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こどもの日に、大人たちが伝えることは立ち向かう勇気。パリーグ最下位の西武が首位のソフトバンクに2連勝。GW前半に喫した3連続サヨナラ負けの雪辱へ「あと一つ」

5月5日は「こどもの日」。大人たちから伝えられることは何だろう?それは立ち向かう勇気ではないだろうか。パリーグ最下位に苦しむ西武が首位のソフトバンクに2連勝。どんなに苦しい立場にいてもファイティングスピリットを失ってはダメだ。口先でなく行動で伝えたい。相手がどんなに強くても、挑むことが重要。最下位チームは首位に3タテを狙う。

ゴールデンウィーク(GW)の前半。西武は悲劇を味わい続けた。4月29日からのソフトバンク3連戦。福岡に乗り込んで戦ったが、3試合連続サヨナラ負けを喫した。

競り負けての精神的ダメージが大きいが、それがサヨナラ負け。しかも同じ相手に3試合連続となると心がくじけそうになる。

獅子たちはリーグ最下位にあえいでいる。そしてタカたちが首位の上空を悠々と飛び回る様子を地平に這いつくばって見上げている。

「このままじゃダメだ」。獅子たちは立ち向かう気持ちを忘れてはいない。

5月3日からのGW後半。西武はホームの所沢で、首位ソフトバンクとの3連戦に臨んでいる。

初戦は六回裏に西武が1死満塁の好機。ここで6番中村剛也選手のサードゴロの間に1点を先制した。地味ながらもつかんだ虎の子の1点。先発したルーキーの武内夏暉投手が8回無失点、リリーフのアブレイユ投手が最後を締めて守り切った。

そして4日の2戦目。4-4のまま決着がつかず、延長戦に。十回裏に2死満塁から外崎修汰選手がセンター前へタイムリーを放ってサヨナラ勝ちをつかんだ。

この勝利は西武にとって大きかった。
①    最下位の西武が首位ソフトバンクに2連勝した。
②    試合前の外崎選手は打率が1割台と苦しんでいた。しかも4日の試合では八回に自らの悪送球で同点にしてしまっていた。苦境にいながらも、大事なチャンスで勝利へ導く快打を放った。
③    西武は昨年6月以来、延長戦で15連敗を喫していた。延長に弱いイメージを払拭した。

苦しい状況にいても立ち向かうことが重要だ。西武は接戦で粘り抜き、劇的な勝利をつかんだ。

そして5日のこどもの日に、西武は首位に対して3タテをめざしてゲームに臨む。置かれている状況が苦しくても、ファイティングポーズを続けることを伝えたい。

こどもたちは、大人の行動をしっかり見ている。口先だけの言葉では納得しない。行動で示してこそ、思いが伝わるのだ。

GW前半で喫したサヨナラの3連敗。今度は同じ相手に3つ続けて勝つことで、こどもたちにメッセージを送りたい。

それは、立ち向かう勇気を持ち続けること。自分が最下位だろうと、相手が首位だろうと関係ない。

5日のこどもの日に、西武はどんな戦いを見せてくれるだろうか。雪辱の3タテへ「あと一つ」。子どもたちにしっかりと自分の思いを行動で伝えてほしい。

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