月刊 政経東北

月刊『政経東北』|多様化時代の福島を読み解く|地元メディアが報じない出来事を追跡|旬の…

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月刊『政経東北』|多様化時代の福島を読み解く|地元メディアが報じない出来事を追跡|旬の人、政治家、業界人をインタビュー|株式会社東邦出版(福島県福島市)が発行|1972(昭和47)年7月1日に第一号を発行|HP:https://www.seikeitohoku.com/

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    月刊『政経東北』 定期購読

    月刊『政経東北』の定期購読 定期縛りはありません。いつでも定期便を解除できます。 ※販売サイクルが1か月で、発売日が毎月5日前後のため、毎月、月刊「政経東北」をいち早くお読みになりたい方は5日付近にご契約いただければ幸いです(決済が完了してからの発送となります)。 毎月1日発行の月刊『政経東北』を発売日に発送する定期便です。 是非ご利用ください。 ご契約いただいた月号からお届けしています。 2023年1月号 1月5日発売 2023年2月号 2月4日発売 2023年3月号 3月4日発売 2023年4月号 4月5日発売 2023年5月号 5月2日発売 2023年6月号 6月3日発売 2023年7月号 7月5日発売 2023年8月号 8月5日発売 2023年9月号 9月5日発売 2023年10月号 10月5日発売 2023年11月号 11月4日発売 2023年12月号 12月5日発売
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    月刊「政経東北」5月号(2024年)

    2024年5月2日(木)発売! ▽【献上桃詐取事件】追加捜査を迫られた県警 裏付けられたニセ東大教授の「嘘」 ▽事件屋に乗っ取られた鹿島ガーデンヴィラ 雇われ社長が内幕を暴露 ▽南相馬市青果団地「整備費71億円」の是非 デキレースで施設運営者は決定済み ▽逆境でも走り続けた「山の神」 陸上長距離指導者・今井正人さんに聞く ▽矢吹町出身・野球スキルコーチ【菊池タクトさん】の挑戦 プロ選手も注目する指導法 ▽【郡山大町土地区画整理事業】地権者の同意得られず停滞 テナントビル新設で風向き変わるか ▽塙厚生病院に「棚倉町移転説」 背景に旧棚倉高校跡地の利活用問題 ▽いわき市の積算ミスで露呈した入札価格漏洩疑惑 ▽過渡期を迎えた公設温浴施設(いわき編) ▽国見町「救急車問題」が町長選に波及 ▽「温泉むすめ」人気に沸き立つ福島飯坂温泉 ▽本誌記者「春の福島競馬」初体験レポート ▽ニプロ「新工場建設断念」の余波 ▽特定帰還居住区域の課題 ▽会津バス支援で変貌遂げた【丸峰観光ホテル】 ▽議会で二度否決された北塩原村【ラビスパ裏磐梯】廃止 ▽市長・商議所会頭に聞く喜多方市の未来 ▽塙町長選立候補予定者に聞く 【巻頭言】 復興加速化提言を読み解く 【グラビア】 シーズン到来 春の福島競馬 【今月のわだい】 二本松市「ローソン」油井福岡店が謎の休業 暴行死発生の小野町特養施設で運営法人理事を刷新 「クマ空き家居座り」で見えた東山温泉の課題 会津坂下町議選トップ当選者に町長選出馬の噂 裏磐梯が一人勝ち!?の県内スキー場 南相馬市悪徳ブローカーと旧知の国会議員がコメント 寄付で「災害医療車」資金を調達した常磐病院 「いわきは温暖で住みよい」移住者が気温比較し本を出版 【企業特集】 新選挙区で躍動する根本匠衆院議員 【国政インタビュー】 菅家一郎・衆院議員 【インフォメーション】 アクアマリンふくしま 【特別インタビュー】 竹之下誠一・県立医大理事長兼学長 菊地大介・須賀川商工会議所会頭 本田哲朗・福島成蹊学園理事長兼校長 【市長インタビュー】 内田広之・いわき市長 【首長訪問】 押山利一・大玉村長 添田勝幸・天栄村長 遠藤智・広野町長 【連載】 横田一の政界ウオッチ 情報ファインダー 耳寄り健康講座(ときわ会グループ) ふくしま歴史再発見(岡田峰幸) 熟年離婚 男の言い分(橋本比呂) 東邦見聞録 フクイチ核災害は継続中(春橋哲史) 廃炉の流儀(尾松亮) 高橋ユキのこちら傍聴席 選挙古今東西(畠山理仁) 【編集後記】
    700円
    月刊『政経東北』

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  • 【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中(フクイチ事故は継続中)

    春橋哲史 1976年7月、東京都出身。2005年と10年にSF小説を出版(文芸社)。12年から金曜官邸前行動に参加。13年以降は原子力規制委員会や経産省の会議、原発関連の訴訟等を傍聴。福島第一原発を含む「核施設のリスク」を一市民として追い続けている。 月刊『政経東北』|株式会社東邦出版(福島県福島市)が発行|東北圏と中央を結ぶユニークな政治経済情報誌|1972(昭和47)年7月1日に第一号を発行|

