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北京大学のマーラーシアングオ7選

どうも!
セイタです!!
現在北京大学修士課程で社会学を学んでいます。


この記事では、北京大学の日本人留学生が最も好む料理(筆者調べ)にもかかわらず日本での知名度がそこまで高くないマーラーシアングオ(麻辣香锅)について書いていきたいと思います。

自分は日本で社畜をしていたころの唯一の楽しみが外食であり、食べログでレビューをし続け、気づけばレビュー数が700を超えるようになっていました!


なので、そんな自分から見た北京大学のマーラーシアングオをコメントさせていただければなと思います。





そもそもマーラーシアングオとは?

マーラーシアングオは肉や野菜、キノコなどの様々な素材を花椒、唐辛子、油で炒めた料理です。四川料理の一つであり、辛味と痺れを特徴としています。

北京大学には10を超える食堂があり、多くの食堂がマーラーシアングオを提供しておりますが、それぞれ特徴があります。

マーラーシアングオは脂っこい具材や水っぽい具材を入れると味が変わってしまいます



それが、マーラーシアングオの奥深いところでもあるのですが、今回は比較のため頼む食材を以下の通り固定しています。
・豚バラ肉
・きくらげ
・えのき茸
・白菜
・ブロッコリー
・カップ麺
・ご飯

これが個人的なベストな素材です!!



①农园二层

価格(合計):19.3元(386円)
メモ:北京大生の中でマーラーシアングオといえば、ここ農園のマーラーシアングオが頭に浮かぶ。2021年の十佳菜(トップ10料理)にも選ばれており、不動のエースである。
特徴として、他の食堂よりも油っこく、辛め。それがやみつきになる。豚バラを入れるとご飯が進むことこの上ない。カップ麺に油を多少吸わせて食べるのが至上である。

肉類は2.8元/50g
野菜は0.8元/50g
きのこは1.2元/50g
調理風景





②勺园二层

価格:15.49元(310円)
メモ:勺园のマーラーシアングオは2020年の十佳菜(トップ10料理)に選ばれており、人気がある。
個人的には野菜が若干しおれているのが気になる。
味は农园に比べれば、ややマイルド。油っ油っこさもないので初心者向きこさもないので初心者向き。しかし、しっかりと辛味やしびれを味わえる。

勺园のマーラーシアングオにはピーナッツとゴマが入っている。
野菜は0.8元/50g
精品野菜がは1.2元/50g
ブロッコリーもここに含まれる
肉類は2.8元/50g

 




③家园三层

価格:14.64元(290円)
メモ:家园は比較的最近できた食堂のため小綺麗。3階のマーラーシアングオ屋では、類似した料理の麻辣烫も頼める。

ここは珍しく自分で素材を選んで、持っていくスタイル。中国語にあまり自信がないなら、この方が気が楽である。キクラゲが置いていないようなので、いつものセットにキクラゲ抜きで頼んだ。

出来上がった見た目は若干茶色がかっている。味もコクが強い気がする。ひょっとするとソース的な調味料が入れられているのかもしれない。コクがある分、辛味と痺れが弱い最も日本人向きのマーラーシアングオといえよう。ただ、自分が求めているのは辛さと痺れなので物足りなく感じる。

このように自分で選んで、お会計する。
麻辣烫も頼める。値段は同じ。
肉類は3元/50g
きのこ、大豆製品は1.2元/50g
加工肉は1.8元/50g
野菜類は0.8元/50g
肉が少し高いが、それ以外は他の食堂と変わらない。
3階のスペース
できたばかりの食堂できれい




④畅春园

価格:21.22元(420円)
メモ:この畅春园は博士の学生が多く生息している寮に併設の食堂である。そのため、平均年齢が心なしか高い。更には子供もよく見かける。

マーラーシアングオの味としてはマイルドめ。やや水分が多めな印象。しかし、辛さとしびれはしっかりしている。また、コクもある。個人的には最も好きなマーラーシアングオ。

