親も子も、「我慢は美徳」はもうやめませんか?

GWお疲れさまでしたー!!
長かったですよね。大変でしたよね。平日が始まって、ちょっとほっとしてますよね。

わが家の地域ではGWに獅子舞があり、子供も大人もその準備や当日の運営にてんてこ舞い。親戚やお客さんがたくさん来られて楽しい反面、それらが終わるとどっと疲れが…

GW明けの一週間は、普段通りのリズムを取り戻すのがほんとに大事だなぁと。

子供たちも、今日から保育園。長い連休明けは、登園するのにも一苦労でしたが、少しずつ元の生活に戻っていけるように気を配っていきたいところです。

さて、連休ボケしているのは子供だけではありません。大人もね。今日から仕事が始まり、家事や育児にと時間に追われる日々が戻ってきますね。

かくいう私も、久々のnote執筆に頭がうまく回らない状態です。これを読んでくださっている皆さんも、GW明けに難しい文章なんて読む気になれないよ…というお気持ちだと思います。

そんな日はね、考察したり探究したりするのはちょっとお休みして、頭にも心にも優しい文章をお届けしたいと思います!

◆「我慢は美徳」という間違った文化。

私たちは、「我慢」がとっても得意です。「我慢」という言葉は、実は人を支配するためにはとっても便利な言葉。相手が何を感じようが、その感覚を押し込めて自分の都合のいいように行動することを強制する、そんなずるくて強い力をもっています。

そのため昔から、家庭や学校など、大人が子供をコントロールする場面では大活躍してきました。子供が自分の意思を主張すると、大人はそれを面倒がって、押し込めることを教えます。それが「我慢」。

子供の意思を十分に聞き取り、話し合いで解決するのではなく、手っ取り早くその場にふさわしい大人のような振舞いをさせるように強制する。それが「我慢」の正体なのではないでしょうか。

しかも日本では「我慢は美徳」なんて価値もあるものだから、「いやだ」「辛い」と感じたことも「我慢が足りない」と一喝され、それ以上議論することも許されない風潮も。

でも、「我慢」ってそんなにいいことでしょうか?

寒いと感じているのに、「我慢」して服を着ない。眠たいと感じているのに、「我慢」して起きて仕事をしている。その先に待っているのは、決していい状況ではありません。「我慢」が重なれば、たいてい体が壊れます。

心も一緒。仕事場に嫌なことを言って傷つけてくる人がいるけど、「我慢」して一緒に居続ける。ワンオペ育児が辛すぎるけど、「我慢」して頑張っている。いつか心が壊れます。

「我慢」をし続けたところでパフォーマンスが落ちてよい結果なんて残せるはずはありません。それなのに、「自分だけが辛いと感じているのかもしれない」「他の人も我慢しているから」なんて理由で、私たちは簡単に「我慢」することを選んでしまうのです。

◆「我慢しない=自己チュー」?

「我慢」を選んでしまうとき、私たちの頭によぎるのは、「我慢しないと、わがままなのではないだろうか」「我慢できないなんて、周りからどう思われるか分からない」といった感情です。

けれども、私たちのイメージにある「我慢をしない=自己中心的」ということも、実は間違った認識。我慢の代わりにできることは、たくさんあるのです。

自分の感じたことや意思を押し込める、「我慢」という方法。それができなければ、周りを無視して自分の意思だけを押し通すしかない!そう考えてしまうと、自己中心的にふるまうことを避けるために、「我慢」するしかなくなってしまいます。

「我慢か自己チューか、どっちか選べ」なんて言われたら、我慢を選ばざるを得ない。そうして支配する側が、簡単に相手を自分の思うように動かすために、「我慢」を選ばせていく。支配される側も、そういった楽で短絡的な問題解決の方法に慣れてきてしまう。その積み重ねが、自分自身を損なっていく、不必要な「我慢」の正体なのではないでしょうか。

◆「我慢」の代わりにできること

では、「我慢」するでもなく、自己中心的に行動するでもない問題解決の方法とはいったい何なんでしょうか。

それは、「丁寧な対話」
これに尽きると思います。

育児に疲れを感じて、もう頑張れない、頑張りたくない。これは自分が感じたとても大切な感情です。もしかしたら、すでに体と心からのSOSになっている場合も。この状態を「我慢」し続けていたら、体を壊して入院…心が壊れてパートナーや子供に当たってしまう…なんて悲しい出来事が起こってしまう可能性もあります。

そうならないためにも、自分の感じた気持ちを適切に表現し、抱えている問題を「我慢」以外の方法で解決する方法を丁寧に探していく。「我慢」よりも「自己チュー」よりも手間がかかる方法ではありますが、時間をかけた分、自分の心を損なわずに済むかもしれません。

「私は~という原因でこれくらい疲れている。だからその疲れを解消するために、半日一人でゆっくり過ごす時間がほしい。そのために協力してほしいのだけど、それは可能かどうか。もしできないということなら、なぜできないのか、どうしたらできるようになるのか一緒に考えましょう。」

実際はここまで冷静に自分の思いを相手に伝えるというのは難しいです(^^;けれども、女性だろうが男性だろうが、子供だろうが大人だろうが、全ての人が自分の感じたことを肯定して、言葉で相手に伝える権利をもっています。

自分にもパートナーにも子供にもこの権利を許し、認めていくことで、短絡的な「我慢」という方法から、脱出することができるのかもしれません。

◆まとめ

今回の記事では、我慢というのは自分の心を押し込めて、簡単に問題をなかったことにしてしまう方法であり、実際には丁寧に対話をすることで、我慢をしなくても問題を解決していくことができる。ということをお伝えしました!

なかなか難しいことではありますが、まずはいらぬ「我慢」をして爆発…といった負のループを止めるためにも、自分の思いを否定せずに適切な言葉で伝える練習をしていきたいと思います。

明日も一緒にがんばっていきましょうね!


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