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『黒毒手』

毒手がどんどん広がってきた。
手の甲はもとより、手の平も薄墨色だ。1クール目は、指の第一関節より上だけだったのに。3クール目で一気に勢力を拡大してきた。
信長死後の秀吉みたいだ。私の身体のなかの家康。野放図に版図を拡大する秀吉に対抗しておくれ。

もはや、ウッドデッキに使用した、『木クレオソート』という防腐材の色と遜色がないまでに、『黒毒手化』が進行している。
強そうではある。けれど、しっかり『キレイキレイ』で手を洗っているのに、黒々しているので清潔感はない。強さと清潔感の両立は難しい。じっさいは無害だし。見かけ倒しなのだ。

ところで、私は『グルテンフリー作戦』に慣れてきてしまった。こうなっては、続けるほかないだろう。思い返せば、なぜ今まで放っておいてきたのか不思議ではある。ラーメンを食べれば腹を下す。ケーキを食べれば腹を下す。ピザを食べれば腹を下す。パンを食べれば腹を下す。乳製品を食べれば腹を下す。「週末にかけて腹を下して、腸を軽くしてから月曜から働こう」そんな暮らしを本当にしていた。

腹を下す事を予測してまで、金曜日か土曜日にそれらを食べていた。「日曜日に調子を整えれば良い。それだけだ」そんなふうに、だ。ありえないだろう。冷静に考えるとかなりおかしい。
小麦食品は美味いのだから仕方ない。下痢と等価交換していた。また、腹を下すことに慣れ過ぎていた。『ゲリラー麻痺』の人生だった。私の腸は子どもの頃から、常に炎症を起こしていたのではないか。

学校給食の弊害もあるだろう。鼻をつまんで牛乳を飲んだり。給食を食べきるまで1人残されたり、まったくの無駄だった。戦前の悪しき慣習は80年代にもあった。というより、今もあるのだろう。

現在。私の食生活は異常の極みにある。
栄養士の言うことを(あまり)聞いていない。それも仕方がない。この十数年、毎日、納豆とヨーグルトを食べてきたのだ。それでも、大腸癌になるのだから。
私は日に数度、出涸らしの茶葉を食う。蕎麦は十割だけ。間食にはSOYJOY。SOYJOYがグルテンフリー食品であることの確認は取れた。あとは、フェットチーネグミなのだが、おそらくグルテンフリーなのではないか。そう、思っている。AIに訊いたら、だいたいのグミが米粉で作られているが、一応自分で確認してくれと言われた。リスク回避の素気ない返事だ。
グルテンフリーに限らず、腸に炎症を起こしやすい食べ物は、基本抜いている。小麦は悪ではない。炎症が悪いのだ。

私の最近の文章には、申し訳ないところでもあるが、『便』のことが多く書かれている。昨夏『盲腸(大腸)がん』に罹患したので、当然と言えば当然と言える。それと、『ガンかわいがり』中は便に変化が起こりやすいからだ。この間下痢を放置して「死んじゃいますよ」と看護師に軽く説教されたことも関係している。
しばし、我慢して頂きたい。刻々と私の体調が変化しているからだ。それを、書いておいたほうが今後の参考になるだろう。

『ワカクサモノガタリ』の便が出ているのは、先日書いた。
草食動物の馬とか鹿の便に近い。『バカによい便』が出ている。そして、『新しいおならのリーダーズ』には会っていない。『無臭屁』と『無臭便』の毎日がつづいている。『消臭力』も『ファブリーズ』もいらない。ただ、『ガンかわいがり』の副作用からくる『ゲリラー』の気もあるので、下痢止めは、時々飲んでいる。

1・2クール目であんなに匂っていたのに。どこへ行ってしまったのだろうか。チャラいおならになったものだ。一般的に腸によいものとされている食品は、ほぼほぼ絶っている。栄養士の言う真逆を行っている。
もちろん、参考にはさせて貰っている。体重はもう少し落としたい。

私のここしばらくのテーマは『脱炎症』だ。身体の外からはわかりにくい。勝手に私は推測してしまうのだけれど、身体内部の『炎症』が、これからの健康の目安の一つになるのではないだろうか。素人の戯言ですが。いちばんわかりやすいのが『ゲリラー』だ。


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