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子育てでイライラするのは、子供の判断を奪っているから。

子供が上手におしゃべりできるようになると、楽しい反面、文句や口ごたえの数々にイライラしてしまいますよね…相手は子供なのに、と思いながらも止まらないイライラ。。どうすればいいのでしょうか( × _ × )??

こんにちは!
【子供の能力を高める】子育て研究者kotoです!

前回の記事では、子供は親の所有物ではなく、自分の意思で行動する権利をもっている。親は子供の失敗や間違いもあたたかく見守っていく必要がある。ということをお伝えしました!

▼くわしく知りたい方はコチラ!

今回の記事では、子供と話してると、子供の発言にイライラしてしまう原因を考えていきたいと思います!

◆いちいち文句を言う息子、それに腹を立てる母。

わが家の4歳の息子は、はっきり言ってめちゃくちゃ文句の多い男です(笑)ご飯のとき、嫌いな野菜が出てきたら「これ食べたくない~」保育園から帰ってきたら、「片付けしたくない~」お風呂の時間だと言えば「入りたくない~」…もう、いい加減にしてほしいですよね。

いちいち文句を言う息子にイライラして、「いいから食べなさい!」「やらないとおやつなしだよ!」「早く入らないと、1人で入らないといけないよ!」と命令したり、脅してみたり…小言ばっかり言わなくてはいけなくて、息子と話すことがどんどん嫌になっていました。
息子にしても、何か言うたびにいつも怒られているので、機嫌が悪くなりぐずぐず言うことが多くなる。

…完全に負のループです。

小言を言いすぎるのはよくないとは思いつつ、息子がしたくないからと言ったって、させなくてもいいわけではないし…と、この状況にほとほと困り果てていました。

◆「~したくない」と言われると、責められているように感じてしまう。

子供が「~したくない」と言い出したら、親として「ちゃんとさせなきゃ!」と感じますよね。だから、子供が文句を言ったらそれを否定して、するべきことを指示しなくちゃ!と、いつもキリキリしていました。

しかも、スムーズに物事を運びたい親としては、子供が「~したくない」なんて言ったら、まるで自分のやり方に文句を言われているようで腹も立つ。文句を言われてイライラするのは、「あなたのやり方は間違ってる」と責められているような感じがするから。「こんなにも、家族のことを思って生活がうまく回るように頑張っているのに…!」心の底では、きっとそんなことを思っていたのだと思います。

頑張っているのに、文句を言われて責められる。そんな風に感じていたため、子供の「~したくない」に過敏に反応して、いつもイライラしてしまっていたのです。

◆文句じゃなくて、ただの「感想」だった。

そんな風に、いちいち息子の発言にイライラしていたのですが、息子の「~したくない」を冷静に分析してみると、実は親である私に対する文句ではなく、ただの「感想」であることが判明しました。

4歳の息子にとっては自分の言動をコントロールするのはなかなか難しいこと。「これを言ったら、相手はどう思うかな」なんてことは想像できず、自分が思ったことをそのまま口に出してしまっていました。

だから、ご飯のときに嫌いなおかずが出てきたら、「食べたくない」と思ったままに自分の感想を言っていたのです。「そんなことを言ったら、これを作ったママが悲しい気持ちになるかもしれない」なんてことは、みじんも考えていません。

それと同時に、「ただ食べたくないな」と思っただけで、「食べない!」とごねたわけでもありませんでした。

息子はただ自分の感じたことをそのまま話しただけなのに、私は「文句を言われた!責められた!」と感じていました。そして息子に正しいことを指示することによって、息子の言葉を非難し、反対に自分のプライドを守っていたのでした。

◆子供が「~したくない」と言ったら

じゃあ、子供が「~したくない」と言ったら、親としてどう返せばよかったのでしょうか?

