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『テンポ派』

改めて、『がんかわいがりのまとめ』1~3クール目を校正しながら、ぜんぶ読んで見た。面白かった。あ、その前に読んでくださって『スキ』までしてくれた方々ありがとうございます。何万字もあるのに。
どんな方が読んでくれて『スキ』までしてくれたのだろうと。その方々のnoteも読んで見た。面白かった。そして、ちゃんとしていた。私から見ると、ほとんどプロかセミプロの方々ばかりだった。
どこで、私のへんてこな文章まで辿りついてくれたのだろうか。ありがたい。

どんなSNSでもそうだけれど。どうしても『スキ』の数に捕らわれがちになってしまう。note内でも、捕らわれ過ぎておかしなことになっている書き手を見かける。
そんな人は、せっかくnote内に『水道橋博士』がいるのだから、水道橋博士の文章を読んで欲しい。タダで(たぶん)『お手本』が読めるのだから。こんなラッキーなことなんてないのに。若者は水道橋博士を知らないのかな。もったいない。他の職業作家と比べても、在る部分では抜きん出ているのに。『光る君へ』の紫式部だって、一生懸命お手本を書き写しているではないか。水道橋博士の文章を読めば『スキ』にうかれている自分が馬鹿らしくなるだろう。その後冷静になってからがスタートだ。

私も、向田邦子。ナンシー関。つげ義春。などにショックを受けた。いつの間にか49歳の中年男になっていた。49歳のがん患者になってから、「よっこらしょっ、がんばっていきまっしょい」と重い腰をあげた。

さて、私は『テンポ派』の書き手。つまり私の文章のことを書こうとしていたのだった。とにかくテンポ、テンポ。ときに転調するような文章だ。
それは、文章家の影響というより、音楽によるところが大きい。
『矢野顕子』と『セロニアスモンク』を聴きすぎたせいだ。そこに、『細野晴臣』というスパイスをスプーン1杯くわえるのだ。
もう、私の中で血と肉と骨になっている。それが私の文体の『いのち』だ。

よい音楽を聴いたほうが、得だよ。と言う話もしたかった。



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