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英会話スクール開校物語~序章2019~


◇地道な宣伝活動で記念すべき1期生たち


・2歳から中学生までの総勢20名でスタート

初めは身近な子供を持つ親御さんなどに声をかけ、「英語やらせたかったからちょうどよかった」などと声を頂いたり、ポスティングで早速入会してくれた子がいたりと、約20名の生徒が集まりました。
この初速については、広告宣伝費など多めにかけられる場合や準備期間がある程度ある場合はもっと増やせる部分だと思います。
当校の場合は、私が現場などにはほとんどいられない事、スタッフも講師と日本人講師兼スタッフの2名がメインでスタートだったこともあり、可もなく不可もなくだったのかなと思います。
手探りの中、また講師は久しぶりの現場という事でとても興奮していたことでしょう。
ほとんどの子供が初めての英語という事でフォニックス(発音と文字の音声学習法)から徹底的に始めていて、この基礎学習が現在の生徒さんの高いレベルになるんだと思うと、当校が掲げる少数編成クラスというのは非常に意味のある編成であったと思います。

・問い合わせ獲得の為ポスティングの毎日

生徒もまだ少ないため、講師やスタッフも夕方6時ごろには授業が終わり、ポスティングを毎日行ってくれていました。
私は本業が終わり次第合流して、自転車に乗りながらファミリー世帯のお家を徹底的に回りました。
現状の生徒さんのご家庭の自宅などを調べますと、やはり収入的に高めのご家庭とわかる家がほとんどで、これはこれで教育という観点では国も考えなければいけない点なのかなとも思います。
なにはともあれ、1人でも多くの生徒さんを獲得しなければならない私たちは商圏と設定している2キロ圏内へのポスティングはおおよそ2週間程度で回りきっていました。
そしてまた同じ商圏2キロでポスティングを繰り返し、健康的な夜の運動が出来た事を覚えています笑
今では講師やスタッフも授業で忙しい為自分たちでポスティングなどはいけませんが、次にオープンしたときにポスティングをするかと言われたら・・・・確実にします!
そのくらい初期にはとても大事な集客の動線になってくれると思います。


・事業計画書とにらめっこ

SNS体制はある程度作り、ポスティングもどんどんとこなしいき、後は問い合わせやご紹介の生徒さんを待つのみと、私は時間があれば当初想定して作っていた事業計画書とにらめっこしていました。
オープン時生徒〇〇名、売り上げ〇〇円、1か月後→2か月後→半年後の生徒数や売り上げ。この想定数字を達成するために自身にプレッシャーをかけていき、SNSなどでもありとあらゆる露出方法を試行錯誤していました。
やれていない事はないか?登録できていない掲載サイトはないか?今英語についてどのくらい世の中で何か話題になっていることはないか?
常に英語についてアンテナを張り、発信するSNSなどで使える訴求ワードはないかを探していました。
今回の場合広告宣伝費については土台となるホームページの運営費以外はかけずにスタートしました。それは不動産業界では既に当たり前、美容室や飲食業界でも当たり前の過大な広告コストに頼る集客はいずれ争いになるとわかっていたからです。これはとても大事なことで、コストをかけずに集客を目指すからこそ見える、アイデアが必ず出てくるからです。
そして今では1ユーザーを獲得する為にかかるコストは、当校は圧倒的な効率をたたき出していると思います。これも事業計画書があったからこそだと思っています。

・問い合わせに一喜一憂する毎日

開校してから1週間~2週間は、約10名前後の問い合わせがありました。
他の集客でもそうですが、問い合わせというのはあくまでホームページや何かから1アクション(問い合わせ)を起こした人の数です。ここから実際に教室に体験にきて、さらにそこから入会を決めるというプロセスがあります。この問い合わせ対応については講師は日本語も話せない、日本人スタッフも問い合わせてきた親御さんにどのような返事や呼び込みをしたら良いのかわからなかったため、私が全て対応することにしていました。
私は不動産営業マン時代を思い出し、問い合わせが来たらすぐに電話!そして出なければ丁寧なメールに切り替え、必ず返事が来るように追客を行っていました。最初の頃は問い合わせが来て喜んでいても教室にすら来ない場合もあり、ショックを受けていたのを覚えています。
ここについても永遠の課題で、問い合わせをしたのにその後連絡がないというのは、どの業界においても気になるところだと思います。

・とりあえず問い合わせしてみたが、子供に聞いたら興味が無かった
・他の教室にも同時に問い合わせをしてそちらに行くことを先に決めた
・問い合わせだけしてその後忘れてしまって面倒になった
・他の習い事との調整が出来ないことがわかった

など、様々な理由でお返事が無かったり、キャンセルになる場合もあります。このように問い合わせの全てが来客に繋がるわけではないので、問い合わせの母数をもっともっと増やすために、更なるアイデアが必要不可欠です。

・他社と比較が出来ないもどかしさ

開校して1か月経ったころ、現場はとても順調にまわっていました。さすが語学講師のプロだと感じました。特に初めての体験の生徒はほぼ全員が入会を決め、この初期段階での体験から入会への確率がほぼ100%というものに、彼女のポテンシャルを非常に感じました。
一方、事業計画書では開校3か月目の時点で生徒数は45名と、若干で送れている進捗で。これは私のまだまだ集客が足りないんだな感じましたし、他校ではどの程度の問い合わせがり、どの程度の生徒さんが新規で入るのかわからず、もどかしい気持ちもありました。
講師は問題ない。現場のオペレーションも想定の範囲。やはり集客がたりない。発信が足りないと少し焦りも感じていたのかもしれません。
ある教室によっては、オープンして3か月で在籍生徒が30名という数字はとても順調なほうだとも聞きました。
これについても永遠の課題となりそうですが、予算の限られる小規模事業者だからこそ、効率よくコストを最小限にして最大限の効果を目指す!この気持ちを忘れずに常に新たな集客方法を探っていくべきだと思います。

◆次回!序盤でもっとやっておけば良かったと思うこと

2024年5月で6年目に突入するわが校のオープン時の2か月くらいのお話をさせて頂きましたが、次回はこの時点で当時もっと出来たこと、最初からこういう風にしていたらオペレーションも便利だったこと。
この辺についてお話をしていこうと思います。

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