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DAY 0 子どもと一緒にNZ 2024

(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)

いよいよ出発当日となりました。
緊張というよりも焦り、不安というよりも楽しみ、どうしよう、どうにかなるよね。
ぐちゃぐちゃの感情。

立つ鳥跡を濁さず

高校卒業式の朝、担任の先生が黒板に書いた言葉です。

なんの感動もなく、まるで親に「あなた、出かける前に片付けなさいよ」と言われているのと同じ気分で迎えた高校最後の日。
さすが、若かったわたし。

あれから30年。ジワリジワリと先生の気持ちが分かってきた今日この頃。

立(た)つ鳥(とり)跡(あと)を濁(にご)さず
立ち去る者は、あとが見苦しくないようにすべきであるということ。退きぎわのいさぎよいことのたとえ。飛ぶ鳥跡を濁さず。

https://www.weblio.jp/content/立つ鳥跡を濁さず


こんな理想を数ヶ月前から夢見ていました。
ニュージーランドに発つ1週間前からは、きっと家からいらないものを無くしてスッキリ。綺麗さっぱり爽やか。

清々しい空気を残して去るのだ。
そうやって新しい世界に飛び立つのだー!と、思っていたのに。

1人スーツケース一個まで。
プラス余分のカバン一個。
家族3人で計4個の荷物で一年間の旅に出るという事実。それがどれだけ恨めしかったか。

体重計で荷物を計り、重さ調節。(ニュージーランド航空は一つの荷物23キロまで)

重すぎる!
ああ、だめだ。
あと1キロだ、もう少し入れよう。
やっぱり入れすぎた!

なんて微調整を続けました。

泣く泣く置いて行った生活用品、数知れず。

これがあったら助かるかも。
これを置いて行ったことで、命取りになるかも。

そんなこんなでスーツケースから荷物を入れたり出したり繰り返すこと数日。
当日の朝までバタバタバタバタバタ。

6:45に出発するのに、4時に目が覚めました。

当日の朝やったこと


・忘れていたお金の移動
(現地銀行以外に、WISEというアプリを利用することにしました。日本の銀行から指定の口座に振り込み、5分で入金完了。その後NZDに瞬時に変換。これでスマホ一つ、または届いたカードでお買い物ができる・・・はず。便利な世の中です。といっても、この時点では本当に使えるのかまだ疑問。)

・保険についての資料をコピー
・パスポートのコピー
・ビザを念の為2部ずつコピー
とにかく「念の為」という言葉が頭から離れない。

・メールのチェック
これまで数ヶ月間、やり取りしてきた学校の先生とのメール、最初に宿泊するB&Bとのメール、もちろんビザのメール。見落としがないか読み直し、万が一スマホやPCが使えない場合にプリント・・・と思いながら他のことやっていたら忘れた。

家の中はぐちゃぐちゃ。諦めた荷物の山。
捨てられなかったゴミ、散乱したおもちゃ、畳んでいない洗濯物の山、ベッド周りもキッチン周りも過去最高(というか普段通り)にひどい。やり残した仕事山盛り。
そんな状態で、早朝に家を出ました。

一年も帰らないなんて。
この状態で夫ひとりに掃除させるなんて。
ただただ申し訳ない。ひどい主婦です。

大移動

というわけで、立つ鳥跡を濁しまくりで無事に家を出発。
数日前に荷物だけ空港に宅配。・・・なんて思っていたけれどそんなこととってもできなかった。
結局特大の荷物を持って新幹線と成田エクスプレスを乗り継いで、成田まで大移動。

▶︎メモ
新幹線では、スーツケースなどを置けるスペースも一緒に予約。とても座席には入れられない。
成田エクスプレスは早めに並んで荷物置き場にスーツケースを入れないと、上の棚に持ち上げなければいけない羽目になるので要注意。


最近の空港はどこも広々、綺麗だけれど。
久しぶりの成田空港は、久しぶりに帰った実家の天井が低いと感じた時と同じような・・・なんとなくノスタルジック。

現金の両替

息子が行方不明になりにくい国内の空港で、予定していた半分を両替。(私が何やらカウンターでやっている間にどこかへ行ってしまうので)
結局レートがいいのは現地に行ってから、ということなので、もう半分は現地でやることに。
過去の旅行で余っていたドルやらユーロも一緒に両替しておこうと思ったら、日本円に戻してからNZDに両替するので、手数料が2回もかかる、ということでこちらも結局現地で。
息子に首輪をかけておきたい。ついでに口もふさいでもらいたい。

「えー!おかーさん、1万円を何枚持ってるのー!こんなに持ってるなんて知らなかったー!3枚くらいちょーーーだい!!!」

窓口の中でお姉さんたちがクスクス。


娘は大不安に襲われ涙が止まらず、息子は上機嫌で大騒ぎ。

何回も何回も体重計に乗ったおかげで、受託荷物は全て22.5キロスレスレの合格。
無事に飛行機に乗り込み、今、これを書いています。

明日からも書いていこうと思っています。(アップ時間はずれ込みますが)
将来子どもたちが楽しめるように。
いつか誰かの役に立てるように。
実家の母が寂しくないように。

明日のミッション
・スマホにSIM入れて無事に開通
・レンタカーを借りる(荷物が全部入るかどうか)
・B&Bに無事到着

それにしても・・・眠れない。
息子、鎖のとれた小型犬のように自由を謳歌しています。
動画ばかり、お菓子ばかり、ゲームばかり。

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