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『赤い手』

赤い花を描こうとしたら、赤い手になった。
その隙間から目が開かれたので、このままで良しとした。
偶然性に頼らないといけないところが、情けない。この手は右なのか左なのかもわからない。それによって解釈が変わる。この手は2本かもしれない。やけに指がながいしね。下からの手と上からの手だ。
つじつまは、別に要らないか。またへんなものを描いてしまった。

誰の目だろう。見たことはない。わからない。私の赤い花はどこへいってしまったのだ。青い花がなかなか良かったので、赤い花も描けていいはずだったのだが。
まあ、意外と機転がきくところのある私だ。応用力もあるということが解った。ただ、実行力はない。赤い花は咲かなかった。またの機会にでも。

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