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エッセイ風

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エッセイ 日々感じること セイ子の想い
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哀戦士Ⅱ

哀戦士Ⅱ

哀しい経験を積み重ねた人は
その痛みを知り
誰かに優しくできるでしょう

その痛みを知らぬものは
誰かを知らぬ間に
傷つけていく

「私は祈る。 新しい未来がいつか来るように祈る」

生きていくことが闘いなら
その闘いをやめることができない

時には休んで
何もかもやめてしまいたいけど

欲しいものはきっとみんな似ている

安心
平和

安らぎ

奪い取られそうになると必死に守りたくなる

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答え合わせ

答え合わせ

普段は意見のぶつかり合いがあっても
引いてしまう私が
あの時は
「ごめんね」
その四文字遠くて言えなかった

明日もまた会うだろうと
一年前は疑いもせずに

同性なのに
恋人のように過ごした日々は
もう 戻りはしない

学校では正解のある問題ばかりを
教わってきたよ

そのせいだろうか
私とあなたが
知りたかった答えは
結局見つからないで終わってしまった

大切なものを戻す方法も
大好きな貴女に許

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なごり雪

なごり雪

先日関東地方は珍しく雪が積もった、、

大人になるとちっとも嬉しくない
それなのに
悲しいことも、ツラいことさえ
すべて真っ白に、綺麗にしてくれる
そんな気持ちにさえなってしまう

15年前のあの日も
病室の外には雪

3月2日が近づくたびに
とてもせつない気持ちになってくる

もうすぐ15年になるのかと、、、
あの頃は泣いてばかりいて

あなたを忘れることだけを考えていた、、、
だんだんとあなた

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名もなき花

名もなき花

みんながしていることは
それが正解だと勘違いをする
どうやら違ってて良いようだ
人と違うことに罪悪感を感じるけど、、、
この間違いがわかっただけで       どうしようもなく救われる

自分自身を変えるのは難しい
嫌いな自分を否定してもらうことで自分の気持ちを肯定された気がする

人と違うこと
誰も望んでそうなったわけじゃないけど

どうやらそれでも良いらしい
気づいたのは 最近

障害も
恋愛

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Dragon Night

Dragon Night

自分の正義
それを信じて行動する

あなたの正義は私の正義じゃない
私の正義もあなたの正義とは違う

どちらかが間違っているとかじゃなくて
互いがそれを受け入れない時
傷つけ、傷ついてしまう

大嫌いな誰かは間違っているのか
許せないあの人の正義は不正解なのか

違う宗教
違う環境
違う肌の色や髪の色
違う言語

人はみんな違うのに

毎日どこかで戦争や争いごとがあって
そんなニュースをみると悲し

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君は僕に似ている

君は僕に似ている

一人暮らしの私の部屋には
普段使わないマグカップがある

「最近、コーヒーが飲めるようになったよ」
笑顔の絵文字とともにメールが届く

ひと月に一度
私は娘と会うことを許される

今度会う時は、砂糖たっぷりの
コーヒーを淹れてあげよう
甘党なのはきっと私に似ている

どんどん私の背の高さに近づく娘
寂しさと喜びをかみしてめて

ずっと一緒にいられたら
どんなに良いだろうか

母親として‥

将来こ

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キラキラ

キラキラ

クリスマスのイルミネーションって
キラキラしてて
幸せの象徴みたいなのが苦手で
もちろん 悪いとこではないんだよね
そんなキラキラの中にいっぱい
幸せな人たちが居るんだろうなって

あんまり眩しすぎると
ひとりだったり寂しい想いとか 
心に痛みを感じていると
辛い思いとか持っている時は
目をそむけたくなる

好きだった人が幸せになっていること
ほんとは幸せなはずなのに

好きだった人は
私と幸せに

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エール

エール

自分が嫌いな時も

理不尽な足かせが
私の動きを止めるんだ
何もかも投げ出したくなる時も
あるだろ

でもさ
私は私として生きていくしかないんだな

その事実を受け入れて

日々を重ねていくしかない

山も谷も
今までの自分の歴史が
感じることの全てが

アップデートしていく

目の前にある問題は
必要なことしか起こらない

どう感じるかは私次第

結果だけが大切じゃなく

“よく頑張っているね“

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僕が一番欲しかったもの

僕が一番欲しかったもの

必死で守ろうとしたものはなんだったのか
窒息しそうで
それでも  居座り続けてた理由

きっと意味はない
そこに居なければ
僕は僕でなくなる気がしたんだ

誰かに必要とされる 
そんなちっぽけなことで
僕は僕であり続けた

僕の手のひらには何もない
だから
 君の手を握り返すことしかできない

居場所を見失えば
意外とあっけなかった

それでも

君にしてあげられること
僕にはまだあるんだ

果てない空

果てない空

転がるように生きてきて
いつもツラいと思う毎日だけど
そうやって悩んでいても
何もならないことはわかっている

飛べないことに悔やんでいる
何かあると誰かのせいにしたり
ふさぎこんでいるけれど

あの日みた空は
悲しい色をしていた
飛ぶ勇気を持てないだけ

見上げれば
大気圏の向こうに
届かない星があるんだ

叶わない夢のためだと
何度も立ち上がるけど
そのたびに 私の想いは挫かれる

何度でも 

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空が青いのは

空が青いのは

優しい人ばかりだと
とても
傷ついてしまう

あなたの下手なウソが
優しくて
とても
痛いんだ

私に「泣くのはあなたじゃないでしょ?」
と、先に泣き出す私を抱きしめる

無理して笑顔になる必要はないと

そんなあなたも泣いている

でも、そうやってつくろって無いと
いまにも耐えらなくなりそう

空が青いだけで
あなたに知らせたくなるのは

「進め」っていう合図だろ?
泣いたときに涙が溢れないよ

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醜い生き物

醜い生き物

この違和感を感じたのは
いつからだろう

たぶん
私は恋愛をしたことがない

一時期は左の薬指に指輪をしていたこともあったけど

それは
パートナーに対して
恋愛感情があったわけじゃない
相手に大変失礼な言い方だけど
私は依存していただけ
私という存在を認めて欲しかった

学校に行っている頃から
はみ出していた
感情も性格も

ADHDの兆候と
異性に対する違和感

友人が彼氏の話をしていても

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PIECE OF MY WISH

PIECE OF MY WISH

私の前にふたつの道

どちらを選んだとしても

きっと後悔してしまう

答え合わせしたところで

正解はわからない

自分の気持ちに負けて
心が不正解にしてしまうんだ

こうやって
自分を責めてしまう日々は
いつからだろう‥

最初から正解を選ぶなんてことは
できはしない
それを正解にするように
自分を変えていくんだ

諦めない強さを
持ち続けていきたい
明日のために

背中

背中

私の背中で泣いている
君にどう向き合えば良いのか

振り返ったら
きっと作り笑顔の君がいるのだろう

どんな顔をして君を探せばいいの

わからないから
気づかないふりをする

いつもは鈍感なはずなのに
君の泣いている事だけは
敏感なんだ

わたしも
泣きたくなる
振り返って  抱きしめればよいのか

君にかける言葉が
見当たらないから
わたしの背中を見て気づいて

わたしの背中に翼はないけれど

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