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夢に溶ける。

 夢か現か曖昧な視界。
 覚めて消えるのは現実も同じでしょう。

 現実と主観の連続性は客観が保証してくれるでしょうか。夢の世界の不連続性は、それが実在しないことの証明に十分でしょうか。

 最近、夢にも色々あることを実感するようになってきました。科学的に尤もらしく云われているような、記憶情報処理の副産物のときもあるでしょう。フロイトの立場をとって、無意識に抑圧された情報が形を変えて想起されているのだ、と解釈する人もあるでしょう。ただ、それだけで説明し得ないことが起こるのは実に興味深いことです。

 ある時には、現実と相違ない明晰夢をみることもあります。それは予知夢になることもあって、たかが夢とは無視できない一抹の恐怖を感じます。

 またある時には、一貫性のある夢世界に自分がアクセスしていることに気付きます。そこは集合的無意識と呼ぶのが相応しいような奇妙な世界で、我々の普段認知する四次元空間(x, y, zの三次元軸に時間軸tを加えた空間)とは異なる構成をしているように感じます。そこは個人的な空間ではなくて、位相のズレた現実にも思えるような、他者の意識を観測し得る空間であることに驚きます。実際に、この文章を読んでくださっている方の中にも、彼方で交流のあった人もいますね。

 突拍子もない話。
 空想でしょうか。妄想でしょうか。
 あることの証明も、ないことの証明も不可能。

 興味のある方は、どうぞお越しくださいませ。

 ただ、帰り道をお忘れなきよう。


 拙文に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。願わくは、貴方の観測する世界が、優しいものでありますように。




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