ナイナイ岡村、フジテレビ抗議デモのスケープゴートとされた「嫌なら見るな」発言の真意
テレビ東京が1月クールの世帯平均視聴率で「開局以来初となる最下位から脱出」したと報じられた。それはすなわち、フジテレビが最下位に沈んでしまったことを意味する。「振り返ればテレ東」と揶揄されていたが、それすら過去の話となった。
フジテレビの凋落の一因として、以前から指摘されていたのがナインティナイン・岡村隆史を発端とする「嫌なら見るな」発言であり、それによって視聴者からの反発を買ってしまった。
では、この岡村の「嫌なら見るな発言」とはなんだったのか。今回はその発端となった2011年8月11日放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン』を振り返ってみたいと思う。
フジテレビ抗議デモ
2011年7月、高岡蒼甫のツイートが大きな物議を醸す。そのツイートとは、「正直、お世話になった事も多々あるけど8(注釈:フジテレビ)は今マジで見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば。しばしば。うちら日本人は日本の伝統番組求めてますけど。取り合えず韓国ネタ出て来たら消してます。 ぐっばい。」というものだった。
内容からすると、フジテレビ批判を含む一方、当時槍玉に上がっていた「韓国ゴリ推し」という偏向放送についての批判だった。これを受けて、高岡は事務所から契約解除され、謝罪に追い込まれている。
この一連の騒動をきっかけとして、「反フジテレビ」の動きが顕在化する。いわゆる「フジテレビ抗議デモ」である。「フジテレビの偏向放送に対する抗議」を訴え、8月7日に非公式ながら抗議デモが行われる。そして、21日には保守団体を中核とした「8・21フジテレビ抗議デモ」が開催された。
「嫌なら見るな」発言の真意
フジテレビへの抗議の機運が高まる中、8月11日放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン』のエンディングで、岡村はツイッターについて語っていた。
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