それは、「子供の感想を、ただ受け止める」ということです。

「受け止める」というと、「子供がしたいことをさせる」という意味に聞こえますが、実はそれとは全然別物です。

こどもの感想に対して、親がいい、悪いの判断をして、どうすればいいか指示を与えるのではなく、ただ「そう思ったのね」と、子供の感じたことを受け止めるだけでいいのです。

子供は感想を言っただけなのですから、その後どう行動するかは、子供自身が考えて決めることなのです。

子供が「これ、食べたくない」と言ったら、「そっか、食べたくないんだ」と、子供が言ったことをただ受け止める。
親が、子供の言葉を否定したり、あれこれ指示したりしなければ、子供は自分でどうするか考えざるを得なくなります。

そうすると、「食べたくない」という気持ちの対応策を、子供から提案してくるかもしれません。「少し減らしてほしい」「ちょっと食べさせてほしい」「マヨネーズちょうだい」と、親にしてほしいことがあれば、それも自分で考えて言葉にすることができます。

この「子供の言葉をただ受け止める」という関わり方ができるようになると、親側も子供に責められていると感じることが少なくなり、イライラも減ってくるようになります。

また、「何かを判断する」という行動は、脳にとって負担が大きいもの。子育て中のママやパパは、ただでさえ判断することが多いのですから、子供のことは子供自身に考えさせて判断してもらいましょう。「子供にいつも正しいことを指示しなければ!」というのをやめるだけで、脳はとっても楽になります。そうすれば疲れも減って、イライラも減るかもしれません。

子供側も、今まで機関銃のように発射されていた「~しなさい」攻撃がなくなれば、ずいぶん気持ちが穏やかになってきます。むしろ今まで自分の代わりに判断してもらってきていた分、自分で考えて決めていかなくてはならないので、子供にとっては新たな試練かもしれません。

ときには判断ミスをして失敗することもあると思いますが、それも自分で考えて決めたこと。誰のせいにもできません。逆に、次はどうすればうまくいくかを考える、いいチャンスにもなるはずです。

親が子供の言葉に反応して、指示をするのをやめると、自分で考えて行動する習慣がついてきます。
時には、うまくできなくてイライラすることもありますが、そのときは経験やアイディアが豊かな大人として、「こうしてみたら?」と提案するといいかもしれません。

それでも、「うまくいかない!」と怒ったり暴れたりするなら、それも子供自身が乗り越えるべきこと。「イライラして怒っても、うまくいかない」という経験を積み重ねて、だんだんと行動をコントロールできるようになっていくのです。親が子供の代わりにイライラしてあげる必要はなありません。

◆言葉の使い方は教えてあげたい。

でも、いくら感想だと言っても、「~したくない」と言われ続けるのは嫌ですよね。それは時には相手を傷つける言葉にもなりかねません。

そんなときは、子供の感じたことを否定するのではなく、言葉の使い方を教えてあげてください。

せっかくママやパパが頑張ってつくったご飯を、簡単に「食べたくない」なんて言われたら嫌な気持ちになって当然です。子供にそう言われたら、ぜひママやパパが感じたことをそのまま教えてあげてください。
「あなたがそれを嫌いなのはいいのだけど、そんな風に言われたら悲しいな。あなたの体が元気になるように、いろんな栄養の入ったご飯を作ったんだよ」と。

そうすれば、子供は自分の言葉で大好きなママやパパを傷つけてしまったことに気付くことができます。
子供の気持ちを否定せず、こちらの気持ちを伝えることで、子供は気持ちをどんな言葉で表現すればいいか、考えるきっかけにもなるかもしれませんね。

◆まとめ

今回の記事では、子供の「~したくない」という感想をただ受け止めることで、子供自身がどうすればいいのか、考えるチャンスになる。ということをお伝えしました!

ついつい、子供の言葉を「文句」としてとらえてしまいがちですが、子供の気持ちと自分の気持ちを切り離して考えられるように意識していきたいと思います。

今日も一緒にがんばっていきましょう!


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