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『2クール目まとめ』面白いと思いますので暇な方はどうぞ。

2時間早く起きる事にした。
睡眠時間を暇な『ガンかわいがり点滴中』の昼寝にあてる為だ。

思えば『2023年の夏の陣』のときの私は徳川方であった。
いまの私は『2024年の春の陣』の大阪方。極めて形勢は不利だ。
「いったいコイツは、なんの話をしているのだ」、私の頭はいつもどおりなので安心をば。

『2023年の夏の陣』など、所詮は盲腸癌のステージ2。敵は大阪城から飛び出た出城『真田がん』のみ。多少手こずったものの、徳川方(私)の圧勝に終わった。
此処である事件が起こった。『真田がん』と『徳川方(私)』の攻防の際、出城から転げ落ちた『真田がん』が『徳川がん』に入れ替わってしまった。これを『2024年冬の転移の陣』という。
「徳川方が圧倒的で、私が真田方で、がんが徳川方で私が真田方で、実際の所は私ががんで」、という複雑怪奇でわけのわからない戦いの火蓋が切られたのだ。

そして、『2024年の春の陣』がはじまった。
圧倒的な『徳川がん』、順調に肝臓にまで版図を広げたステージ4。その勢力は衰え知らず。
浪人の真田信繁(私)にはもう、出城はない。
『徳川がん方』の包囲の中の間隙を縫うしか方策はない。狙うは『徳川がん』の首のみ。
赤備えの真田軍(私)は霧のなかを、『徳川がん』の本陣に忍び寄る。突撃の機会を逃してはならない。

真田信繁が吠えた。
「敵は徳川がんの首のみである。他には目をくれるなぁ。突っつ激だぁぁっ」


2クール目の初日。『ガンかわいがり』22日目を振り返ろう。
8時間と45分であった。軽いすったもんだもあり、7時45分~16時半まで病院に滞在していた(私は算数ができない、あってるかしらん)。
そして、MSI検査の結果は陰性であった。私の癌は遺伝性ではないという事が判明した。
不摂生だ‼。『フセッセイ』のせいだ。『フレッセイ』のせいではない。私、せいのほうの、せいなのだ。ああ、すっきりした。せいせいするではないか。犯人は私なのだから。

犯人は言う。
2クール目の『ガンかわいがり』は1クール目よりやや強く副作用がでているように思う。しびれるぜ。『ピリピリバンバン』だ。
私は心から思う。「春で良かった。シベリア在住者でなくて良かった」と。
『ピリピリバンバン』を未経験者に説明するのは難しい。正座をしたときの足のしびれが、私の場合には二の腕と口にでる。そんな感じだ。『ガンかわいがり』直後は、まずもって冷水は飲めない。1クール目も落ち着くまで10日くらい時間を要した。
『ガンかわいがり』者の『大冷水飲み大会』があったら、出たくはないが観てみたい。『水曜日のダウンタウン』か『有吉クイズ』でやって欲しい。阿鼻叫喚間違いなしだ。賞金次第で考えてもいい(やっぱりやだ)。
参考までに私の肝臓関係の主な血液検査の数値を、みなさんにお知らせしておこう。健康の参考に、不健康の戒めにしてください。
①癌転移が疑わしい。2024/02/13日
②肝臓に癌転移発覚後。抗がん剤治療開始前。2024/03/12日
③抗がん剤治療1クール終了後。2024/04/02日
⑤基準値(下限値~上限値)
AST(GOT) ①76 ②44 ③23 ⑤13~30
ALT(GPT)  ①99 ②55 ③20 ⑤9~41
LD(IFCC)  ①360 ②454 ③223 ⑤124~222
ALP(IFCC) ①95 ②91 ③68 ⑤38~113
γ-GTP ①343 ②216 ③81 ⑤9~64
ああ、なぜだ、基準値が④ではなく、なぜ⑤なのだ。うっかりミスだ。私は指さし確認を怠っていた。直すのもめんどくさいので、そのままでいきましょう。①~②の途中から食事の見直しに着手していました(抗がん剤治療前)。『健康食の乱れ食い』の効果の可能性はある。

このような結果となりました。
基準値から大きく外れていた肝臓関係の数値が、基準値に収まりつつあります。この数値が意味するところを、医療関係者でない私が述べる事は控えます。なんとなく私が調べたかぎりにおいて「いいかんじ」ではないでしょうか。これで、肝臓に転移した癌が大小6個あります。
私は標準治療を疑ってはいませんから、これは抗がん剤治療の効果なのでしょう。『ガンかわいがり』が順調に進んでいるようです。
99%の『ガンかわいがり』と1%の『健康食の乱れ食い』の効果。私はそう思っています。この比率を変えるつもりはありません。
ただ、その1%を突き詰めるのが楽しいのは確かです。その1%の暇つぶしで遊んでいるのかも知れません。私は『バカボンのパパ症候群』なのです。オカルトぎりぎりの謎謎しい水が父親の親戚から送られてきたり(毎日飲んでいます)。『スクワット300』や昨日から始めた『風呂湯温45°』(水分補給しながら、マネしないでね)。ふきのとうとゴーヤを混ぜて食う『ニガジゴク』など、私はどうかしているのです。
そして、私はライダーなのです。すなわち、『ガンライダー』なのです。
いや、違った。なんだったか。造語を発明しすぎて覚えられない。
そう、『むずむずディストラクションスロウガンズ』なのです。
意味がわからない方はこちらをどうぞ。

