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日本はもっと強くなれる!ラグビー日本代表監督にエディーさんが返り咲き。次回豪州W杯へ視界は良好だ

ラグビー日本代表は、もっと強くなれる。元日本代表監督のエディー・ジョーンズさん(63)が返り咲くことが正式に決まった。次回オーストラリアで行われるワールドカップ(W杯)までの契約期間だ。2015年に優勝候補の南アフリカを下した一戦は、今なお伝説として多くの人の記憶に刻まれている。強い日本代表の礎を築き上げた名将が戻ってくる。

エディーさんの監督復帰に震え上がっている選手も少なくないだろう。猛特訓で鍛え上げる指導法。エディーさんに指導された選手たちが当時を振り返る時に、まず口にするのが練習の厳しさだ。

エディーさんは2015年のW杯で日本初となる決勝トーナメント進出まであと一歩まで詰め寄った。その後、イングランド代表監督に就任すると、2019年の日本W杯で準優勝に導いたことは記憶に新しい。

実は2015年大会で、日本が輝きを放ち、世界をあっといわせた名勝負を繰り広げた一方で、イングランドはまさかのグループリーグでの敗退を喫した。

エディーさんは凋落したイングランド代表を立て直して、2019年大会で復活の準優勝を遂げたのだ。それは就任してから4年間で若手を積極的に起用して、チームを鍛え上げていったことが奏功したのだ。フルバックのエリオット・デイリー選手が好例だ。

今年のW杯でオーストラリア代表をまかされたエディーさんだが、1月に就任しW杯までの準備期間は短かった。チームを「エディー色」に染め上げる時間はあまりに短く、若手の積極的起用で大会に臨んだものの、代表はグループリーグ敗退の憂き目にあった。

エディーさんとしては、結果を出すのは今年のW杯でなく、オーストラリアの地元開催となる2027年大会のつもりだったのだろう。しかし見切りをつけられた形で退任となった。

エディーさんの日本代表監督復帰。ここから日本代表を激しく鍛え上げていくだろう。2015年の日本、2019年のイングランドのように、じっくりチームを鍛え上げる時間が与えられたのだ。

名将と言われるエディーさん。経験だけで指導する人ではない。たゆまぬアップデートにも余念がない。

イングランド代表監督の際には、イングランドのサッカー界との交流を広げ、そこから指導に役立つノウハウを蓄積していった。

だから、日本にエディーさんのやり方が古臭いなどという批判は起こりえないと思う。日本代表が進化を遂げているように、エディーさんも指導について知見を積み上げているからだ。

日本はフッカーの堀江翔太選手、スクラムハーフの流大選手が代表引退を表明している。今の日本代表はチームの端境期になっているかもしれない。

そこには、エディーさんのように若手を積極起用し、チームを厳しく鍛え上げていく人材が監督にピッタリ合うのかもしれない。

エディーさんの指導の下、日本はもっと強くなれるはずだ。日本代表が2019年大会で成し遂げた8強進出。エディー・ジャパンは、その先に進む可能性を秘めている。

日本ラグビーはもっと強くなれる。エディーさんの復帰に、その思いを強くした。日本代表の視界は良好だ。

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