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DX(デジタルトランスフォーメーション)のお話を聞いてきたので、ざっくりまとめ。 #汐アカ

8月6日にこちらにお邪魔してきました。

タイトル『DXを推進するリーダーが心得るべきこととは? 』が気になったというよりは、登壇する方々のお話を聞きたかったというのが参加動機です。
とても学びが多かったので簡単に整理しておこうかと思います。

そもそもDXする段階にいない

前提ができていないという話。
まだデジタイゼーション(デジタル化)できていない会社(及川さん曰く石器時代)がDXを推進するなんて到底無理。
まずは既存のビジネスや業務プロセスを見直し、デジタルを活用した効率化やコスト削減をするのが先で、DXなんてもっと後の話ですよということ。

分業による弊害

エンジニアの仕事が分業化されすぎていて「物を作れる」人が少ない。
一口に「システム開発をしています。」と言っても、その中の一部分を担当しているに過ぎないので、全体を把握しているとは言えない。
エンジニア一人一人が視座を高めることが、これからより一層重要になる。

トップがIT音痴では駄目

「"自分はIT音痴です" なんて自己紹介してクビにならないのは日本くらい。」(澤さん談)
CEO等のトップ層はちゃんとデジタルを語れないといけない。
そうでないと、どんな物を作りたいのかを下に伝えることができなかったり、間違ったことを伝えてしまう。
できないのなら、CIOのようなデジタルを牽引できる人が経営層と対等な立場で存在している必要がある。結局、トップダウンで進めないと伸びていかない。
そして、これだけ世の中がソフトウェアで出来ているのだから、全社員(経営層含む)のソフトウェア教育をするべき。

目的化しては駄目

例えば、デザイン思考やリーンスタートアップのような"バズワード化"しているフレームワークに頼るだけでは、"フレームワークを使うこと"が目的になりがちで、ゴールがおざなりになる。
重要なのは手法ではなく、それを推進する"人間"が意思を持ってやり遂げること。

バズワード的なことをやってなくても成功してるところはたくさんある。
「自分たちが何としてもやり遂げる」という執念的なものが根底にあり、それらは教わるものじゃない。
それが無いなら何を使ってもうまくいかない。

肩書詐欺は駄目

例えば、"オープンイノベーション推進室 室長"なんて肩書の人が
「上場している企業としか取引しない。」
「社員数〇〇人以上の企業としか取引しない。」
なんて言ってしまったりする。
全然オープンじゃないじゃないか。

まとめ

・まずは時代に合わせてしっかりデジタル化する。トランスフォーメーション(改革)はそれから
・一人一人が視座を高め、自分の意思を持つ
・全員のITリテラシーを高めるのが重要(特に、決裁権を持つ中間~経営層)

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