やはり来た。
『ガンかわいがり点滴』の副作用の吐き気を抑える為の副作用のしゃっくりが、だ。私は3週間に二回は『大しゃっくり阿闍梨』を襲名する。
患者それぞれだろうが、やはり、吐き気よりしゃっくりのほうがマシなのだろうか。私は余程の事がないかぎり、医師の判断に従う。
私が昨夏からの治療期間に『我』をだしたのは2回だけだ。
私は基本的に素直で、「はい、はい、はい、それでいいです」の問答を繰り返す物わかりのいい患者だ。関係ないが、49歳の中年男のわりにはチャーミングなところもある。それは私の文体から漏れ伝わっていることでしょう。
私我わがだし』の一回目は、術後の『ガンかわいがり』がツラくて5日で治療を止めたとき。がん再発、転移の確率が一割五分になるか、二割になるかを、私なりの天秤にかけて『ガンかわいがり』を止めた。
とてもじゃないが正気じゃいられなかった。直接的な副作用と認められていないのだろうが、私の造語『鬱鬱不安頭』が発症した。不眠になった。じっとしていられなくなった。自死がちらついた。遺書を書き殴った。バイクで走っているときだけが、私を取り戻す事ができた。薬が体内から抜けてもその症状は治まらなかった。
そして、心療内科にとびこんだ。不安神経症とむずむず脚症候群の病名を頂いた。処方薬を飲み、ほぼ一晩で治った。
『私我だし』の2回目は、肝臓にがんが6個転移している事が判明したときだ。全身のどのあたりまで転移の兆候が見られるかが解る『PET検査』を、他の病院で受けてほしいとの医師からの要望を断ったときだ。また、私は私を天秤にかけた。
私は即答していた。
「もう、肝臓に転移しているので、肝臓基準の治療でいいんじゃないですか」と、それに続けて「がんになったら寿命だと思っているので」と伝えた。医師は戸惑った顔をしていた。
因みに私は、1974年9月29日生まれの『天秤座』だ。天秤座の私が天秤にかけたのだから、私が正しいにきまっている。
2クール目に入っての初めての副作用も現れた。両手の第一関節から先が黒ずんできた。子どもの頃に憧れた『毒手』の使い手になったみたいで、格好がいいじゃないか。まだ、色は薄い。どうせなら真っ黒になって欲しい。そのほうが面白いし、強そうだ。
街でチンピラに絡まれたら『毒手』をチラつかせようと思う。

『ガンかわいがり』2クール目に入っても、おならはやはり臭い。
私の『なじみおなら』ではない。

1クール目で述べた『おならPerfume』では収まる『おなら濃度』ではないのではないか。そんな疑問がわいた。
そこで『おならPerfume』を超えた濃度のおならを、『新しいおならのリーダーズ』とする事に決めた。
プラズマクラスターで消し去った私の部屋の空気を『おならブルー』とも言おうと思う。そこには、消し去られた私のおならと入れ替わるように生まれた。澄んだ空気との悲哀が感じられる。

そして、おならを一発こいた後にはアレクサに『おなら濃度』に応じた、曲をオーダーしようと思う。これでチャラだ。すべてがまるくおさまった。
『おならチャラ』だ。そうだ、『おならPerfume』以下の濃度であれば、チャラをアレクサにオーダーしよう。『やさしい気持ち』がいい。あれは名曲だ。私のマイプレイリストに追加しておこう。

この頃始めた、『風呂湯温45°』の実験も続けている。
『ガンかわいがり』中は、私が最後に風呂に入る(タオルも別で、パンツも家族と分けて風呂場で自分で洗っている)。
そして、追い焚きに切り替えて、一瞬でも湯温が45°になればいいという、温い(湯温は熱いが)ルールとしている。そして、脱水症状の予防に野菜ジュースをコップ一杯風呂場に持ち込んでグビリと飲んでいる。効果は知らない。面白そうだからやっているだけだ。しかし、一瞬でも45°の湯温の風呂に入ると。汗の量が違う。

普段から我が家の湯温は42°か43°なのだが、45°は別格の汗をかく。病みつきになりそうだ。しかし、風呂上がりに冷水は飲めない。『ピリピリバンバン』のせいで。


飛び込みの屋根修理の若者のセールスが絶えない。
古い家だから仕方ないのだが、インターホンを連打されるのは流石に不快だ。『屋根瓦連打小僧め』が。インターホンを連打する怪しい屋根屋に亙の修理を頼むわけがない。
これは明らかに老齢の者が住む住宅を狙った詐欺臭がプンプンする例のあれではないか。半病人の私が家にいるからいいものの、両親二人の時などは心配だ。

私が、「この辺りの町内で断トツに貧乏なのがこの家だから、他をあたれ」と言っておいたのだが、一月に1.2回の頻度でセールスが来る時もある。なにか、対処法はないものか。私があと7㎏痩せたら二階の屋根に上って自ら亙をズラす計画を立ててはいるものの、それはまだ先の話だ。
いっそ玄関に旭日旗を飾ってみようか。右に旭日旗、左に日章旗、正面に海賊旗でどうだろうか。本当はハーブ系のドライフラワーを飾りたいのだが。

ここは普通に『セールスお断り』のステッカーが無難なのだろう。しかし、もう一押し強めの表現のステッカーが欲しい。色々と調べてみると、『セールスお断り、インターホンを押さないで』、そんなステッカーがあった。
『~インターホンを押すな』と、やや強めのステッカーもあった。どのあたりがいいのだろう。野菜や卵などをくださるご近所さんを不快にさせたくもない。加減が難しい。二週に一度来るヤクルトさんも一瞬インターホンを押す手に躊躇いがうまれるだろう。

いっそ、外聞を気にせずに怪しい札を大量購入して玄関前に結界を張ろうかとも思う。私はあまり外聞を気にしない。他者からどう見られていようと、それほど気にならない。両親にも、近所の親しい人には私の病状を全部教えて構わないと伝えてある。「がんになって新興宗教にはまったのかしら」と思われ兼ねないが。さあ、どうしようか。

取りあえず語意が強めのステッカーを注文してみた。
そうだ、今度セールスが来たらスマホで写真を撮る事にしようか。
それならいっそ、録画機能付きのインターホンを取り付けるか。
悩みどころだ。


近年の物価高騰と私の『ガンかわいがり』生活で、清潔な空間づくりと大掃除と省エネが我が家では始まっている。私は性格上、いらないものを躊躇いなくポンポン捨てる事が出来る。
あるいは、それは人間関係においても顕著で、トモダチと言えるような者は一人もいない。簡単に縁を切れてしまう。よく言えば『さっぱり』わるく言えば『白状』なのだ。
そんなわけで、私の大掃除と断捨離は手早くリズムよく終わった。
問題は両親なのだ、こちらは、遅々と進まない。あれもこれもどれも捨てられない。袖を一度もとおしたことのない着物。一段抜けている、ボロボロのタンス。塗装がハゲて触ると木のささくれが襲ってくる鏡。なにも、捨てられないようだ。で、仕方ないので私が多少強引に大掃除と家の断捨離を推し進めている。