  • 耳寄り健康講座

    政経東北から健康をテーマにお届け。

  • 【尾松亮】廃炉の流儀

    おまつ・りょう 1978年生まれ。東大大学院人文社会系研究科修士課程修了。文科省長期留学生派遣制度でモスクワ大大学院留学。その後は通信社、シンクタンクでロシア・CIS地域、北東アジアのエネルギー問題を中心に経済調査・政策提言に従事。震災後は子ども被災者支援法の政府WGに参加。現在、「廃炉制度研究会」主催。 月刊『政経東北』|株式会社東邦出版(福島県福島市)が発行|東北圏と中央を結ぶユニークな政治経済情報誌|1972(昭和47)年7月1日に第一号を発行|

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 東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の発災から10年間は「復興期間」とされ、2021年から5年間は新たに「第2期復興・創生期間」と位置付けられている。現在はその期間内で、今年度を含め、残すところはあと2年。

 そんな中、与党の「東日本大震災復興加速化本部」(本部長・根本匠衆院議員=本県2区選出)は「復興加速化のための第12次提言」をまとめ、3月6日に岸田文雄首相に申し入れた。それを見ると、A

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 フクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)に関して、本年3月15日、東電が「日本海溝津波対策防潮堤(本体部)の設置工事が完了した」旨を公表しました(注1)

 尚、本稿では、この防潮堤を「新防潮堤」と記載し、高さは福島第一での海抜で表記します(注2)。

 フクイチには、発災後「4号建屋南東側に高さ12・4~14・5㍍・全長約360㍍の仮設防潮堤(2011年6月完成/注3)」「1~4号建屋東側に

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 ときわ会常磐病院では、2024年2月19日から22日、そして3月4日から6日の2回、福島県医師会からの依頼で、日本医師会災害医療チーム(JMAT)として、私、新村も含むスタッフが能登半島地震被災者への医療支援に行ってまいりました。今回はその活動報告をお届けしたいと思います。

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 JMATとは、日本医師会災害医療チーム(Japan Medical Associat
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【尾松亮】「廃炉の最終形は地元で決める」の危険性|廃炉の流儀 連載48

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 繰り返し本連載で指摘してきたことだが、福島第一原発の廃炉完了要件を定めた法律は存在しない。東京電力はHPで次のように説明する。

 《「廃炉」の最終的な姿について、いつまでに、どのような状態にしていくかについては、地元の方々をはじめとする関係者の皆さまや国、関係機関等と相談させて頂きながら、検討を進めていくことになると考えています》(東京電力「もっと知りたい廃炉のこと」)

 地元などの関係者と

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再燃した北朝の内紛|岡田峰幸のふくしま歴史再発見 連載124

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 南北朝時代の西暦1353年(南朝・正平8/北朝・文和2)5月、奥州南朝の拠点であった宇津峰(郡山/須賀川)が陥落。山を守っていた守山(郡山市)の田村氏は北朝に降伏し、南朝大将の北畠顕信は守永王を伴い津軽へ落ち延びた。以後、顕信は再起できず宇津峰の陥落をもって事実上、奥州の南北朝争乱は終結した。だが、これで平穏な時が訪れたわけではない。今度は北朝の武将たちが争いだしたのである。

 宇津峰陥落から

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【横田一】総理待望論が高まる泉前明石市長|政界ウォッチ28

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 総理待望論が高まりつつある泉房穂・前明石市長が岸田文雄首相との応援演説対決を制した「参院徳島高知補選」(昨年10月22日投開票)は、日本の政治の転換点となる可能性がある。本誌11月号で紹介した通り、泉前市長と岸田首相が同じ日に徳島入りをして共にマイクを握ったが、結果は泉前市長が支援した広田一候補が自公系候補に勝利した。「増税メガネ」のヤジが飛んだ不人気な岸田首相と、人気抜群の泉前市長の勢いの差が

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【熟年離婚】〈男の言い分68〉

【熟年離婚】〈男の言い分68〉

嫁姑のバトルを我慢している夫はいっぱいいますよ。だけど、私の場合は、妻の一言でアウトでした。
 B氏、67歳。元会社員。昨年12月、2歳下の妻と離婚。

 私は、3歳で父を亡くして、その時、24歳だった母と、「母子家庭」で育ちました。母と私は、母の実家―農家です―の近くの、小さい借家で暮らすことになって、父親が勤めていた会社の社宅を出る時の、引っ越しをぼんやり憶えています。

 母は、隣街の織物工

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【畠山理仁】選挙も食事も文化である|選挙古今東西㊽

【畠山理仁】選挙も食事も文化である|選挙古今東西㊽

 面白そうな選挙があれば、自分が選挙権を持たない土地の選挙にも出かけてきた。知らない土地だから、まわりに知っている人は誰もいない。でも、せっかく見知らぬ土地を訪ねるのだから、地元で愛される美味しい料理を食べてみたい。

