感動！広瀬めぐみさん、すごいなあ

先日、立ち飲みバーでワインを飲んでいた。
つけっぱなしのテレビから、広瀬めぐみ参議院議員（57歳）が、カナダ人の男性と不倫をしていた事実を認めたと、報道があった。
横にいた、僕よりも5歳年下の女性から、あなたも頑張りなさいと言われた。

広瀬さんは愛人と、渋谷のレストランから歌舞伎町のラブホテルに赤いベンツで移動して、翌朝、国会に直行したのだそうだ。
さすが国会議員、忙しそうだ。

生命力

僕は生命力の減退が著しいので、もう頑張れないと思う。
髭の伸びる速度もおそくなった。
欲というものが、なくなりつつある。

広瀬めぐみさんからはすごい生命力を感じる。
パワフルなのだ。元気ハツラツなのだ。みなぎる活力を感じる。
お相手は外国人アーティストだとか。ふつうに想像すれば、繊細で、それゆえ付き合うにはめんどうくさい方だと思う。
そういうひとと恋愛しようとする意志と、してしまえる能力！
脱帽である。
議員はお続けになられるそうだ。
さすがの生命力。

岩手のちから

広瀬めぐみさんは岩手の御出身である。
高校まで岩手で、大学は上智に行かれた。
寒い地方のひとたちは、強い生命力を持つようになるのかなあ。
それとも寒いからこそ、人肌を激しく求める、熱愛志向になるのかしら。
愛に燃えることができるって、素晴らしいことだと思う。うらやましい。

僕のように、広尾で生まれて代官山で育ったような、軟弱なシティボーイとは違う。
僕はミッション系の大学になんとなく進学したけど、まわりの女子は大抵、実家から通っていた。ああいうチャラチャラキラキラした雰囲気のなかで、岩手出身者は精神的に鍛えられたのではないかなあ。
「東京モンに負けてたまるか。ド根性だぜ」みたいな、肉食系の強さが育ったのではないかと思う。

地方に旅行に行くと、シャッター商店街ばかりで寂しくなるのだけれど、ほんとうは、実は、地方のひとは強いのではなかろうか。たくましいのではなかろうか。

広瀬めぐみさん、岩手県民の県民性は「粘り強さ」だそうですね。是非、故郷のためだけでなく日本のために、今後とも政治活動、粘り強く頑張って下さい。

政治家の仕事、女の業

ミッテラン仏大統領が、自分の娘ぐらいの年齢の女性と不倫して隠し子までいると、記者から追及されたとき、大統領は「それがどうかしましたかEt alors ?」と言った。

フランス国民はそんなミッテランを支持しつづけた。
政治家はちゃんと政治活動をしてくれれば、それでよい。政治家の私生活など知ったこっちゃない、というわけだ。
そういう考え方ができる国民が、政治的に成熟した国民だと思う。

フランスの現首相ガブリエル・アタルさん（34歳）は同性愛者だ。
Et alors ?

日本の参議院議員広瀬めぐみさん（57歳）は不倫した。
Et alors ?

おそらく広瀬めぐみさんはフェミニストなのだろう。
彼女のホームページを見ると、「女性の力を取り入れた社会の実現」を唱えておいでだ。
実際、平成24年には国連で「日本の女性の地位と状況」についてスピーチをしていらっしゃる。平成30年からは法務省で「女性と人権」という題目で講義をしていらっしゃる。
またホームページには「個人レベルでインターナショナルになること」の重要性が説かれている。彼女の偉いところは、自ら率先して実践し、文字通り日夜、奮闘していらっしゃるところだ。

そう言えば、僕のむかしの勤め先A短大のフェミニストの先生たちも、パワフルな方々だったっけ。御立派と、つくづく感服したものである。

広瀬めぐみさんのホームページを見ると、素直な方なのだなあということがよく分かる。
例えば「趣味は身体を動かすこと」。
さすがだ。

実際、彼女の率直さは、彼女の「座右の銘」からもわかる。
「何とかなる」「人生は誰にとっても一度きり」
「座右の銘」を書けと言われたら、男性の国会議員なら、漢詩とかを引用するのだろう。
しかし広瀬めぐみさんは、分かりやすい言葉を使う。まるで紫式部。

一度きりの人生だもの。一度きりの愛だもの。
「いのち短し、恋せよ乙女」。

そう、何とかなるよ。前向きにいこう。
"Que sera, sera
Whatever will be, will be
The future's not ours to see
Que sera, sera"
 

僕にはできない

それにしても政治家や芸能人を配偶者として持つひとたちも、すごいよね。
裏切られても、許しちゃうんだもん。
ビル・クリントンの不倫を、ヒラリー・クリントンは許した。
原田龍二さんの不倫を、奥さんは許した。
広瀬めぐみさんの不倫を、旦那さんは許した。

寛容の美徳？
真の愛？
右の頬を叩かれたら、左の頬を？

みなさん、すごいわ！
これも僕にはまねできない。
僕、器が小さいのかな。