕らえたかのように。
他人の不幸は蜜の味。特にお金持ちや権力者には。
国民が証拠や真実はどうあれ有罪に仕立てあげたいのだ。
国民が変わらなければ司法は変わらない。

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