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【冒頭15分書き起こし】「この本はなぜ特別なのか?」大塚紳一郎先生セミナー 河合隼雄『カウンセリングの実際問題』を読む/読み直す ※レンタル配信あり
特別な本としての『カウンセリングの実際問題』 はい、ではよろしくお願いいたします。今日は喋りたいことたくさんあるんですよ。なので、前置きを抜きに本題に入っていこうと思います。 今日は「『カウンセリング実際問題』を読む/読み直す」というタイトルでお話をしていきます。もちろんこの本を初めてお読みになるという方もおられると思うんですが、何回も読んだことがあるという方もおられるんじゃないかな。どちらの立場の方にとっても役に立つようなお話をするということが今回の目的です。 改めま
【メディア紹介】NHKあさイチに著者、監訳者が登場「ウォッチミープレイ!」を解説【どうする?子どもへの接し方〜アタッチメントの子育てスキル 2024年5月1日】
5月1日にNHKあさイチにて『里親養育における乳幼児の理解と支援』の著者ジェニファー・ウェイクリン氏と監訳者 御園生直美先生への取材とコメントが放送されましたので紹介します。 ▷ウェイクリン氏がウォッチミープレイ!を解説した書籍の詳細はこちら 『里親養育における乳幼児の理解と支援 乳幼児観察から「ウォッチ・ミー・プレイ!」の実践へ』 ジェニファー・ウェイクリン 著 御園生 直美・岩﨑 美奈子 監訳 佐藤明子 訳 出版年月日 2023/06/30 書店発売日 2023/0
【書評掲載】『私たちを分断するバイアス マイサイド思考の科学と政治』キース・E・スタノヴィッチ著 【毎日新聞 2024年5月4日 今週の本棚】
5月4日に毎日新聞で『私たちを分断するバイアス マイサイド思考の科学と政治』が書評掲載されましたので紹介します。 毎日新聞の書評掲載サイトはこちらです。※有料記事 訳者あとがきを公開しています。 ▷本書の詳細はこちら 『私たちを分断するバイアス マイサイド思考の科学と政治』 出版年月日 2024/02/15 書店発売日 2024/02/25 ISBN9784414306392 判型 A5 ページ数 252ページ 定価 2,970円(税込) ▷amazonでの購入は
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オンラインにあふれる「死にたい」気持ちに向き合う。『自殺対策の新たな取り組み SNS相談の実際と法律問題』編者まえがき公開
近年のパンデミックや不況を受けた自殺者増加への対策が喫緊の課題として叫ばれるなか、新たな支援としてSNS相談が注目を集めている。本書では、自殺対策現場で実際に働くカウンセラーが実践するSNS相談の具体的な実務を開示し、自殺対策に関わる上で知っておきたい法律問題について、カウンセラーの法的責任論に詳しい弁護士による解説や対応法を紹介する。今後ますます需要が高まるSNS相談で「死にたい気持ち」に向き合う際に参考となる、カウンセラー必携の書。 ▷書籍詳細 まえがき ある支援団体
認定心理士の会×誠信書房 新刊連動講座『私たちを分断するバイアス:マイサイド思考の科学と政治』刊行記念イベント 分断社会の心理学的な背景を読み解く
イベント概要 分断の時代と言われる昨今,アメリカでも共和党のトランプ氏が再び人気をあげて,民主党とするどく対立を示している。政治的立場の対立をはじめ,個別のテーマにおいても,環境問題,原子力政策,LGBTQの権利をめぐってなど,鋭い対立がネットを沸かせている。なぜ,こうした対立が先鋭化するのか,その対立の内実はどのようなものなのか,人が党派的なスタンスに立ってしまって,意見を固持し,態度を分極化するプロセスに触れながら,こうした分断の基礎となるマイサイド・バイアスについて語
人生の岐路に立ったとき「その人らしい働き方・生き方」を選び取るための指針は、心理学から得られる。『キャリア形成に活かす心理学』おわりに 公開
働き方改革が推進され、終身雇用制度も揺らぐなか、キャリアは自ら選択することが求められている。しかし、激しい環境変化と不確実な状況下で意思決定をし、自身のキャリアを形成することは至難の業でもある。このとき、考える基盤となるのが心理学理論である。本書は、人生をキャリアと捉え、学生や社会人が人生の岐路に立ったとき、自らの進む道を選び取るための指針を学べるものとなっている。大学でのキャリア教育テキストはもちろん、キャリアコンサルタントの参考書としても使える。 ▷書籍詳細 ──おわ
絵やダンス、声や音楽、詩や物語など、すべてのアート表現を使うセラピーが、人をさらに「生き生き」させる。『現場で活用する表現アートセラピーの実際』はじめに 公開
表現アートセラピーは、絵やダンス・ムーブメント、声や音楽、ドラマ、詩や物語など、すべてのアート表現を使う統合的な芸術療法である。子どもから高齢者まで幅広い年齢層に対して用いることが可能で、言葉で語れないこと、語り尽くせないことを、受け止めることができる。 本書では、この懐の深い表現アートセラピーを米国で学んだ執筆者4人が、多様な現場、さまざまなクライエントに対して行なってきた臨床実践を紹介する。 例えば総合病院で慢性疼痛の患者さんの痛み緩和に、薬物依存症患者さんのリハビリ
白血病に罹り死を迎えた幼い患者。死が迫っている患者の心のケアの在り方とは。『悲しみを言葉に 終末期の子どもと家族のこころのケア』 訳者まえがき公開
本書は、白血病に罹り骨髄移植をしたものの死を迎えた7歳の男児の、最期の3カ月を克明に記録したもの。幼い患者の心の動き、家族や親交ある人々の心情、そして医療従事者自身の心のダメージへのケアについて、時系列で把握できる。この貴重なケース記録は、英国では終末期医療に携わる専門職必読の書とされている。子どもの症例ではあるが、心臓病その他、命に関わる疾病や怪我をした患者へも応用可能であり、死が迫っている患者の心のケアの在り方の再考を促すものとなっている。 原書名:Give Sorro
事実でさえ合意できない人間の思考のメカニズムを解剖する。『私たちを分断するバイアス マイサイド思考の科学と政治』訳者あとがき公開
正しい知識と情報を得て、熟慮をすれば同じ結論に至るはず……。 残念ながら、実際にはそのようになっていない。 この理由をマイサイドバイアスという観点から紐解いたのが本書である。 人々は自分が持つ信念に合致するようにエビデンスを評価し、自分は常に正しいと考えてしまう。熟慮をしても逃れられないこの傾向は、既知のバイアスとは違って非常に厄介だ。 本書はこのバイアスの特徴、影響、食い止める方法などを解説し、分断をもたらす人々の思考を明らかにする。 原書名:The bias that