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共働き世帯が半数を超える中で、学級閉鎖は相当な負担…!

もう12月の半ば、本当に時間が過ぎるのはあっという間ですよねー。

今月に入って、仕事面では、来年度の販売計画策定や海外出張準備で色々とバタバタ、一方プライベートでは、子供の小学生のクラスがインフルエンザで学級閉鎖、奥さんも原因不明の風邪でダウン、加えて、自分もずーっと風邪っぽい症状が続いていた感じで、だいぶしんどかったですね。

体調が悪くなると、何事も健康が第一と心底思うようになりますよね。年末年始を気持ち良く迎えられるように、体調管理をこれからも気をつけていきたいと思いますー!

さて、今回、上述の通り子供のクラスが学級閉鎖になってしまった事に絡めて思ったことを書きたい思います。




〇学級閉鎖ってかなりの負担


下の子のクラス(小学1年生)なんですが、インフルエンザで丸3日間、学級閉鎖になりました。
今や共働き世帯が2/3以上を占めるこの時勢で、この3日間と言うのは、正直結構なハードル。

総務省統計局「労働力調査特別調査」、総務省統計局「労働力調査(詳細集計)」

子供が高学年であれば、ある程度ひとりで色々とやれるのですが、低学年の子を家にひとりで置いてくわけいはいかないので、どちらかの親が休む必要があります。
 
今回どういう対応して乗り切ったかというと、奥さんが会社を1.5日休暇を取ってくれて、私は半日休んだり、在宅勤務で途中で業務を中抜けさせてもらいながら、何とか3日間の対応を行いました。

これが、もしも2人ともフルタイムで出社し、リモートワークも出来ず、仕事の調整がつけられない場合、かなりのタスク。実家に預けるか、はたまた、民間の有料施設で見てもらう他ない状況。

学校のクラスの生徒の多くがインフルエンザなった場合、問答無用で学級閉鎖になることに若干というか、かなりの違和感を覚えます。

気になって調べて見たのですが、そもそも学級閉鎖の基準自体がかなり曖昧な規定なようです。

学校保健安全法という中において、以下の通りに定められていました。

「学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは、臨時に、学校の全部又は一部の休業を行うことができる」

予防上必要があるときって、どう判断しているの?とかなりツッコミどころ満載の内容ですが、どうやら、インフルエンザに感染した児童や生徒の数や状況は地域ごとに異なっていることから、具体的な基準は法令上定められておらず、それぞれの都道府県や地区町村で基準を設けて、それに従って対応しているようです。本当、曖昧~。

学級閉鎖は仕方がないとは思うんですが、じゃあオンラインで授業はやれないの?と、普通に思ってしまいます。ちなみに、私の子供が通っている小学校からは、オンライン授業については、今回の学級閉鎖では、全く案内がありませんでした。

3年前のコロナ禍全盛期の頃、子供が通っている公立の小学校においても、数ヶ月はオンライン授業をやっていたんですが、その事が完全にリセットされてしまっている状況です。

少なくともあの頃に出来てたことが、なぜ故、今はもう無いものとして扱われているのかが、不思議でありません…。

クラスが学級閉鎖になったとしても、今回、私の子供のようにインフルエンザに罹らずに家でも元気な子が一定するいるはずであり、生徒の健康が良好な場合、オンラインで授業をする、という選択肢が、なぜ完全に抜け落ちてしまっているのかと、疑問ばかり感じてしまいます。

ちょっと考えてみましたが、以下の要因が当てはまると思っています。

〇何事も等しく平等にという考え方の弊害




日本の公立小学校では、全ての生徒に対して等しく、平等に教育機会を与え、教育を行っていく、という方針からオンラインで授業を進めてしまったら、休んでいる子供達と差が生じてしまう事を、学校側は気にしているのではないでしょうか。

というか、オンラインで授業を進めた場合、いわゆるモンスターペアレンツ的な方達から、クレームを含めて何を言われるか分からないリスクを、学校側は怖れているのが、実態のような気がします。

すみません、私自身、日本の学校について、そんなに思い入れがある方ではなく、どうも考え方がドライになってしまいます
(思い出は、部活で汗水流して一緒に色んな経験を共有した仲間達ぐらいですのでw)。