そのなかで、省エネにも着手している。もともと両親に省エネの概念はなかった。年金生活者に省エネの概念がない。そんな両親も世の中にはいるのだ。電気は付けっぱなし。電気ポットは夜中でも通電。魔法瓶モードに切り替えない。水道の蛇口は最強に開ける。食器を洗うとなればじゃぶじゃぶ水を使い放題で個々人が洗う。家族分をまとめて洗うことが出来ない。
「私が最後にまとめて洗おうか」と、昔から、何度も言っているのだが、元料理人の父親の意地でそれは私に任せられないようだ。家族それぞれの食事の食べ始めと食べ終わりがばらばらなのも、この問題が放置され続けた一因でもある。
今となっては『ガンかわいがり』生活の身の私が、あれもこれもどれもと家族の食器に触れることはできない。色々と手控えざるを得ないのが現状だ。
その両親がさすがの物価上昇で、省エネの概念を覚えはじめたようだ。
まず、私が結果を見せて「ほら、こんなに料金が下がったでしょう」という作戦を今年から徐々にはじめている。

トイレの水流量を節水モードに切り替えた。家中の水道の各元栓を絞り気味にした。そして、家の灯の人感センサー化とLED球化だ。とくに『灯りの人感センサーLED化』が、いちばん効果を上げ始めているようだ。
「こんなに電気料金が下がったのをはじめて見た」と、父親が昨日言っていた。ひとまず私の作戦は成功したようだ。しかし、玄関の外灯の太陽光発電灯化には失敗した。安物を買って銭を失った。これはやり直しだ。
『ガンかわいがり』の2クール。5日目が過ぎた。
まだ、鼻血は出ていない。私はこの『ガンかわいがり』の体調の変化(降下)を、鼻血に委ねようと思っている。
いわば、『目安鼻血』だ。季節柄『標本鼻血』としてもいい。
私が1クール目で学んだのはそれだ。私の体調の変化は「つうん」とした鼻と真っ赤に凝固した鼻糞に現れるのだ。鼻血を合図にして、より慎重な行動をとらなければならない。
鼻血がでたら、家でもマスクをしようと思う。


やったぁ、今日はカレーだぁ。
夕飯はスパイスカレーだぁ。やぁりーっ。
各スパイスは私の『健康食の乱れ食い』の正式なメンバーになった。
調べてみると、スパイスはかなり有力なメンバーになりそうだ。
四つ足肉を全く食べない生活には、タンパク質が不足しがちになる。昨日は茶碗蒸し、今日はスパイスカレーということで、たっぷり鶏肉が摂取できるのでうれしい。因みに四つ足肉を食べない生活は、宗教上の理由でそうしているわけではない。赤身肉を避けている事と、脂っこいものを食べるのがツラいからだ。

先週に続いて『ファスティングフェス』が半日開催となった。それでも、徐々に体重は適正体重に近づいているので、良しとしよう。
とうとうゴーヤの苗を手に入れた。二階のベランダで育てよう。横着をしたいために、自力エアーポンプ式の散水機(2ℓ)を買った。これで部屋の中から水やりが出来る。一本しか植えていない。果たして一本の苗でゴーヤカーテンは出来るのだろうか。
ブロッコリースプライトに続いて、ゴーヤの栽培もはじめてしまった。あとひとつくらいならなにかできそうだ。ペパーミントか、大葉か。
『屋根瓦連打小僧』め、を忌避するためにもハーブ系のなにかが欲しい。
もう一度、言おうか。
やったぁ。今日はカレーだぁ。


皆さんは、『ベタピン細胞』をご存知だろうか。
『ベタピン細胞』とは、己の髪型に容姿の方からべたりと寄っていく、細胞の働きの事だ。毎朝鏡を見るたびにおかしいとは思っていた。
人生二度目の『マルガリッタヘア』が似合い過ぎていたからだ。
私は、『マルガリッタヘア』の申し子だったのか、と勘違いするほど『ベタピン細胞』の働きは活発化している。
「ところで、『ガンかわいがり』のほうは大丈夫でしょうか?」
そんなお伺いをかけたくなるほどに、日日『マルガリッタヘア』に私のぜんめんぜんたいが寄ってゆくのだ。
もともと私の髪質は軟毛で、長年髪型では悩まされてきた。それが一気に解決した。バイクのヘルメットを脱いだ後に髪をくしゃくしゃに、私なりに整える必要もなくなった。大変ありがたい。
『ガンかわいがり』の脱毛対策ではじめた『マルガリッタヘア』の、怪我の功名だ。
セントアンドリュースのラフからオーガスタナショナルゴルフクラブのグリーンへと、私の『ベタピン細胞』は寄っていく。


今日、私の『標本鼻』から凝固した『目安鼻血』を確認しました。
2クール目の『鼻血前線』は9日目(4/9)となった。
これから暫くは、土いじりやDIYなどは避けて、身体に傷を出来るだけつくらない生活をおくる、はずなのだが。
間が悪い事に、今日、新しい玄関の外灯を取り付けなければならない。なぜなら、玄関の外灯を昨日、全部取り外してしまったからだ。早く取り付けなければ真っ暗だ。夕方の来客や宅急便の配達員へ苦労をかけてしまう。しかも、夜中から一日中雨ではないか。
省エネと防犯の観点から、この辺りの家々では一気に外灯のLED化と人感センサー化が進んでいる。我が家はかなり遅いほうだろう。軽く近所を散歩すれば、各家の前を通るたびにLED灯がパチりパチりと瞬く。物騒なニュースもあり、『屋根瓦連打小僧』もいるから仕方がない。
それでも、この国の治安は昔に比べれば良くなっている。という立場を私は取っている。全体的に見れば、「昔はよかった」に、私は与しない。
局所的で極端な事例に惑わされてはいけないだろう。冷静に、正しく、防犯意識を持つ事を心がけている。

ここのところの大掃除と断捨離で老齢の両親は疲れ気味だ。私がすこし、強引に事を進めすぎたのかも知れない。反省だ。がん患者の私は元気いっぱいなのに。私と母親が別日に通院している心療内科に、ニンニク注射(ビタミン注射)の貼り紙がある。肉体疲労に効くという。ずっと気にはなっていた。1500円あたりからあるようだ。丁度疲れ気味の母親に、ニンニク注射の実験台になってもらう事にした。ビタミンCを入れるとまた料金は変わる。まずは手頃でスタンダードなニンニク注射から始めよう。と、念を押した。
間違っても、プラセンタ注射や高い化粧品は買わないように。と言っては見たが、つい、買ってしまうのが私の母親という生き物の性でもある。本日の午前中は、宅急便の配達と外灯の取り付けもあるので、私は付き添いができない。大丈夫なのだろうか。一応この間、予約無しで誰でもニンニク注射が打てる確認はしておいたが。さて、どうなるか。
『ガンかわいがり』中の私も体力が落ちてきたら、一度、ニンニク注射とやらを打ってみたいと思う。

