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こどもには分からないCM

明日は、こどもの日。
でもこどもの日、敬老の日、体育の日、文化の日と、まるでソ連かよと思うのは、僕だけかな。聖徳太子の日とか、戊辰戦争終戦記念日とか作ったら面白いのに。

さて周知のごとく、育児はたいへんです。
楽しいことばかりではありません。
物質的苦労も精神的苦労も、なみのものではありません。
今回は子育てにちなんだCMを二本、ご紹介しましょう。

例えば次のCMでは、なによりもお父さんが頑張っています。


最後の字幕、「それでもまだ運転を楽しむことはできます」が効いています。

子供を持つことで、①持つ前に比べて不可能になることもあるけれど、②持つ前とかわらず可能なままのこと、そして③持ったおかげで新たに可能になることもあるわけで。
それらいずれをも考慮に入れましょうというメッセージが聞こえてきそうです。


ところで日本のこども家庭庁は「こどもがまんなかの社会」を謳っています。
しかし真の大人は「これ以上、自己中心的な連中が社会に蔓延してどうするんだよ!」と憂いていることでしょう。
「こどもの視点」とか「こどもの利益」とか、どうでもいいから、
こどもが大人の負担になりすぎないように、
社会や国家が、子育てに疲れた大人を支援するために何をするかが、むしろ大事なのでは。
社会や国家が、大人を支援しないなら、とりわけ軟弱者の男たちは自衛手段を行使するしかないでしょう。
次のCMみたいに。


頑張れ、頑張れ、いまの大人たち。明日、天気にしておくれ。


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