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フォーカシングの心得」という本を読んでいます。
元々のタイトルは"Discovering the Gift of Your Inner Wisdom: How I Teach Focusing"

この本でわたしが最も気に入っているのは、「こんにちはと言うだけ」という文章です。

フォーカシングとは、簡単に言うと、自分の内側の感じに問いかけながら検討していく方法です。

わたしたちは、内側で起きた考えや感情にたいして、話しかけたり、言い聞かせようとしたりもします。もちろん良かれと思ってしています。果たしてそれは適切なのでしょうか。

この著者はそのことについて、ひとつの提案をしています。

「こんにちは」と声をかけるだけ。というものです。

それがどうしたがっているのかを待つ感じかと思います。それがどうしたいのかを待ってみる。話すかもしれないし、話せないかも知れない。

そのとき、好きだとか、うけれ入れるかとは違って、どの方向性も無く、居るということを認めるということ。

そうして、内側のそれとの関係を築くこと。

それって、実際の人との関係もそうかもしれません。

これから3ヶ月同じメンバーで「からだの声を聞く」ことをテーマに遠く離れながらも共に過ごしてみる時間を始めます。

自分の内側と、そして共に居る人と、居ることを認め合い、どうしたいのかを確認し合い、過ごす時間をはじめていきます。

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