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サーフィンは考えていても始まらない

そう教えてくれたのは、あるプロサーファーだった。

それまでの私の中のサーフィンのイメージは、
「敷居が高い」
「ヤンチャな人たちがやっている」
そのイメージのせいで、なかなか一歩を踏み出せなかった。

高校2年生のゼミ授業で、初めて波に乗った。
…最高に熱い。

波に乗ったボードが、水面の上を走って行く感じたことのない爽快感や、
岸までロングライドした時の達成感。

何より、最高のライディングをした時のサーファーたちの祝福のリアクションがうれしい。

そして、たとえ失敗してもみんなが応援してくれる。

どれも海の上でしか味わうことのできない体験だった。

とにかく、まずはやってみる。 やってみてから、考える。

とにかく1歩踏み出してみる。
歩き始めてから考えてみればいい。

歩き始めてみたら、行き先が変わることもある。
寄り道することだってある。
雨が降れば、雨宿りだってする。
嬉しいことがあれば駆け出したいし、悲しいことがあれば立ち止まる時もある。

それでも、前に進んでいこう。
そうやって、前に進んでいこう。

サーフィンと出会って、最高の仲間と出会って、そう思えるようになってきた。

仲間と一緒に波に乗る楽しさを伝えたい

「先生を目指す」
そんな柄ではないことは、自分が一番よくわかっている。

勉強だって得意な方ではない。
むしろ苦手を通り越して「嫌い」な部類に入っている。

でも自分のようにサーフィンに出会って、「何か」が変わる生徒は必ずいる。
そんな経験を、他の「誰か」にも教えてあげたい。

そう思って、私は1歩踏み出してみた。

小田原学習センター 伊藤叶(いとうかなた)

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