村上春樹さんの著書「走ることについて語るときに僕の語ること」で言っていたように、

”学校で僕らが学ぶもっとも重要なことは、「もっとも重要なことは学校では学べない」という真理である。”

まさに、この感覚に近いものを持っています。


話しが脱線しましたが、学校としては、無難に学級閉鎖をすれば、生徒は等しく皆平等に休むことになるので、この点においては家庭から文句は言われるリスクは低いのはたしか。

当然、インフルエンザ等の場合、感染を抑えることが一番重要な課題であり、学級閉鎖という対応によって、食い止められると思います。

ただし、あくまでこの対応は、子供達と学校側しか見ていない考え方であり、共働きがここまで増えている現代の両親に対しては全く考慮されていない対応だと思っています。

普通に考えてみても、前日の夕方に紙とメールで、「現在、〇年〇組でインフルエンザが流行っていますので、明日から3日間学級閉鎖を行います。ついては家でお子さんを見てください。」といきなり言われても、「えっ?!」と普通はなるんじゃないでしょうか?

私には、とんでもない負担を家庭に押し付けているという感覚しか持てていません。

もし、ならないとすれば、昔、我々が子供だった頃の親世代の価値観を引きずったままできてしまっていると思います。

この学級閉鎖という考え方も、そもそもは、昭和の高度成長期時代に考えられた遺産であり、専業主婦の方達が主流だった昔であれば、家に居るのでまだ対応はできていたんだと思います(それでも、ひとりでお子さんを家で見たり、看病すること自体、大変なことではあるんですが…)。

やっぱりどう考えてみても、現代の共働き世代からすれば、おかしいやり方としか思えないです。


〇では、どうすれば良いのか?


まず、どう考えてみても、公立の小学校においても、学級閉鎖を行ったとしても、オンライン授業という選択肢を持つべきだと思います。というか、コロナ禍にやっていた実績があるんだし、先日の授業参加でも小学校1年生から、全員iPadを使って授業をずーとやっているんだから、できないはずはないんです。

インフルエンザの感染を防ぐのであれば、人と会わない環境を作るのは大切であり、そのために学級閉鎖を行う。これについては全くもって賛成です。

私が言いたいのは、その上で、もしオンライン授業を行った場合、休んでいる生徒やその親が、授業が先に進んでしまうことについて、不公平に感じるのであれば、例えば、授業を進めるのではなく、今までやった授業の復習をオンラインで行う時間に充てれば良いのではないでしょうか?

そうすれば、学級閉鎖中、少なくとも体調が良い子どもは、家にいても授業に取り組めることになり、たとえ、親が会社を休んだり、出社からリモートワークに切り替えたりしたとしても、日中の大半の時間、子供が授業に集中して取り組む時間を持つことができるようになります。これがかなり大事!

恐らく経験したこと人にしか分からないと思いますが、リモートワークをしながら、日中、幼稚園児や小学生低学年の子供を見ることは、結構というか、マジで本当に大変ですw 

コロナ禍が始まった2020年の時に、まさに私はそれを体験しました。仕事をしながら、日中、「暇、暇、何すれば良い?もうテレビ飽きた…」、「お腹空いた、何かない?」と、頻繁に子供達は声をかけてくれるのでw。
まぁ中々大変でしたね、本当 笑 (今だから言えること…汗)

私のように、共働きで小学生以下のお子さんがいる家庭では、たぶん同じように感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

せっかく、コロナという、いわば黒船的な外圧によって、これまで変えられなかった日本の学校教育や就業環境において、オンラインでやれるという実績を残せたのだから、これを使わない手はないと思います。

少なくとも、今回の学級閉鎖のように、今までの旧体質的なやり方を学校が続け、受ける方の親側も、それを当たり前のようにして認めてしまう社会であればある程、ますます現役世代にとって、子供を持つことに対して、負担に感じてしまうことばかりになってしまうと思います。

子供を持つひとりの親として、できることと言えば、今回や今までの経験を踏まえて、自分の意見を発信することが大事かなと。子供達の将来のためにも、日本の社会がより良くなるよう、小さいながらも自分にできることはやっていきたいと思います。

ではでは、今日も一日頑張っていきましょう~!




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