ご存知の方も多いだろうけれど、一応、ニンニク注射にはニンニクの成分は入っていない。アリナミン系の何かが入っているようだ。それがニンニク臭を出すという。
それぞれの病院によって、ニンニク注射に入っているものも、多少違うらしい。


春の嵐の2度起き、3度起きのせいで酷い有様だ。
『キア痛』も起こるし、なんなのだ
ま冬のように、ひっちゃかめっちかゃかに荒れ放題の我が家の庭だ。
さて、みなさんはお気づきだろうか。
私が、『ダダダデスタダッタ派』の書き手の、『句読点過多派』である事を、だ。
『ダダダデスタダッタ派』とは、文末が、~だ。~た。~です。~だった。で、終わるものの、とくにダダダダッと『だ』を愛する者の『派』の事だ。
『句読点過多派』は読んで字の如し、だ。
これが、私には心地よい文章のようであり、癖であり、長年の悪筆でもある(いまは『だ』を堪えた)。
『ダダダデスダッタ派』は、離脱する可能性をのこす。が、『句読点過多派』を離れることは一生ないだろうと思う。
私は、『おもうけれど派』でもあると思う。が、クドいのでこの話題からは、一端、離脱しようとおもうけれど、どうだろうか。
そう、春の嵐にもどろう。
昨日、そんな荒れ放題の狭い庭を見て、「木を切ってハーブ系の植物を植えていいだろうか」と、母親に尋ねた。
「あの木は泥棒避けにもなるから」と一端はね除けられたが「あの木が私の目に刺さりそうになった。玄関にセンサーライトも取り付けよう」と、説得をした。
この庭は、私の感覚と情緒では受け入れがたいほどに樹木が多いのだ。『樹木から草花へ』の移行を進めていきたい。正直に言ってしまえば、汚部屋ならぬ汚庭だ(いやな言い方だ、もう使わない)。老齢になると、そう、なるのかも知れない。体力もなくなり、手入れが行き届かなくなる。こうして、母親からの許可はでた。父親からの許可はいらない。そういう我が家のシステムだ。
『ガンかわいがり中』は、このような作業は極力避けたほうがいいのだが、ストレスの解消がてらに、木を切り倒そう。私にはまだ体力がある。体力があるうちにやっておいたほうがいい。
そんなわけで、私は、我が家の内と外の整理整頓をすすめている。
そう、母親から一点条件が出たのだ。隣の家との境に2メートル級の目隠しが欲しい。そんな要望もでた。いまある140~150センチ高のブロック塀では駄目らしい。樹木の変わりに、庭の仕切り、柵、板塀が欲しいそうだ。難題だ。ハーブを植える時期が過ぎてしまう。
しかし、大谷翔平を何人並べればいいのだ。明日から我が家の庭では、『ショウタイム』が始まる。


手の毒手化は進んでいる。
だんだんと、焦げ茶っぽくなり、強そうで怪しい手に近づいている。
ただ、噂によると一週間の休薬期間で、もとの色にもどるそうだ。もったいない。

いつのまにか2クール目も、一週間を過ぎていた。
副作用(吐き気、胸やけ)のない、食事の仕方も覚えた。食い過ぎなければいい。それだけだ。1クール目より、楽になってきたかもしれない。
『ピリピリバンバン』も、いまはない。

私に触発されて、父親もバリカンで『マルガリッタヘア』にするそうだ。暖かくなったら、私が庭で父親の頭を刈ろうと思う。
その父親が先日階段を滑り落ちる事があった。階段には滑り止めシートを貼っていたのだが、滑った。腰と頭を打ち、たんこぶが出来た。その状態でバリカンを使えるのだろうか。
両親には、危ないので、出来るだけ階段を使わないように言ってある。私に用件があるときは、階段下でデカめのベル(2連のベル)、『熊ベルくん』を鳴らしてくれたら、私の方から一階に降りてゆくと伝えてある。なにも慌てる必要などないのに、慌ててしまうようだ。

一階にAmazonECHOを一台置いている。
私が「アレクサ、明日の天気は」と訊くと、両親が「何か言った?、雨、降ってないよ」と反応する。
私の両親はアレクサとはほど遠い、日本らしいトラディショナルな名前を持っている。百歩譲って、『せいのハレルヤ』という名前なら、母音もアレクサと一緒になる。それなら反応してもいいのだが。


『アーガ秘水』の謎謎しさが解けた。
ヤマブドウ、ノブドウ、の焼酎づけだった。
父親の故郷では、ブスブドウ。母親の故郷では、ドクブドウ。
地方事に様々な呼び名があるらしい。

そもそも、ドクブドウ酒は我が家にあった。母親が書いた貼り紙もあった。
『毒。飲むな』とあった。飲んではいけない地方もあるらしい。
肝臓に良い、とも聞く。続けて飲もうと思う。
私はこれを『アーガパワー』と言っていたのだが、どうしようか。
4択問題だ。
『ヤマパワー』『ノパワー』『ブスパワー』『ドクパワー』
今のところ、『ドクパワー』が優勢だ。

ここ数日の私は『ゲリラー』なのだが、原因がわからない。
『ガンかわいがり』の副作用か。
2クール目の免疫力の底なのかもしれない。そうであれば、明日あたりからV字回復するはずだ。
取りあえず、整腸剤を飲んだ。明日、腹の具合が改善されていればいいのだが。


老齢の両親が出来るだけ階段を使わないように、一階の階段に熊の意匠がついた2連のベルをつけている。いわゆる熊鈴だ。
「カランコロン」とした気持ちのよい音色がする。
私に用件があるときは、そのベルを鳴らす事になっている。そのベルの名を変えようと思う。
私は、『クーマンベル』としたい。

元サッカーオランダ代表の往年の名ディフェンダー。ロナルド•クーマンからその名を頂きたい。クーマンと言えば、ロングシュートの名手として知られている。我が家の一階から二階へ「ずばーん」と、地を這うようなシュートを私めがけて鳴らして欲しい。
「ズバカラコロン、ズバカラコロン」、そんな音を聴きたい。勿論、熊とクーマンはかかっている。
が、しかし、その『クーマンベル』を両親は鳴らした事がない。どうやら、忘れているようだ。