また、珍しく海鮮味やカレー味、ゴマ味のマーラーシアングオもある。

肉類は2.8元/50g
野菜類は0.8元/50g
きのこ類は1.2元/50g
他の店だと辛味+醤油味くらいしかないが、
ここはさらに海鮮やカレー味もある


ちなみに、以下その他の味である。

カレー味/22.8元
材料:鶏肉、豚肉、ブロッコリー、キクラゲ、チンゲン菜、レタス

カレー味はそこまで美味しくなかった、、味が薄くて水っぽい。あと、刺激が足りない。



海鮮味/26.87元
材料:豚肉、うずらの卵、カニカマ、イカ、キクラゲ、ブロッコリー、レタス

海鮮味はなかなかイケる。少し塩辛く、食欲をそそる。水っぽさはカレー味と同じだが、味の薄さは感じない。海鮮味なので、イカやカニカマを入れてみた。




沙茶味/33.46元
白菜、レタス、ほうれん草、ブロッコリー、きくらげ、豚バラ肉、鶏肉

沙茶味というのは福建や広東ではやっている味で、ニンニク、玉ねぎ、ピーナッツなどで味付けされている。今回は野菜が多かったので、水分が染み出して、かなり薄味となった。あと、肉頼みすぎた、、




⑤燕南美食

価格:17.06元(341円)
メモ:11ヶ月の休業を経て、2023年6月1日にリニューアルオープンされた食堂!2015年に交換留学していた際は、立って食べる学生もいた。リニューアルオープンされて、席数が増えたので、混雑は緩和された。
マーラーシアングオの味としては、辛味と油がホドホドで食べやすい部類に入る。結構好み。

加工肉類は1.8元/50g
肉及び海鮮類は3元/50g
野菜類やきのこ豆類は1.2元/50g
他の食堂よりも野菜も肉も高い。




⑥佟园

価格:17.59元(約350円)
※2024年3月追記
メモ:ハラール料理が食べれる食堂。最近になってマーラーシアングオを提供していることに気づく。昼はマーラーシアングオやっていないので、17時以降にやってきた。

ハラール食堂のため、豚バラ肉がおいてないため代わりにラム肉を頼んだ。自分で選んだ食材を渡して、調理してもらう。ハラール食堂だからか、肉類の値段が圧倒的に高い。

デフォルトでパクチーが載っている。普段はわざわざ頼むほどではないが、意外とパクチーも悪くない。味は比較的控えめ。ちょっと塩辛いような気もするが。

加工肉類は2元/50g
ラム肉と牛肉は4.8元/50g




⑦学五食堂

価格:19.84元(約400円)
※2024年3月追記
メモ:この食堂は営業時間がかなり長いのでよく使っていたが、最近になり、マーラーシアングオが食べれることが分かったので、注文することにした。10時半以降に販売開始している。


自分は微辣を頼んだのだが、やや薄め。多分水切りがしっかりされていないのであろう。自分で取るスタイルだから、しっかりと水を切っておいた方が良い。また、ここの食堂も豚バラ肉がなかったので、代わりにラム肉を頼んでおいた。

野菜類は0.8元/50g
精品野菜は1.2元/50g
鶏肉や加工肉は2.8元/50g
ラム肉と牛肉は3.8元/50g






まとめ

以上北京大学食堂のマーラーシアングオ(麻辣香锅)になります。

その中でも特に美味しいなと思ったのが、個人的な好みでランキングを付けるとすれば
1位:畅春园
2位:燕南美食
3位:农园
となります。

周りの留学生に聞いてもマーラーシアングオ(麻辣香锅)の好みは本当に千差万別ですので、ぜひ北京大学に来る機会があれば食べ比べてみてください。


それでは、本記事は以上とさせていただきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

本記事のような北京大学の食堂の料理や中国の食文化に関しては
下記のマガジンで今後も紹介していく予定です。



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