マガジンのカバー画像

【政経東北】巻頭言

53
月刊『政経東北』|多様化時代の福島を読み解く|地元メディアが報じない出来事を追跡|旬の人、政治家、業界人をインタビュー|株式会社東邦出版(福島県福島市)が発行|1972(昭和47… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

【政経東北】復興加速化提言を読み解く|巻頭言2024.05

 東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の発災から10年間は「復興期間」とされ、2021年…

【政経東北】トカゲの尾っぽ切り|巻頭言2024.04

 自民党派閥の裏金問題は昨年11月に世間の注目を集めてから4カ月以上経つのに、関係者の処分…

3

【政経東北】復興まちづくりの在り方|巻頭言2024.03

 震災・原発事故から丸13年を迎える。  原発被災地の中でも放射線量が高く「帰還困難区域」…

【政経東北】捜査関係者の守秘義務違反|巻頭言2024.02

 自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる事件が世間を揺るがすほどの事態になっている。  …

2

【政経東北】投票で「文句を言う権利」を得よう|巻頭言2024.01

 大阪万博への税金投入問題、自民党派閥による政治資金問題、安倍派のキックバック問題、岸田…

6

【政経東北】放置される山の汚染と法の不備|巻頭言2023.12

 原発事故が発生した2011年3月11日、政府は「原子力緊急事態宣言」を発令し、原子力災害…

1

【政経東北】選挙カーで「名前連呼」の是非|巻頭言2023.11

 任期満了に伴う福島県議選が11月2日告示、12日投開票の日程で行われる。本号発売のころには、皆さんの地域でも、選挙カーが走り回っていることだろう(無投票の選挙区は告示日だけだが)。  そこで1つ疑問なのだが、候補者の名前を連呼するだけの選挙カーは何の意味があるのか。  これまでに筆者が聞いた限りでは、「例えば、自宅にいるときに、選挙カーから候補者の名前が聞こえてきたら、折り込みの選挙公報を見て、どんな人なのかをチェックすることもある。そういうきっかけとして重要なのではな

【政経東北】自分の言葉で答えない知事|巻頭言2023.10

 内堀雅雄知事は、都合の悪い質問には自分の言葉で答えることをしない。既に分かり切ったこと…

5

【政経東北】不作為の罪|巻頭言2023.9

 8月24日午後1時すぎ、福島第一原発に溜まる汚染水を浄化処理した水(いわゆるALPS処理…

5

【政経東北】公務員に求められるモラル|巻頭言2023.8

 酒気帯び運転で事故を起こして懲戒免職となった宮城県の元高校教諭(60)が、退職金約170…

月刊 政経東北
10か月前
1

【政経東北】真に理解を深める取り組み|巻頭言2023.7

 福島民報が福島テレビと共同で行った県民世論調査によると、東電福島第一原発の汚染水を海洋…

月刊 政経東北
11か月前
3

【政経東北】戻るもの、戻らないもの|巻頭言2023.6

 5月8日、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に引き下げられた。マスク…

【政経東北】浪江町「復興拠点解除」に思う|巻頭言2023.5

 3月31日、浪江町の帰還困難区域に設定された特定復興再生拠点区域の避難指示が解除された。…

【政経東北】議員の成り手不足に思うこと―巻頭言2023.4

 4年に一度の統一地方選挙がスタートした。本県は2011年3月の震災・原発事故で県議選、会津若松市長選、郡山市議選などが政令で延期され、現在もそのままの日程。そのため、4月に行われるのは10の首長・議員選挙にとどまる。  近年の選挙で課題なのが「成り手不足」だ。議員選挙では、立候補者数が定数に満たない事態が起きている。首長選挙でも、檜枝岐村で現職が引退表明した後、手を挙げる新人がしばらく現れなかった。  もっとも、定数を上回った議員選挙を見ても、立候補しているのは高齢者ば