ところで私の『ガンかわいがり』のV字回復の予想は外れた。
U字回復を待とう。もしくは来週の火曜日まで、私の腹は『ゲリラー』の可能性もある。水曜日から待ちに待った休薬期間(6日間)が始まる。
それも、再来週の月曜日までだ(4/22日)。
4/23日からは3クール目の点滴で病院に缶詰になる。しかし、今時の病院にはWi-Fiもあるので、思い思いに暇をつぶしながらみんな『ガンかわいがり』(化学療法)を受けている。リクライニングの椅子に座っているだけだ。昼寝をしていてもいい。ただ、終わり間際の点滴はかなり、『ピリピリバンバン』としびれがくる。
点滴している腕を温かなタオルで上部と下部を綿テープで挟み込みこむ事になっている。そうでなければ、しびれに耐えられないかもしれない、

常温のチョコレートの一口目で、奥歯がつりそうになったり、つうんとしたり。やがて、奥歯が痺れて『ガタブルガタブル』震え出す始末だ。
人にもよるが、春の陽気に助けられて5日目あたりで『ガタブル抜け』を果たす事が多い。

さて、最後に『ゲリラー』の話にもどろう。
ありあまる食欲があるのに、『ゲリラー』が怖くて碌に食事が取れない。
こんな具合です。
朝。ヨーグルト。ブルーベリー。バナナ。
昼。しじみ汁。
夜。ソイジョイ。
こんな生活をしていたら痩せるのは必然だ。しかし、私の適正体重までは後、まだまだ7~8㎏減らさなければならない。それでやっと、スタートがキレるような気がしている。因みに、この一ヶ月で意識的に野菜中心の食性活にかえて、6㎏痩せたところです。


「ほう」と感心してみましょう。
何ごとも「ほう」から始めてみましょう。「ほう」には含みが持たせてあります。一例をあげましょう。「ほう」と言いながら、その間に脳をフル回転させて見ましょう。二の句が出てこない時の時間稼ぎの「ほう」です。そのわずかな時間で失言も防げるでしょう。
また、よりよい対人関係づくりの為の一歩だと思って、毎日トーンを変えて「ほう」の練習を心掛けてみましょう。リラックスして反響する風呂場がいいのではないでしょうか。そこから、メロディーが出てきたら儲けものです。あなたはシンガーソングライターに転職しましょう。

使い方、言い方次第では、「ほう」はいわば、万能薬です。
「ほう」から「ほ~う」から「っほう」から「ほうっ」まで、様々なアレンジを試してみては如何でしょうか。「ほ、ほう」でもいいでしょう。「ほ、ほう」には感心感(そんな言葉はない)が備えられています。感心された相手(取引先)も悪い気はしないはずです。相手の共感心を満たしてあげましょう。もし相手側が「ほう」と反撃してきたら、かなりの手練れの可能性もあります。敵視はせずに相手の「ほう」をあなたの「ほう」で包み込むようにして応酬を楽しみましょう。もし、あなたが『ほうに包まれたなら』というポエムが頭に想記されるようでしたら、シンガソングライターに転職しましょう。愛称は『ほうみん』がいいでしょう。

しかし、余りにも「ほう」のリレーが続くようであれば、相手の頭を確認して見てください。葉っぱが載っていたら狐。羽根が載っていたらフクロウです。あなたは化かされています。それは詐欺です。

一般的には「ほう」の後は「なるほど」と繋ぐのが社会人のあるべき姿かも知れません。しかし、それだけでいいのでしょうか。ほら、今すぐ、湯船に浸かりましょう。「ほう、それで」「ほう、いいですね」「ほう、ほう、ほう、そうなりますか」「ほう、熟慮します」
ほら、「ほう」には含みが持たされていて、万能薬である事が理解できたのではないでしょうか。「ほう」には喜怒哀楽や四季折々の服を着せる事もできるでしょう。それはあなた次第です。まず、ゆっくり湯船に浸かり、「ほう」っと、一日の疲れを湯気と共に換気扇から夜空に排気しましょう。それから「ほう」の練習に励んでください。

因みに、「ほう」の練習に日夜励んでいる私は訳あって無職です。
ほら、いま、「ほう」チャンスがきていましたよ。ちゃんと驚きの「ほう」が使えていましたか?。


別れと出会いが、早すぎる。やはり、おかしい。
今回の文章は『下品下痢極まりない』ので、他者様のマガジンに掲載するのは控えよう。私は今から『お漏らし』の話をしなければならない。
しなければならない。という訳でもないのですが。『ガンかわいがり』の参考にでもなればと、恥を忍んで書こうと思う。
『ガンかわいがり』の2クール目の服用期間の半分を過ぎたあたりから、ずっと、ずっと、ずうううっと『ゲリラー』だ。『ゲリラー』はとうぜん、『アムラー』から頂戴した。それに、『ゲリラ豪雨』を足したものが、正式な『ゲリラー』だ。
私は0時頃に、ソイジョイと「さようなら」と言って別れたはずだ。それが、朝の5時に出会うなんて。一応、「ソイジョイおはよう」
私とソイジョイの再会場所は、豆はまめまめしいまま、ある程度、姿形をのこして下ろしかけたボクサーパンツの中であった。場所はトイレの中、便器前、姿勢は中腰。あと、ほんの少し神仏が味方してくれていれば、この惨事は防げたはずだ。或いは私の肛門括約筋の活躍があってくれれば、と思わざるを得ない。

早速、肛門括約筋の活躍を後押しする、トレーニングを検索してしまった。
ぎゅうっっと肛門を締めて緩めるを、20回を3セットほどすればいいようだ。寝ながら出来るので楽でいい。これを私の日課にしよう。
これを『コーモン60』と呼ぼう。書いておくのは大事な事だ。人間はすぐ忘れる。『スクワット300』だって、書き記しているからこそ続けられているのだ。
私の幼少期は『鼻血』と『ゲリラー』の多い10年でした。最後にまた、振り出しに戻るのですね。おお神仏よ。これもまた49年越しの『別れと出会い』なのですね。
こう書くと、私が滅多に漏らさない人間のように誤解されます。私はおそらく大人になってから10回は漏らしているでしょう。我が家でも。杉並区高円寺でも。台東区谷中でも。北海道富良野でも。宮城県吹上高原キャンプ場でも。岩手県種山高原キャンプ場でも。バイクで走りながらでも。まだまだあるでしょう。
そして、私の『ゲリラー』は整腸剤の手から離れて、必殺の『ストッパ』に運命を託す事にした。部屋中さがして2錠見つけた。水はいらない、ありがとう『ストッパ様』。取り急ぎ、2錠口で溶かした。
お腹が落ち着いてきたら、薬局で『ストッパ様』の強を、まとめて買っておこう。外出しないから大丈夫と、私は私を信用し過ぎていた。反省だ。
私はちゃんとした大人ではないのを忘れていた。『バカボンのパパ症候群』の悪いところがでてしまった。