 そんなときに便利な一言がある。選挙事務所や街頭演説の現場に集まってきた人たちに「みなさんがおすすめする、ご当地の料理は?」と聞いてまわることだ。

 食事の話題は全世界共通だ。た

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政府・東電の説明は「壮大な言い訳」ではないのか|【春橋哲史】フクイチ核災害は継続中㊽

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 フクイチ(東京電力・福島第一原子力発電所)核災害の発生から、約13年が経過しようとしています。

 今も続いているフクイチへの対処とは即ち、膨大な量の放射性廃棄物への対処であり、政府・東電は、その一環として、昨年8月に「処理水」(※1)の海洋への希釈投棄を開始しました。

 11月までに3回実施され、約2・3万㌧が投棄(放出)されました。2024年3月上旬には4回目が実施されていると思われます。

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「春の花粉症」対策|耳寄り健康講座24

「春の花粉症」対策|耳寄り健康講座24

 常磐病院の新村です。まだまだ寒い日が続きますが、暦の上では3月はもう春ですね。この時期は「花粉症」でお困りの方も多いかと思います。今回は、そんな花粉症について取り上げていきたいと思います。

 【花粉症とは?】

 花粉症は、「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれ、植物の花粉が原因でアレルギー反応を引き起こす病気です。一般的に、鼻や目などから花粉が体内に侵入し、その結果、免疫の過剰反応が現れ、くし

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太平洋でも汚染水海洋放出「規制条約」を定めるべき|【尾松亮】廃炉の流儀 連載47

太平洋でも汚染水海洋放出「規制条約」を定めるべき|【尾松亮】廃炉の流儀 連載47

 1月30日、国際原子力機関(IAEA)は福島第一原発の汚染水海洋放出後初めてのレビュー報告書を公表した。「国際安全基準の要求と合致しない点は確認されなかった」と改めて海洋放出にお墨付きを与えたかのように報じられている。

 日本のある大臣は「『汚染水』と呼び反対するのは中国だけ」と述べた(9月25日IAEA年次総会)が、これは事実と異なる。

 韓国政府は公式リリースにおいて「Contamina

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宇津峰の決戦|岡田峰幸のふくしま歴史再発見 連載123

宇津峰の決戦|岡田峰幸のふくしま歴史再発見 連載123

 南北朝時代の西暦1352年(南朝・正平7/北朝・文和2)3月24日、奥州の南朝大将・北畠顕信が南朝皇子の守永王を伴って宇津峰に入城した。宇津峰は郡山市と須賀川市にまたがる標高677㍍の独立峰である。この時点ですでに奥州で南朝に味方するのは、宇津峰を含む田村地方の領主・田村氏のみ。しかし田村氏は孤立無援ながら、居城の守山(郡山市)のほか四方八方に10カ所以上の城を構築し守りを強化する。さらに阿武隈

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高市早苗氏のスタンドプレー|横田一の政界ウォッチ27

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 高市早苗・経済安保担当大臣が1月27日、一気に時の人となった。この日の長野講演や自身のネット番組で、1月16日に岸田文雄首相と面談して大阪・関西万博縮小や延期を提言したことを公表。「資材不足や人手不足も起きている中で能登半島地震からの復旧復興と万博が両立できるのかどうか」「延期や縮小は総理決断でしかできない」と訴えたのだ。

 しかし、万博を所管する齋藤健・経産大臣は「万博関連の資材調達などによ

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【熟年離婚】〈男の言い分67〉

【熟年離婚】〈男の言い分67〉

あの大震災から避難して、知らない街で暮らしたが、ふるさとの潮風の匂いが恋しい。ただ、それだけだよ。
 K氏、73歳。元・農業。4歳下の妻と昨年末、離婚。

 あの津波と原発事故から、ずいぶんと時がたったんだなぁ。はぁ、ひと昔前の話になっちまった。浜の者、みんな大変な目に遭って、命からがら避難して来たのが、悪い夢みてぇだ。

 俺の家は代々、農家でな、高台で米作っていたんだ。あの津波が来た時、ここは

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ロシア大統領選挙|【畠山理仁】選挙古今東西㊽

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 3月17日にロシア大統領選挙が行われる。今のところ通算5選を目指す現職、プーチン大統領の他に有力な候補者は出そうにない。2月16日には反体制派指導者であるアレクセイ・ナワリヌイ氏が北極圏の刑務所で死亡したというニュースも報じられた。おそらく選挙戦としてのロシア大統領選挙は、今回もあまり盛り上がらないのではないか。

 私はロシア大統領選挙を現地で取材したことがある。今から24年前、2000年のこ

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【政経東北】トカゲの尾っぽ切り|巻頭言2024.04

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 自民党派閥の裏金問題は昨年11月に世間の注目を集めてから4カ月以上経つのに、関係者の処分は一切行われていない(3月20日現在)。岸田文雄首相は指導力不足を非難され、内閣支持率は20%台前半と危険水域に入っている。

 言いたいことはいろいろあるが、ここで指摘したいのは秘書に責任を押し付け、議員自身は知らなかったで済まそうとする姿勢だ。会見で謝罪した議員や政倫審で野党の追及を受けた議員は、軒並み「

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