私はなかなか週一の連続ドラマを見る事ができない。
『全作一気見』なら興味を持続できるので見れなくもない。
ついこの間も、『不適切にもほどがある』を途中離脱してしまった。
あんなに面白かったのに。きっと私が離脱した後も面白かったに違いない。傑作だった可能性すらあったのに。なぜ離脱したのかもわからない。
「なんかもういいや」、そう思ってしまった。

ここ十数年でも、完走出来た連続ドラマは多くない。
『鎌倉殿の13人』と『ブラッシュアップライフ』だけかも知れない。今、記憶を遡ってみているのだけれど、とんと思いうかばない。
週一とは言っていいのかもわからないが、『坂の上の雲』ならリアルタイムですべて見る事が出来た。
あ、思い出した『それでも生きてゆく』は完走出来た。のみならず、傑作でもあった。私のベストワンドラマかも知れない。なぜ、忘れていた。ベスト級のドラマを、だ。

今年の大河ドラマの話をしよう。
ひょっとすると『光る君へ』は完走できるかも知れない。
藤原兼家の往生シーンは圧巻だった。
虚ろな兼家は、夜半、ふらりと裸足で玉砂利を敷き詰めた庭に降りたった。そして、一本の橋を渡ろうとする。それは三途の川に架かる橋の隠喩だろう。渡りきったところで兼家は倒れた。藤原兼家は三途の川に架かる橋を枕にしての大往生を遂げた。
最後、カメラはそれを真上から撮っていた。『絵画』だった。ずっと見ていたかった。「次のシーンにいかないでくれ」、そんなふうにも思った。

私はしばし言葉を失った。真上からの視線で撮ろうとしたのは、誰なのだろうか。脚本家。演出家。スタッフ。俳優。それぞれの見事な腕だった。
こんなシーンを見せられてしまったら、完走するしかないだろう。

さて、私の『ガンかわいがり』は低空飛行状態のままだ。『ゲリラー』が終わらないのだ。それでも軽くスクワットをして、庭いじりに興じた。その庭で父親の頭を9㎜の『マルガリッタヘア』に刈った。
まじまじと見る父親の頭と顔は染みだらけだった。わっさわさに鼻毛も出ていた。鼻毛をわっさわにするのは長年の父親のポリシーなので、私はそこに干渉しない。『鼻毛わっさわさ効果』のおかげで父親の健康は維持されているのだろうから。


もはや、諦めの境地。
『ゲリラー』の事だ。今日と明日を乗り越える事ができれば、『ゲリラー』の副作用は止まるはずだ、が。
私の過敏性腸症候群の方と『ガンかわいがり』の副作用がダブルで襲いかかってくる。どちらを標的にして対処して良いのか解りかねる。本命はどちらなのだ。調べれば調べるほどに、わからなくなる。

老齢の癌患者が、副作用のツラさから投薬を止めてしまう理由もわかるような気がする。私の場合の副作用は『ベンピーラ(便秘の事)』にはじまり、やがて『ゲリラー』に変じていった。
吐き気に耐えきれなくて、『ガンかわいがり』を止めてしまう患者もいる。副作用は千差万別だ。生きた心地がしない人もいるだろう。

さて、食べ物だ。色々と調べるにつれ、どんどん食べられるものが減っていく。これでは『健康食の乱れ食い』ができない。
がんに善かれと食したものが『ゲリラー』を誘発してしまうのだから。
ネットで調べたかぎりでも、識者の意見は結構割れているように思う。どれを取り入れるのかは、患者側に委ねられている。あくまでこれは、標準治療プラスαなのだから。

黒豆は炎症を抑える効果がある。しかし、豆類は下痢になりやすい。
発酵食品は腸内環境を良くしてくれる。しかし、腸内の動きが活発化し過ぎて便が固まる前に排出されてしまう。
小麦粉全般は下痢を起こしやすく。蕎麦粉はいい。雑穀米を混ぜた白米もいい、いわゆる、グルテンフリー的な生活に変えないといけない。完璧にそうするつもりはないけれど。がんの前に、『ゲリラー』で体力が削られてゆくので『ゲリラー』』対策に舵を切ろうと思う。

健康の為にと、毎朝食べていた。ヨーグルトもしばらくは、さようなら。
バナナはこれからもよろしく。
納豆。キムチ。乳製品。さようなら。
オレンジ。これからもよろしく。
ベリー類。これからもよろしく。
アボカド。さようなら。
アスパラガス。さようなら。
ニンジン。こんにちは。
ニンニク。さようなら。
シジミの味噌汁。これからもよろしく。
ソイジョイ。ゼリー飲料。野菜ジュース。さようなら。
豆腐。こんにちは。
鶏肉。あなたはやっぱり頼りになる。
パン。うどん。らーめん。さようなら。
赤飯。あなたはどちらだろうか。別れたくないのだ。

あくまで、上記の事柄は。私がテキトーに調べ上げて、テキトーに取捨選択したものなので、参考程度にとどめてください。
『ガンかわいがり』は1クール三週間なので、『ゲリラー』の症状に合わせて変えていけばいいと思っています。結構、体調は乱高下しますから。

私はあくまで、標準治療と体力優先でいこうかと思っています。


太る人もいれば、痩せる人もいる。そうは、聞いていました。
3週間で1クールの『ガンかわいがり』治療の事だ。私の場合、1週目
は、ほとんど体重の増減はなかった。
2週目に入ると『ゲリラー』由来の体重の減少がみられるようになってきた。明日、2クール目の2週目が終わる。
5㎏は痩せた。2週目の私は、ふらふらだ。だるだるだ。ぐったりだ。
『ストッパ様』でも私を助けられなかった。
いっそ、「ファスティングフェス」を開催しようか。
何を食べても「じゃーじゃー」排出されるだけだ。ほとんど私の身体のなかに栄養は取り込めていないのではないか。食べないほうが体力を維持できている可能性もある。
私の現状は、食べれば食べるほどに『ふらふらだるだるぐったり』になるのだから。これで、開催宣言をしてもいいのではないかと思う。
『フルーティーファスティングフェス』ならいけるかも知れない。
バナナ。ブルーベリー。デコポン。いま、我が家にあるフルーツはこれだけだ。そういえば、フルーツとはまったく関係ないのだが、私は久しく『おもち』を食べていない。私は、どうしても、おもちが食べたくなっている。
『フルーティーファスティングフェス』の隠しゲストとして、『おもち』を招待しよう。素のおもちを食べてみよう。大福とかではなく。

「アンコールありがとう。あらためて。むずむずディストラクションスロウガンズのせいのほうです。みんな気づいているかな。なんと、なななんと。今日はスペシャルなゲストが来ています。みんな、得したねぇ。じゃあ、フルーティなメンバーを紹介するぜ。ドラムス、ブルーベリー。ベース、バナナ。ギター、デコポン。そして、そして、そして、あの伝説のバンド『オモチーズ』のおもち担当 。おもちさんの登場だぁ」


ひとまず、2クール目の投薬期間が終わった。
投薬期間の2週目は『ゲリラー』との死闘だった。来週の月曜日までの6日間は、休薬期間になる。此処で体力の回復に努めなければならない。
昨日は『フルーティーファスティングフェス』のゲストに『おもち』を招待してみたのだが、その成否は3クール目に持ち越しになるだろう。
私を人体実験にして、ツラくならない『ガンかわいがり』の生活を色々試すつもりだ。
2クール目の投薬期間の最後の晩餐は『おもち』だった。悪くない感触を得ている。
3クール目は『ゲリラー』の開始をもって、3食に『おもち』を加えてみようと思う。

3/12日の『ガンかわいがり』開始から、一月あまりの間に10㎏くらい痩せてしまっている。『ガンかわいがり』開始時の私のBMIは28だった。メタボだ。4/17日現在、私のBMIは24になった。
それでも、私はあと10㎏痩せるくらいの『BMIモラトリアム(脂肪猶予期間)』がある。ただ、私は『ゲリラー』の効果によっていたずらに『BMIモラトリアム』を消費したくはない。ずるいし、ツラい。あくまでも、『健康食の乱れ食い』で、脂肪を返してゆきたいのだ。


誰でもいい。御教授願いたい。
あなた様の『ゲリラー』対策を教えて欲しい。よい案があれば、どしどしコメント欄に書いて欲しい。これは、とても切実なことで、私は今週2回漏らしている。
「じゃーじゃーじゃーじゃー」どこかの方言のような、『じゃーじゃーの滝』が私の尻から酷い勢いでTOTOの便器を『じゃーじゃーの珍瀑布』に変えている。マイナスイオンはでているのか。それはどうでもいい。跳ね返りも凄まじいのでアルコールで便座裏も常に拭いている。

さあ、ピカピカになった。
トイレから出ようとすると『妖怪じゃーじゃー』が私を引き止める。
「まだまだだよ、二階へいったら間に合わないぜ」
「そか」
私はズボンを下ろしながら、「おい、じゃーじゃー。私の肛門はもう使い物にならないぞ」
「ふん、そんなのしらないや」
私はパンツを下ろしながら、「じゃーじゃーには肛門はないのかい」
「ないよ、妖怪は食ったら食った分だけ偉くなるんだ。人間のように食ったら排出するなんて無駄もいいとこだね」
私はじゃーじゃーしながら、「じゃーじゃーは、食った分がぜんぶ身になるんだね。人間も本来はそうあるべきだと思う」
「そうさ、食った分の幾らかを排出するなんて、人間が未完成な証拠だぞ」
私はINAXの弱でマッサージしながら、「そう、人間は未完成品だ」

「じゃーじゃー、また会えるかな」
「会えるさ、あんたがじゃーじゃーすれば。それが合図さ」
「もし、私のじゃーじゃーが治ったら」
「他のじゃーじゃー者を探すさ。しかし、あんたほどじゃーじゃーするのは滅多にいないね。見事なじゃーじゃーぶりだったぜ」
「そうなの」
「あんたは躊躇いがないからね。素直な音色のじゃーじゃーを出せる者は、選ばれた者だけなんだ。おっと、これは秘密だった」
「ひみつ?、もしかして、私は勇者なのかい」
やはり、そうか。私は幼少期から『じゃーじゃーっ気』があった。これは天から授けられた勇者の証し。生まれながらにして私に授けられたのが、この『じゃーじゃー』なのか。なるほど。もっといいものがよかった。
で、この『じゃーじゃー』は何に使うのだろうか。
「じゃーじゃーねー」、『妖怪じゃーじゃー』はひゅいっと下水管に失せた。
私も心のなかで「じゃーじゃーね」と言った。


休薬期間に入ったのに、花見にも、バイクにも乗れていない。
この10日間くらい、私は我が家の庭から一歩も外に出ていない。相変わらず『ガンかわいがり』の副作用に苦しんでいる。さすがに、これだけ体調不良が続くと病院に相談すべきだろう。
薬を減薬するか。下痢止めを投薬してもらうか。休薬期間を延長するか。
4/23日に、その胸を伝えよう。

そんな、私なのですが。暇と『ゲリラー』をもて余している事もあって、DIYを日がな一日やっていた。父親と協力して、1・82メートル四方のベンチを制作していた。ウッドデッキといってもいい。2✕4材を使った簡単なものだ。しっかり防腐剤も2度塗りしたので、5年は持って欲しい。押し入れの中で眠っていた丸鋸(電動)をはじめて使った。便利だった。
1・82メートルのSPF材を25本。木ネジも100本を超えた。足りなくなったので2本打ちたいところを1本に節約してしまった。それでも、強度には問題はないはずだ(そう、思いこもう)。

本来は家のブロック塀際に支柱を刺して、1・82メートルの木製の壁(柵、目隠し)を制作する予定であった。しかし、私の体調がすぐれないので3週間後に後回しにした。こちらの方が難易度は高いだろう。2✕4材と1✕4材をうまく組み合わせて制作したい。台風が来ても倒れないものにしなければならない。セメントも用意している。設計図は頭の中にある。ブロック塀を背にして、うまくその力を利用したい。

そう、私は突然、庭をハーブでいっぱいにしたくなってしまった。
這生のローズマリーの苗を植えた。ペパーミントの苗をあえて地植えにした。タイムの種を蒔いた。ワイルドストロベリーの種を注文した。私はどうしてしまったのだ。バイクに乗れないストレスを、草花を育てることで代替しようとしているのかも知れない。


私は最近、『幸せの黄色い木』を探していた。
私が幼少期に腹を下したときには、必ずその乾燥した木片を煮出して飲んでいた。たいへん苦かったのを覚えている。
私には、『腹を下したときに飲む黄色い木』、としか情報がなかった。その、私にとっての『幸せの黄色い木』は母親の兄から貰ったものだ。
母親に尋ねると「それは知らない。目に良い木はあった」
父親に尋ねると「そんな木があったような気もするが、よくわからない」
老齢の両親は『ぼんやりーズ』なので、昔の事を覚えていない。
仕方ないので、自分で調べる事にした。たどり着いたのは『オウバク』だった。キハダの木の外樹皮を剝ぐと黄色の内樹皮がある。その黄色い内樹皮が私にとっての『幸せの黄色い木』こと『オウバク』であることが判明した。
その期間、私は『ストッパ様』にすがりながら『ゲリラー』と終わりなき丁々発止の応酬を続けていた。残念ながら、『ストッパ様』は『ガンかわいがり』の『ゲリラー』には無力だった。

私は同時に『オウバク』を手に入れる方法を探していた。そんな10日間だった。そして、あることに私は気づいてしまった。
なんと大幸薬品の『正露丸』に『オウバク』が大量に含有されていた。
盲点だった。あの匂いが元で『正露丸』から十数年は遠ざかっていた。私の『幸せの黄色い木』はラッパのマークの『正露丸』だったのだ。
これで、10日間の『ゲリラー』にケリがつくと良いのだが。どうか、『幸せの黄色い木』が『幸せの黄色い正露丸』であって欲しい。
『丸』を手に取った瞬間の懐かしさと匂い。しっとり感。しっかり3丸(錠)飲んだ。老舗の力を信じて見よう。
今夜は、ラッパのマークの『幸せの黄色い正露丸』を応援するために、マイルス・デイヴィスを聴きながら寝よう。


『ゲリラー』を回避するため、あれほど小麦をしばらく避けようとしていたのが嘘のように、卵サンドとチョココロネと黒糖パンを食べてしまった。
確かに、大幸薬品の正露丸を飲んでから24時間経ったいま、排便回数は半分になった。便意も腹痛も小康状態をたもっている。効いている実感はある。
しかし、水便は続いている。日、月と『ゲリラー』のままだと、火曜日の化学療法が出来るかが怪しくなってくる。
我が家の狭い庭に造ったウッドデッキで春風に吹かれながら、気が緩んだようだ。いくら安物の木材で造ったとはいえ、愛着はある。1・82メートルで、1本約600円の木材なのであちらこちらに問題はある。木の反り。ささくれ。若干の寸足らず。他色々だ。通称SPF材。軽くて、柔らかくて、扱いやすい。主に家の中のDIYで使う木だ。住宅建材としては使えないだろう。それでもウッドデッキを(ゲリラー状態で)1日半で造り上げた、達成感と高揚感はある。

防腐剤やペンキを毎年塗り直して、ようやくウッドデッキやガーデニング用の柵。支柱。簡単な目隠し用の木塀。などとして使えるような代物だ。それでも、たいへん優雅な気分を味わえた。echoスピーカーを引っ張ってきて、ボブディランなんか聴いちゃったりして。調子にのってチョココロネを食ってしまったのだ。あと二日で快便に持っていかなければならない私がすることではなかった。私はうかれていた。
私の両親は私を心配しながらも、ビールやパンを勧めてくる不思議なところがあるので、私が私を律しながら正しくコントロールする必要がある。今日のところはチョココロネの誘惑に負けたが、今度はそうはいかないぞ。


まずい、まずい、まずい。
2クール目の最終日が始まってしまった。副作用の『ゲリラー』が治まらない。毎日、毎日、毎日。同じ事を書いている。
まるで、夏休みの最終日に宿題に追われている気分だ。宿題は間違いが許される。要は穴を埋めればいい。

しかし、どうやっても、私の尻の穴が埋まらないのだ。『妖怪じゃーじゃー』に取り憑かれたのかも知れない。また、『ガンかわいがり』患者にはそれぞれ手術歴などあって、なかなか一筋縄ではいかない。
私は盲腸癌で大腸の一部を切除しているので、一般の人よりも大腸が短くなっている。100メートル走のつもりで『ベン』を全力疾走させてはいけない。競技が違うのだ。いわば、私には70メートル走分の大腸しかない。70メートルを『ベン』が走る間に、ほどよく固まってくれなければならない。かーるく、ベンには走ってほしい。そういう『軽便状態走』なのだ。とにかく、カールとベンが仲良くジョグしてくれたらいい。

漢方も含めてあらゆる下痢止めに節操なく手を出している。
どれも効果は薄い。この軟弱薬め。このままいくと、化学療法中に点滴スタンドをゴロゴロ押しながら、4・5回はトイレにゆく事になる。下手をすると点滴中に漏らす。替えのパンツとジップロックを用意しよう。そんな状態だから、血液検査と尿検査だけで帰宅するかも知れない。一週スキップするのもいい。しかし、ゴールデンウィークもあり、予約が取れるかもわからない。ややこしい。

そして、今日の食事をどうするか。それで私の命運は変わる。必殺の『ファスティングフェス』か。それしかないか。ブルーベリー。バナナ。グミ。果たしてグミはいいのか。私は、フェットチーネグミに目がないのだ。後は、ごんじり(大根の漬けもの)。それで、凌ごう。「食、べ、な、け、れ、ば、でないぃ!(や、れ、ば、できるぅ!。の言い方で)」

『毎日が尻騒ぎ』、こんな日が来るとは思っていなかった。
「じゃーじゃーじゃーじゃーしてるねぇ」
私の目の前に『妖怪じゃーじゃー』がいる。因みに私は便座に座り、安心感に包まれている。一生、便座に座っていたい。便座に恋してるみたいだ。
「おう、来たか」
「いい、じゃーじゃーしてますねぇ」
「いい、仕事してますね。みたいな言い方だな。私の仕事はじゃーじゃーではないぞ」
「中島誠之助はジョブの意味で『仕事』といっている訳ではないぞ」
ほう、『妖怪じゃーじゃー』は意外と知恵があるようだ。
私は訊ねた。「じゃーじゃー、お前、テレ東、好きなのか?」
「ふん。視てやっているのだ」
すると、妖怪じゃーじゃーの緑色の耳が弾むようにぴんとした。耳を澄ましているようだ。首もぴくぴく傾いでいる。ビートたけしみたいだ。
「何処かで、おいらを呼んでるじゃーじゃーがするぞ」
「そか、行け」
「おいらいくぜ。じゃーじゃーねー」
再び、『妖怪じゃーじゃー』は私の股をすり抜け下水管に吸われていった。忙しい妖怪だ。


1クール目のまとめはこちらからどうぞ。

















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